オンデマンド・ターゲットとのリモート・コントロール・セッションのプロパティーを作成および構成するには、ondemand.properties ファイルを編集します。
オンデマンド・ターゲットとのリモート・コントロール・セッション中に使用されるプロパティーを構成するには、
ondemand.properties ファイルを使用します。
- このファイルをサーバー UI から編集するには、をクリックします。
- このファイルは、手動で編集することもできます。このファイルは以下のディレクトリーにあります。
- Windows™ オペレーティング・システム:
- [installdir]\wlp\usr\servers\trcserver\apps\TRCAPP.ear\trc.war\WEB-INF\classes [installdir] は、Remote Control サーバーのインストール・ディレクトリーです。例えば、 C:\Program Files (x86)\BigFix\TRC\server\wlp\usr\servers\trcserver\apps\TRCAPP.ear\trc.war\WEB-INF\classes
- Linux™ オペレーティング・システム:
- [installdir]/wlp/usr/servers/trcserver/apps/TRCAPP.ear/trc.war/WEB-INF/classes [installdir] は、Remote Control サーバーのインストール・ディレクトリーです。例えば、 /opt/Bigfix/server/wlp/usr/servers/trcserver/apps/TRCAPP.ear/trc.war/WEB-INF/classes
- ファイルを編集したら、をクリックする必要があります。
ランディング・ページ URL をカスタマイズするプロパティー
ondemand.url プロパティーは、デフォルトで https://localhost/trc/ondemand/index.jsp?conncode=%c に設定されます。localhost をリモート・コントロール・サーバーのアドレスに置き換えます。リバース・プロキシーを使用するには、localhost/trc/ondemand を、リバース・プロキシーとして構成されているブローカーの完全修飾パブリック・ドメイン名に置き換えます。例えば、https://broker.example.com/index.jsp?conncode=%c です。リバース・プロキシーの構成について詳しくは、インターネット・ユーザーのオンデマンド・ターゲット・ポータルへのアクセスを参照してください。localhost を置き換えない場合、trc_broker.properties ファイルの ServerURL プロパティーに定義されている値が、コントローラーに表示される URL の作成に使用されます。%c 変数は、URL がコントローラー・ウィンドウに表示されるときにセッション接続コードに置き換えられます。デフォルト・ページでは、セッション接続コードの入力が必要です。
このプロパティーを、カスタマイズした独自の Web ページの URL に設定することもできます。
表 1. コントローラー・ユーザーに対する URL の表示方法。
| ondemand.url= |
ServerURL= |
URL の表示方法 |
| http://localhost/trc/ondemand/index.jsp |
https://rcserver.com/trc |
https://rcserver.com/trc/ondemand/index.jsp |
| https://mypage.com/trc/ondemand/index.jsp?conncode=%c |
https://mycompany.com/trc |
https://mypage.com/trc/ondemand/index.jsp?conncode=1234567 接続コードが 1234567 の場合 |
| https://broker.example.com/index.jsp?conncode=%c |
https://rcserver.com/trc |
https://broker.example.com/index.jsp?conncode=1234567 接続コードが 1234567 の場合 |
注: この例では、次の 3 つのホスト名があります。
- rcserver.com は、サーバーがブローカーから直接アクセスできる場合に使用される Remote Control サーバーのホスト名です。
- mycompany.com は、HTTP プロキシー経由で Remote Control サーバーにアクセスするために使用されるプロキシー・ホスト名です。
- broker.example.com は、Remote Control ブローカーのパブリック DNS です。
- mypage.com は、HTTP プロキシー経由で Remote Control ブローカーにアクセスするために仮想ホスト名として使用されるパブリック DNS です。
上記の 4 つのすべての組み合わせが表に示されているわけではありません。
ondemand.url=
| 変更可能フィールド |
ondemand.url |
| フィールドの説明 |
