インターネット・ユーザーのオンデマンド・ターゲット・ポータルへのアクセス
イントラネット内の Remote Control サーバー上にあるオンデマンド・ポータルへのアクセスをインターネット・ユーザーに提供するように、DMZ のリバース・プロキシーを構成できます。リバース・プロキシーはオンデマンド・ポータルへのアクセスのみを許可し、Remote Control サーバーの他のセクションへのアクセスを許可してはなりません。
Remote Control は、展開および構成を容易にする統合リバース・プロキシーを提供します。Remote Control ブローカー・コンポーネントには、制限付きのプロキシー機能があります。統合リバース・プロキシーでは、Remote Control コンポーネントのみを使用してブローカー環境を展開できます。サード・パーティー・コンポーネントは必要ありません。リバース・プロキシーは、HTTP と HTTPS の両方をサポートし、HTTP と HTTPS の組み合わせもサポートします。例えば、HTTP プロトコルを使用してブローカー URL を構成し、HTTPS を使用してブローカー・プロパティー・ファイル内のサーバー URL を構成できます。ターゲット・ユーザーは、ブローカーのホスト名を含む HTTP オンデマンド URL を入力します。リバース・プロキシーはこの要求を受け入れ、定義済みの HTTPS サーバー URL を使用して、サーバーからオンデマンド・ポータル・ページを取得します。プロキシーは、オンデマンド・ポータルにアクセスする目的でのみ使用でき、汎用リバース・プロキシーとして構成することはできません。プロキシーは、スケーラビリティーに対応するように設計されていません。非常に高い使用率が見込まれる展開の場合は、既製のリバース HTTP プロキシーを使用できます。また、独自のインターネット Web サイトでカスタム・オンデマンド・ポータルをホストすることもできます。
- ブローカーは HTTP 1.0 および 1.1 のみをサポートします。他のバージョンの HTTP 要求では、「HTTP 505 サポートされていないバージョン」エラーになります。
- リバース・プロキシーを汎用リバース・プロキシー・サーバーとして使用することはできません。
- リバース・プロキシーを使用して、Remote Control サーバーのその他の部分をインターネットに公開することはできません。例えば、ターゲットによる登録またはユーザーによるログインを許可するようにリバース・プロキシーを構成することはできません。