複数のブローカーのサポート

ブローカーが他のブローカーからの接続を受け入れられるようにするために、trc_broker.properties ファイルを使用して、ブローカー接続を定義および構成できます。

このタスクについて

環境内に複数のブローカーが定義されている場合、ブローカー・コントロール接続を構成し、接続パラメーターごとに接頭部を定義して、接続ごとに必要なすべての設定をブローカーが検出できるようにする必要があります。ブローカー接続は、互いに接続するブローカー間で構成する必要があります。ブローカーはコントロール接続のネットワークを使用して、ターゲットからの接続を持つブローカーを判別します。ターゲットが見つかったら、コントローラーはターゲットと同じブローカーに再接続されます。trc_broker.properties ファイルを構成するとき、任意のブローカー接続を構成します。
注:
  1. 接頭部として # または ! を使用しないでください。これらは、プロパティー・ファイルでコメント用に予約されています。
  2. 接頭部にスペースを含める場合、\ を使用してスペースをエスケープする必要があります。 for example : my connection.ConnectionType should be defined as my\connection.ConnectionType
ブローカー接続を構成するには、以下のステップを実行します。

手順

  1. 別のブローカーに接続するブローカーの trc_broker.properties ファイル内で、以下のパラメーターを構成します。
    ConnectionType
    接続のタイプを定義します。ブローカー For example: my\connection.ConnectionType=Broker に設定する必要があります。
    DestinationAddress
    接続が実行される対象のブローカーのホスト名を定義します。このアドレスを持つブローカーは、インバウンド接続を受け入れるよう構成する必要があります。このパラメーターは必須です。 For example: my\connection.DestinationAddress=mybroker.ibm.com
    注: この接続の対象であるブローカーの構成ファイル内にある AllowBrokers パラメーターを設定します。このパラメーターを設定して、他のブローカーがこのブローカーに接続できるようにします。詳しくは、『エンドポイントに対するブローカーへの接続の許可』を参照してください。
    DestinationPort
    接続先ブローカーの TCP ポートを定義します。このパラメーターは必須です。
    PublicBrokerURL
    現在構成中のブローカーのパブリック・アドレスおよびポートを判別します。複数のブローカーが構成されていて、ターゲットがこのブローカーに接続し、コントローラーが別のブローカーに接続する場合、このプロパティーは、このブローカーを識別することで、コントローラーがこのブローカーに接続した後、ターゲットに正しく到達できるようにするために使用されます。このプロパティーは hostname:port のように設定する必要があり、hostname はこのブローカー・マシンのホスト名で、port はこのブローカーが接続を listen するポートです。デフォルト値は <blank.> です。
    注: ここで使用されるホスト名は、Remote Control サーバーにブローカーを登録するときに使用するホスト名と同じである必要があります。
  2. ファイルを保存します。

次のタスク

ブローカー構成を作成した後、ブローカーを Remote Control データベースに登録することにより、インターネット経由のリモート・コントロール接続を支援するために使用されます。詳しくは、『サーバーへのブローカーの登録』を参照してください。