ブローカー・コラボレーション・セッションのハンドオーバー
ブローカーを使用するコラボレーション・セッションのマスター・コントローラーは、セッションの完全な制御を別の承認者に渡すことができます。
このタスクについて
コラボレーション・セッション中に「ハンドオーバー」機能を使用して、セッションの完全な制御をセッション内の他のいずれかの承認者に渡します。その承認者がマスター・コントローラーになり、セッションを終了せずにそのままに維持することができます。この機能が使用できるかどうかは、サーバー・ポリシーの「セッション・ハンドオーバーを許可」の値によって決まります。
- 「はい」に設定
- コラボレーション制御パネルに「ハンドオーバー」ボタンが表示されます。
- 「いいえ」に設定
- コラボレーション制御パネルに「ハンドオーバー」ボタンは表示されません。
コラボレーション・セッションのコントロールを新しいマスター・コントローラーに渡すには、以下の手順を実行します。
手順
- コラボレーション制御パネルの承認者リストで目的のコントローラーを選択します。
- 「ハンドオーバー」をクリックします。ハンドオーバー要求の結果は、「コラボレーション要求に対するユーザー確認を有効にする」サーバー・ポリシーに設定された値によって決まります。セッションでこのポリシーが「はい」に設定されている場合、ターゲット・ユーザーは、制御のハンドオーバー要求を受け入れるかまたは拒否するかを尋ねられます。ターゲット・ユーザーが要求を受け入れると、選択されたコントローラーにセッションの完全な制御が渡されます。ターゲット・ユーザーが拒否した場合、または時間内に応答しなかった場合は、拒否のメッセージが、要求者の画面と選択されたコントローラーの画面に表示されます。要求者がセッションのマスター・コントローラーのままとなります。「OK」をクリックします。注: ターゲット・ユーザーが時間内に応答せず、「受け入れタイムアウト時のアクション」サーバー・ポリシーが PROCEED に設定されている場合、制御は新しいマスター・コントローラーに渡されます。
「コラボレーション要求に対するユーザー確認を有効にする」が「いいえ」に設定されている場合、ターゲット・ユーザーによるユーザー確認は必要なく、セッションの完全な制御が新しいマスター・コントローラーに渡されます。
タスクの結果
セッションが新しいマスター・コントローラーにハンドオーバーされた場合、コラボレーション制御パネルが新しいマスター・コントローラーのシステム上に開きます。コラボレーション制御パネルに承認者のリストが表示されます。元のマスター・コントローラーはセッションの入力を制御できなくなります。新しいマスター・コントローラーの IP アドレスが、元のマスター・コントローラーのセッション・ウィンドウのウィンドウ・タイトルに表示されます。
新しいマスター・コントローラーのセッション・ウィンドウのウィンドウ・タイトルに、ターゲットの IP アドレスが表示されます。
注: セッションのポリシーは、セッションが開始されたときのままになります。コントローラー・ユーザーが変更されても、ポリシーは変更されません。セッションに設定された初期ポリシーは、どのユーザーがマスター・コントローラーになるかに関係なく、コラボレーション・セッション全体を通して有効になります。