ユーザー確認ウィンドウの構成

このタスクについて

リモート・コントロール・セッションでユーザー確認が有効になっている場合は、セッションが要求されると、確認ウィンドウがターゲット・システムに表示されます。ターゲット・ユーザーはこのウィンドウを使用して、セッションを受け入れるか、拒否することができます。このウィンドウには、製品に用意されている標準テキストが表示されます。「セッション・ダイアログの構成」機能を使用してこのテキストを構成し、ユーザー確認ウィンドウの内容を独自の要件に合わせて変更することもできます。必要に応じて、特定アイコンを表示すること、デフォルト・ロケールを設定し、選択したロケールに関する特定カスタマイズを作成してウィンドウ・タイトルを変更すること、およびカスタマイズしたテキストを表示することができます。「ターゲット・セッション受け入れダイアログの構成」ユーティリティーにリストされるロケールごとに、翻訳された標準テキスト・メッセージ・セットが用意されています。ただし、カスタマイズされたロケールを作成した場合に表示されるテキストは、以下の表に示すように、定義されているテキストのタイプにより決定されます。
1. ユーザー確認ウィンドウに表示されるテキストの決定
ターゲット・ロケール - カスタマイズされたテキストが定義済み デフォルト・ロケール - カスタマイズされたテキストが定義済み ターゲット・ロケール - 標準テキストが定義済み 結果として表示されるテキスト
ターゲット・ロケール - カスタマイズされたテキスト
デフォルト・ロケール - カスタマイズされたテキスト
ターゲット・ロケール - 標準テキスト
標準米国英語
注: このプロセスは、カスタマイズ可能な各テキスト・オプション (「タイトル」「段落 1」、および「段落 2」) に個別に適用されます。カスタム・テキストと標準テキストの両方を表示することが可能です。例えば、カスタマイズするロケールを選択し、「段落 1」および「段落 2」にカスタマイズされたテキストを入力して、ウィンドウ・タイトルのフィールドをブランクのままにします。このロケールで構成されるターゲットの確認ウィンドウでは、標準のウィンドウ・タイトルとカスタマイズされた「段落 1」および「段落 2」のテキストが表示されます。

セッション・ダイアログを構成するには、以下のステップを実行します。

手順

  1. 「アドミニストレーター」 > 「セッション・ダイアログの構成」を選択します。
  2. 「ターゲット・セッション受け入れダイアログの構成」ウィンドウで、必須情報を入力します。

    全般

    既存のアイコンの選択
    確認ウィンドウで表示されるアイコンを選択します。選択したアイコンは、右側にプレビューされます。「ファイルのインポート」機能を使用して、独自のアイコン・ファイルをアップロードできます。詳しくは、『ユーザー確認ウィンドウ・アイコンのアップロード』を参照してください。
    モード選択の非表示
    このオプションは、ユーザー確認ウィンドウでセッション・モード・ボタンを非表示にする場合に選択します。このオプションを選択しない場合、ユーザー確認ウィンドウにセッション・モード・ボタンが表示されます。選択されていない状態がデフォルト値です。
    デフォルト・ロケール
    必要なデフォルト・ロケールを選択します。デフォルト・ロケールは、ターゲット・システムの現在のロケールで翻訳が使用可能でない場合に表示される言語を示します。例えば、ターゲットがフランス語用に構成されていて、カスタマイズしたフランス語の翻訳が使用可能でなく、英語がデフォルト・ロケールとして選択されている場合には、英語テキストが表示されます。デフォルト・ロケールを設定しない場合は、「デフォルト・ロケールなし」を選択します。
    カスタマイズ (Customisations)
    作成および保存された、カスタマイズしたロケールの数が表示されます。
    ロケールのカスタマイズ (Locale Customisation)
    複数のカスタマイズを作成できます。ロケールを選択し、必須値を入力して「保存」をクリックします。
    Locale
    カスタマイズしたオプションを設定するロケールを選択します。
    カスタマイズのロード
    「カスタマイズのロード」オプションを使用して、既に保存されたテキストをフィールドに設定したり、フィールドをクリアしたりします。必要なオプションを選択します。

    組み込みテキストのロード

    このオプションは、標準テキストをフィールドに入力する場合に選択します。テキストを編集することもできます。
    注: フィールドに標準テキストを取り込んで「保存」をクリックすると、そのテキストが選択したロケールのカスタマイズ・テキストになります。

    デフォルトのカスタマイズのロード

    デフォルト・ロケール用に保存されたカスタマイズしたテキストをフィールドに入力する場合にこのオプションを選択します。テキストを編集することもできます。

    カスタマイズ可能フィールドをクリア

    フィールドをクリアするにはこのオプションを選択します。

    タイトル
    確認ウィンドウのタイトルに表示するカスタマイズされたテキストを入力します。
    段落 1
    確認ウィンドウの第 1 パラグラフに表示される、カスタマイズしたテキストを入力します。

    通常、このパラグラフには、必要な法律文が含まれます。

    段落 2
    確認ウィンドウの第 2 パラグラフに表示される、カスタマイズしたテキストを入力します。

    通常、このパラグラフには、必要な追加のヘルプ・テキストが含まれます。

  3. 「保存」をクリックします。「閉じる」をクリックして、「ターゲット・セッション受け入れダイアログの構成」ウィンドウを終了します。
    注:
    • カスタマイズ・プロセス中に別のロケールを選択した場合は、以下のオプションがあります。
      保存
      クリックすると、現在のロケールのオプションが保存されます。
      保存しない
      クリックすると、テキスト・フィールドがクリアされて、新しく選択したロケールが使用可能なままになります。
      キャンセル
      クリックすると、以前のロケールを選択したままの状態で、「ターゲット・セッション受け入れダイアログの構成」ウィンドウに戻ります。
    • 「タイトル」「段落 1」、または「段落 2」の各フィールドをブランクのままにすると、そのオプションに対してカスタマイズしたテキストは保存されません。

タスクの結果

カスタマイズされたオプションを作成して保存した後、ユーザー確認が有効になっているリモート・コントロール・セッションが要求されると、ユーザー確認ウィンドウがターゲット上に表示されます。このウィンドウには、ターゲット・コンピューターのロケールに対して構成および保存されたカスタマイズされたテキストまたは標準テキストが表示されます。