リモート・コントロール・セッションの開始前にターゲットを登録する
ターゲットがインターネット上またはサード・パーティーのネットワーク上に存在しているために Remote Control サーバーに直接登録できない場合、サーバー・プロパティーを構成することにより、ターゲットをサーバーに登録することができます。ターゲットが登録されたら、ブローカーを使用して、ターゲットとのリモート・コントロール・セッションを開始することができます。
また、ターゲット・プロパティーを構成することで、ターゲットがサーバーに登録するときに、そのターゲットを特定ターゲット・グループに割り当てることもできます。
サーバー・プロパティー
サーバー・プロパティーの rc.create.assets.from.brokers を使用すると、リモート・コントロール・セッションの開始時にターゲット・ユーザーが接続コードを入力したときに、ターゲットをリモート・コントロール・サーバーに登録できるようにするかどうかを指定することができます。ブローカーを使用したリモート・コントロール・セッションの開始について詳しくは、BigFix® Remote Control コントローラー・ユーザーズ・ガイドを参照してください。rc.create.assets.from.brokers プロパティーは、trc.properties ファイルで定義されており、デフォルトでは true に設定されています。trc.properties ファイルの詳細については、trc.properties を参照してください。- rc.create.assets.from.brokers
- 真
- ブローカーのリモート・コントロール・セッションの開始時に、ターゲットをサーバーに登録することができます。登録されたターゲットは、デフォルトで DefaultTargetGroup に割り当てられます。
- 偽
- ターゲットをサーバーに登録することはできません。
ターゲット・プロパティー
ターゲットをサーバーに登録できるようにするには、以下のターゲット・プロパティーの値を設定する必要があります。- Managed = Yes
- ServerURL: ターゲットの登録先となるサーバーのホスト名または IP アドレス。
- BrokerList: ターゲットの接続先となるブローカーのホスト名または IP アドレスと、そのブローカーのポートのリスト。hostname1:port,hostname2:port,hostname3:port 形式で示します。
注: ターゲットのプロパティー値を変更した場合は、ターゲット・サービスを再始動して新しい値を有効にする必要があります。
ターゲットの登録時にターゲットをターゲット・グループに割り当てる
ターゲット登録時、以下の 2 つの方法で DefaultTargetGroup 以外のターゲット・グループにそのターゲットを割り当てることができます。- ターゲット・グループ・オーバーライド・オプションを使用する。
- allow.target.group.override プロパティーを true に設定すると、ターゲットは、DefaultTargetGroup ではなく、GroupLabel ターゲット・プロパティーにリストされているグループに割り当てられます。
- trc.properties ファイルを編集し、allow.target.group.override = true を設定します。
- ファイルを保存します。
- ターゲット・プロパティーを編集し、GroupLabel をターゲット・グループのリストに設定します。 注: これらのグループは、事前にサーバーで定義しておく必要があります。
- ターゲット・メンバーシップ・ルールを使用する。
- 「ターゲット・メンバーシップ・ルール」機能を使用して、ターゲットのマッチングを行うルールを作成し、それらのターゲットを特定のターゲット・グループに割り当てます。
以下の理由により、リモート・コントロール・セッションを開始できない場合があります。
- ターゲットがどのグループにも割り当てられていない。
- グループ割り当ての構成が正しくない。
- コントローラー・ユーザーによるターゲットへのアクセスが許可されていないグループにターゲットが割り当てられている。