ターゲット・ソフトウェアをダウンロードして一時的にインストールするためのプロセスを開始する目的でターゲット・ユーザーがアクセスできるページの URL。 |
| 有効な値 |
ユーザー定義の URL。例えば、 https://broker.example.com/index.jsp?conncode=%c |
| 値の定義 |
デフォルト値は https://localhost/trc/ondemand/index.jsp?conncode=%c です。 |
オンデマンド・ターゲットのダウンロード方法および開始方法を決定するプロパティー
ondemand.enable.plugins=
| 変更可能フィールド |
ondemand.enable.plugins |
| フィールドの説明 |
オンデマンド・ターゲットのダウンロードおよび開始に、プラグイン (Firefox プラグイン、Internet Explorer Active X、または Java™ アプレット) 方式を使用するかどうかを決定します。オンデマンド・ターゲットを開始するために使用される方式について詳しくは、オンデマンド・ターゲットのインストール方式を参照してください。 |
| 有効な値 |
true または false |
| 値の定義 |
- true
- 使用しているブラウザーに応じて、オンデマンド・ターゲットのダウンロードおよび開始にプラグイン (Firefox プラグイン、Internet Explorer Active X、または Java™ アプレット) 方式が使用されます。
- false
- オンデマンド・ターゲットのダウンロードおよび開始にプラグイン (Firefox プラグイン、Internet Explorer Active X、または Java™ アプレット) 方式は使用されません。
|
ondemand.enable.executable=
| 変更可能フィールド |
ondemand.enable.executable |
| フィールドの説明 |
オンデマンド・ターゲットのダウンロードおよび開始に、スタンドアロン実行可能ファイルを使用するかどうかを決定します。さらに、オンデマンド・ターゲットの開始に失敗した場合に、実行可能ファイル方式を使用するためのフェイルオーバー・リンクを提供するかどうも決定します。このフェイルオーバー・リンクは、プラグイン (Firefox プラグイン、Internet Explorer Active X、または Java™ アプレット) 方式を使用している場合に提供されます。オンデマンド・ターゲットを開始するために使用される方式について詳しくは、オンデマンド・ターゲットのインストール方式を参照してください。 |
| 有効な値 |
true または false |
| 値の定義 |
- true
- ondemand.enable.plugins プロパティーが false に設定されている場合、オンデマンド・ターゲットのダウンロードおよび開始に実行可能ファイルが使用されます。
ondemand.enable.plugins プロパティーが true に設定されており、かつプラグインが検出されないか Java™ プラグインがインストールされていない、または使用可能になっていない場合、実行可能ファイル方式が使用されます。 プラグイン方式または Java アプレット方式を使用した場合にオンデマンド・ターゲットの開始が失敗した場合、実行可能ファイル方式を使用するためのフェイルオーバー・リンクが提供されます。
- false
- オンデマンド・ターゲットのダウンロードおよび開始に実行可能ファイルは使用されません。プラグイン方式または Java アプレット方式を使用した場合にオンデマンド・ターゲットの開始が失敗した場合、実行可能ファイル方式を使用するためのフェイルオーバー・リンクは提供されません。
|
ondemand.enable.jnlp=
| 変更可能フィールド |
ondemand.enable.jnlp |
| フィールドの説明 |
オンデマンド・ターゲットをダウンロードおよび開始するためのオプションとして Java Web Start 方式を提供するかどうかを決定します。さらに、プラグイン方式、Java アプレット方式、または実行可能ファイル方式を使用してオンデマンド・ターゲットの開始に失敗した場合に、Java Web Start 方式を使用するためのフェイルオーバー・リンクを提供するかどうかも決定します。オンデマンド・ターゲットを開始するために使用される方式について詳しくは、オンデマンド・ターゲットのインストール方式を参照してください。 |
| 有効な値 |
true または false |
| 値の定義 |
- true
- ondemand.enable.plugins および ondemand.enable.executable が false に設定されている場合、オンデマンド・ターゲットのダウンロードおよび開始に Java Web Start 方式が使用されます。
ondemand.enable.plugins または ondemand.enable.executable が true に設定されている場合、プラグイン方式、Java アプレット方式、または実行可能ファイル方式を使用してオンデマンド・ターゲットの開始に失敗した場合に、Java Web Start 方式を使用するためのフェイルオーバー・リンクが提供されます。
- false
