ターゲットでのセッションの記録

「セッション記録を強制」ポリシーを「はい」に設定すると、リモート・コントロール・セッションは自動的に記録され、その記録はセッション終了時にサーバーにアップロードされます。この記録はコントローラーによってデフォルトで行われます。コラボレーション・セッション中に、セッション・ハンドオーバーが実行された場合、コントローラーにより実行された記録に完全なリモート・コントロール・セッションが含まれていない可能性があります。完全なセッション記録を保持できるようにするために、コントローラーではなくターゲットでセッションが記録されるようにサーバー・ポリシーを構成できます。また、記録が正常にサーバーにアップロードされた後で、記録をターゲット・システムに保存することもできます。ハンドオーバー機能について詳しくは、「BigFix® Remote Control コントローラー・ユーザーズ・ガイド」を参照してください。

対象システムへのセッションの記録 (Record the session in the target system)
「セッション記録を強制」ポリシーが「はい」に設定されている場合に、セッションの記録をコントローラーではなくターゲット・システムで行うかどうかを決定します。
対象システムにセッションの記録を保持 (Keep session recording in the target system)
ターゲットで実行され、Remote Control サーバーに正常にアップロードされたセッション記録のコピーを、ターゲット・システムにも保存するかどうかを決定します。

ポリシーについて詳しくは、サーバー・セッション・ポリシーを参照してください。

注: ターゲットは、サーバーにアクセスして記録をアップロードできない場合、その記録をキューに保持します。サーバーへの接続が後で試行されます。成功した場合、記録に対応するセッション ID のリストがサーバーに送信されます。サーバーは、各 ID をセッション履歴と照合して検査し、特定の ID についてセッション履歴が見つからない場合には、この問題をターゲットにレポートします。「ターゲットで記録を保持」が「いいえ」に設定されている場合、ターゲットは記録を削除します。このプロパティーが「はい」に設定されている場合、ターゲットはキューから記録を削除しますが、その記録はターゲットのディスクで保持されます。サーバーが ID を検出できない原因として以下のシナリオが考えられます。
  • BigFix® Remote Control サーバー が前のバックアップからリストアされたか、またはサーバーがクリーン・データベースを使用して再インストールされ、セッション ID のレコードがそのデータベースに存在していない。
  • ターゲットが別のサーバーに接続するように構成されている。例えば、ターゲットがかつて Server1 を指していて現在は Server2 にリダイレクトされているが、このサーバーに記録と一致するセッション ID がない、などが考えられます。