メンバーシップ・ルールを適用する時期の定義
ターゲットのグループ・メンバーシップを決定するルールを作成する場合、ターゲットがサーバーに登録できるようにする前に、trc.properties ファイルのプロパティーを構成する必要があります。これにより、グループ・メンバーシップが正しく割り当てられるようにします。登録時にのみターゲットをグループに割り当てるか、または定義されているルールに基づいてターゲット・メンバーシップを完全に管理するようにプロパティーを構成できます。ターゲット・メンバーシップ・ルールを適用する時期を決定するには、以下のプロパティーを構成します。
- rc.tmr.at.registration
- 新規ターゲットが初めて Remote Control サーバーに接続するときに新規ターゲットにターゲット・メンバーシップ・ルールを適用するかどうかを決定します。デフォルト値は Yes です。
- はい
- ターゲットが初めてサーバーに接続するときに、そのコンピューター名と IP アドレスが、定義されているルールに照らし合わせて検査されます。一致が検出されると、ルールに関連付けられているターゲット・グループに、そのターゲットが割り当てられます。
- いいえ
- 新規ターゲットが初めてサーバーに接続するときに、そのコンピューター名と IP アドレスが、定義されているルールに照らし合わせて検査されることはありません。ターゲットがサーバーに登録された後に、手動でターゲットをグループに割り当てることができます。
- rc.tmr.at.every.callhome
- ターゲットが Remote Control サーバーに接続するたびにターゲット・メンバーシップ・ルールを適用するかどうかを決定します。デフォルト値は No です。
- はい
- ターゲットがサーバーに接続するたびに、そのコンピューター名と IP アドレスが、定義されているルールに照らし合わせて検査されます。一致が検出されると、ルールに関連付けられているターゲット・グループに、そのターゲットが割り当てられます。ターゲットがサーバーに接続するたびにターゲットのグループ・メンバーシップが再計算され、前回ターゲットがサーバーに接続した時点以降にターゲット・ルールに行われた変更が反映されます。
- いいえ
- ターゲットがサーバーに接続するたびに、そのコンピューター名と IP アドレスが、定義されているルールに照らし合わせて検査されることはありません。
- rc.tmr.at.triggered.callhomes
- ターゲットがオンラインになる場合、またはコンピューター名または IP アドレスの変更に伴ってターゲットが Remote Control サーバーに接続するたびに、ターゲット・メンバーシップ・ルールを適用するかどうかを決定します。デフォルト値は Yes です。
- はい
- ターゲットがオンラインになるたびに、または構成の変更に伴ってターゲットがサーバーに接続するたびに、そのコンピューター名と IP アドレスが、定義されているルールに照らし合わせて検査されます。一致が検出されると、ルールに関連付けられているターゲット・グループに、そのターゲットが割り当てられます。
- いいえ
- ターゲットがオンラインになる場合、または構成の変更に伴ってターゲットがサーバーに接続するたびに、そのコンピューター名と IP アドレスが、定義されているルールに照らし合わせて検査されることはありません。
- rc.tmr.at.rules.change
- ルールの追加、削除、または変更による影響を受けるターゲットで、ターゲット・グループ・メンバーシップを即時に再計算するかどうかを決定します。このプロパティーが有効な場合、ルールを使用してグループ・メンバーシップが割り当てられているターゲットでは、ルールの変更を反映するために、グループ・メンバーシップが再計算されます。デフォルト値は Yes です。
- はい
- ルールを追加、削除、または変更するたびに、ルールを使用してグループ・メンバーシップが割り当てられているすべてのターゲットで、ターゲット・グループ・メンバーシップが再計算されます。変更されたルールにコンピューター名または IP アドレスが一致するすべてのターゲットのグループ・メンバーシップが変更され、ルールの変更が反映されます。
例:
rule1 は、コンピューター名が test% で始まるターゲットをターゲット・グループ testtargets に割り当てます。ターゲット test1 がサーバーに接続し、ターゲット・グループ testtargets に割り当てられます。rule1 を編集し、コンピューター名の条件を、admin% で始まる名前に変更します。ターゲット test1 のグループ・メンバーシップが再計算されます。新しい条件を満たさないため、ターゲットは testtargets のメンバーではなくなります。コンピューターの先頭が admin ではありません。
- いいえ
- ルールの追加、削除、または変更は、ルールを使用してグループ・メンバーシップが割り当てられているターゲットのターゲット・グループ・メンバーシップには影響しません。 注: 次回これらのターゲットのいずれかがサーバーに接続するときに、ターゲットのグループ・メンバーシップが再計算されるのは、rc.tmr.at.every.callhome = Yes または rc.tmr.at.triggered.callhomes =Yes が指定されており、かつ以下の条件を満たしている場合です。
- ターゲットのコンピューター名または IP アドレスが、新しいルールを満たしている。
- ターゲットに、削除されたルールが適用されている。
- ターゲットが、更新後のルールを満たしていない。
注: ターゲット・グループに手動で割り当てられたターゲットのグループ・メンバーシップは、ターゲット・ルールによって変更されません。
For example :
If an administrator assigns target1 to target group T1 by using
the Manage Group Membership function, it remains a member of
T1 until it is manually removed from the target group or until
the group is deleted.