- オンデマンド・ターゲットの開始に失敗した場合に、Java Web Start 方式を使用するためのフェイルオーバー・リンクは提供されません。
|
構成されている URL からアクセスされる Web ページにカスタム・フィールドを追加するためのプロパティー
ondemand.url プロパティーに定義されている URL からアクセスされる Web ページにカスタム・フィールドを追加するには、以下のプロパティーを使用します。デフォルトでは 4 個のカスタム・フィールドを使用できます。カスタム・フィールドをさらに追加するには、ondemand.properties ファイルを手動で編集します。 注: ファイルを手動で編集したら、画面に新しいツールを表示させるため、サーバー・サービスを再始動してください。
ondemand.custom.field.x.label=
| 変更可能フィールド |
ondemand.custom.field.x.label |
| フィールドの説明 |
オンデマンド・ターゲットとのセッションを開始するために使用されるデフォルトの Web ページで追加の入力フィールドに使用する表示名。x は 1 から 9 です。 このプロパティーの値を設定していない場合、フィールドは表示されません。例えば、次の構成例では、カスタムの Name フィールドが定義されますが、ondemand.custom.field.1.label が定義されていないため、インデックス 1 の定義は破棄されます。 ondemand.custom.field.0.label=Name ondemand.custom.field.1.required=true ondemand.custom.field.1.label.fr=Numéro de téléphone |
| 有効な値 |
ユーザー定義。例えば、以下のようにします。 ondemand.custom.field.1.label=NameWeb ページ・メニューに Name というテキストが表示されます。 |
| 値の定義 |
|
ondemand.custom.field.x.required=
| 変更可能フィールド |
ondemand.custom.field.x.required= |
| フィールドの説明 |
カスタム・フィールドが必須フィールドであるかどうかを決定します。 |
| 有効な値 |
True、False。 |
| 値の定義 |
- True
- ターゲット・ユーザーは、フィールドにデータを入力する必要があります。
- False
- ターゲット・ユーザーは、任意でフィールドにデータを入力できます。
|
ondemand.custom.field.x.label.locale=
| 変更可能フィールド |
ondemand.custom.field.x.label.locale |
| フィールドの説明 |
カスタム・フィールドのラベル名の翻訳。x は 1 から 9 です。 |
| 有効な値 |
ユーザー定義。例えば、以下のようにします。 ondemand.custom.field.1.label.fr=Numéro de téléphone |
| 値の定義 |
ブラウザーのロケールの翻訳が指定されていない場合は、ondemand.custom.field.x.label プロパティーの値が表示されます。 |
Lite Web Portal を構成するプロパティー
liteweb.portal.enable=
| 変更可能フィールド |
liteweb.portal.enable |
| フィールドの説明 |
これにより、「Lite Web Portal」機能が有効になります。「Lite Web Portal」に関連する OnDemand チャネルを介したすべてのアクセスを受け入れるか拒否するかを決定します。 |
| 有効な値 |
True、False。 |
| 値の定義 |
- True
- 「Lite Web Portal」に関連する OnDemand チャネルを介したすべてのアクセスが受け付けられます。
- False
- 「Lite Web Portal」に関連する OnDemand チャネルを介したすべてのアクセスが拒否され、無視されます。デフォルトは False です。
|
liteweb.portal.autodetect.url=
| 変更可能フィールド |
liteweb.portal.autodetect.url |
| フィールドの説明 |
「Lite Web Portal」は、要求を発信したブローカーを動的に解決することによって応答を作成します。 |
| 有効な値 |
True、False。 |
| 値の定義 |
- True
- ポータルを企業ネットワーク内と外部の両方から使用する場合は、True に設定します。デフォルトは True です。
- False
- false に設定すると、応答の作成に liteweb.portal.url が使用されます。
|
liteweb.portal.url=
| 変更可能フィールド |
liteweb.portal.url |
| フィールドの説明 |
https://hostname:port の形式のリバース・プロキシー・ブローカーの URL。 |
| 有効な値 |
https://hostname:port の形式のユーザー定義 URL。 |
| 値の定義 |
liteweb.portal.autodetect.url が False に設定されている場合にのみ使用されます。 |