サーバーのアップグレード後にプロトコルを構成する

サーバー・インストーラー・プログラムを使用して にアップグレードする際に、既存のプロパティーを保存することを選択し、プロトコルの選択を変更した場合は、アップグレード後にプロパティーを構成する必要があります。

注: V9.1.3 から、デフォルトで HTTPS が有効になります。アップグレード時に、既存のプロパティーを保存することを選択せず、「ターゲットで強制的に HTTPS を使用」オプションをクリアした場合は、アップグレード後にプロパティーを構成する必要があります。詳しくは、『HTTP アクセスを有効にする』を参照してください。

HTTPS から HTTP への変更

ここでは、アップグレード前のサーバーのインストール済み環境が HTTPS を使用するように構成されていて、アップグレード時に「ターゲットで強制的に HTTPS を使用」オプションをクリアした場合の手順について説明します。この場合に HTTP 経由でサーバーにアクセスしてログオンするには、アップグレード後に以下の手順を実行する必要もあります。

  1. trc.properties ファイルを編集して enforce.secure.alllogonfalse に設定します。
  2. 次のファイルを編集します。[INSTALLDIR] は、Remote Control サーバーのインストール・ディレクトリーです。
    Windows システム
    [INSTALLDIR]\wlp\usr\server\trcserver\cookie.xml
    Linux システム
    [INSTALLDIR]/wlp/usr/server/trcserver/cookie.xml
  3. <httpSession cookieSecure="false"/> を設定してファイルを保存します。
  4. サーバー・サービスを再起動します。

HTTP から HTTPS への変更

ここでは、アップグレード前のサーバーのインストール済み環境が HTTP を使用するように構成されていて、アップグレード時に「ターゲットで強制的に HTTPS を使用 (Force targets to use HTTPS)」オプションを選択した場合の手順について説明します。この場合に HTTPS 経由でサーバーにアクセスしてログオンするには、アップグレード後に以下の手順を実行する必要もあります。

  1. trc.properties ファイルを編集して、enforce.secure.web.accessenforce.secure.weblogonenforce.secure.alllogontrue に設定します。
  2. 次のファイルを編集します。[INSTALLDIR] は、Remote Control サーバーのインストール・ディレクトリーです。
    Windows システム
    [INSTALLDIR]\wlp\usr\server\trcserver\cookie.xml
    Linux システム
    [INSTALLDIR]/wlp/usr/server/trcserver/cookie.xml
  3. <httpSession cookieSecure="true"/> を設定してファイルを保存します。
  4. サーバー・サービスを再起動します。