未登録ターゲットのセッション・ポリシー

未登録ターゲットに使用できるセッション・ポリシーのセットは、2 つのセクションに分けられます。コア・ポリシーは、セッション中のリモート・サポート・アクションに対応します。拡張ポリシーは、セッション中のセッション管理アクションに対応します。コア・ポリシーは常時、「未登録ターゲットに対する許可の設定」画面に表示されています。拡張ポリシーの値を設定するには、「その他の許可」セクションの「表示」をクリックします。

コア・ポリシー

セッション・ポリシーの設定の詳細については、未登録ターゲットに対するセッション許可の設定を参照してください。
ポリシー・リストの定義
セキュリティー・ポリシー
再起動
再起動要求をターゲット・コンピューターに送信して、リモート側でリブートできるようにします。セッション開始パネルでセッション・モード・オプションとして「リブート」を使用可能にするかどうかを決定します。
「はい」に設定
セッション開始パネルにオプションとして「リブート」が表示されます。
「いいえ」に設定
セッション開始パネルにオプションとして「リブート」が表示されません。
複数のコントローラーを許可
コラボレーションを有効にして、複数のコントローラーがセッションに参加できるようにします。コントローラー・ウィンドウでコラボレーション・オプションを使用可能にするかどうかを決定します。参加者が複数存在するコラボレーション・セッションについて詳しくは、「BigFix® Remote Control コントローラー・ユーザーズ・ガイド」を参照してください。
「はい」に設定
コントローラー・ウィンドウで、コラボレーション・アイコンが使用できます。
「いいえ」に設定
コントローラー・ウィンドウでコラボレーション・アイコンが使用可能になりません。
「ローカル記録機能の許可」
制御しているシステムでセッションのローカル記録を作成して保存できるようにします。コントローラー・ウィンドウで記録アイコンを使用可能にするかどうかを決定します。セッションの記録について詳しくは、「BigFix® Remote Control コントローラー・ユーザーズ・ガイド」を参照してください。
「はい」に設定
コントローラー・ウィンドウで記録アイコンが使用可能になります。
「いいえ」に設定
コントローラー・ウィンドウで記録アイコンが使用可能になりません。
表示中のセッションの通知を使用可能にする
リモート・コントロール・セッションが進行中であることを示す半透明のオーバーレイをターゲット・コンピューターに表示するかどうかを決定します。これは、プライバシーが懸念される場合に使用する必要があります。これによってターゲット・ユーザーは、第三者がリモート側で自分のコンピューターを表示または制御しているときに明確に通知されるようになります。

「はい」に設定

ターゲット画面に半透明のオーバーレイが、Remote Control「」というテキストとともに表示されます。また、進行中のリモート・コントロール・セッションのタイプも表示されます。このオーバーレイはキーボードまたはマウスのアクションを妨害するものではないため、ユーザーは画面の操作を続行できます。

「いいえ」に設定

ターゲット・コンピューターにオーバーレイは表示されません。

注: このポリシーは、Windows オペレーティング・システムがインストールされているターゲットでのみサポートされます。
一定時間操作がなかったことによるタイムアウト
セッション・アクティビティーがない場合に、接続の終了まで待機する秒数。タイマーを無効にして、セッションが自動的に終了しないようにするには、この値を 0 に設定します。最小タイムアウト値は 60 秒です。1 から 59 までの値を設定した場合、セッションは 60 秒間アクティビティーがないとタイムアウトになります。
注: 非アクティブ・タイムアウトの値は、「アクティブ」セッション・モードにのみ適用されます。他のセッション・モードの使用時には、セッションは自動的に終了しません。
デフォルト値は 0 です。
監査ポリシー
セッション記録を強制
すべてのセッションが記録され、セッションの記録がサーバーにアップロードされて保存されます。
「はい」に設定
セッションの記録は、セッション終了時にサーバーに保存されます。セッション詳細パネルで、記録を再生するためのリンクを使用することもできます。
「いいえ」に設定
記録は保管されないため、セッション詳細パネルのリンクも使用できません。
セッション監査を強制
監査可能イベントのログが自動的にサーバーに保管されます。セッション詳細パネルにこれらのイベントを表示するかどうかを決定します。
「はい」に設定
セッション中に発生したコントローラー・イベントおよびターゲット・イベントが、セッション詳細パネルに表示されます。
「いいえ」に設定
コントローラー・イベントおよびターゲット・イベントは、セッション詳細パネルに表示されません。
コントロール・ポリシー
システム情報におけるユーザーの受け入れを使用可能にする
コントローラー・ユーザーがターゲット・システム情報の表示を選択したときに、ターゲット・コンピューターでユーザー確認ウィンドウを表示するために、このポリシーを使用します。
「はい」に設定
コントローラー・ユーザーがコントローラー・ウィンドウのシステム情報アイコンをクリックすると、ユーザー確認ウィンドウが表示されます。ターゲット・ユーザーは、ターゲット・システム情報の表示要求を受け入れるか、拒否する必要があります。ターゲット・ユーザーが「受け入れ」をクリックすると、コントローラー・システムでターゲット・システム情報が別のウィンドウに表示されます。「拒否」をクリックすると、コントローラーにメッセージが表示され、システム情報は表示されません。
「いいえ」に設定
コントローラー・ユーザーがシステム情報アイコンをクリックすると、ターゲット・システム情報が自動的に表示されます。
ファイル転送におけるユーザーの受け入れを使用可能にする
コントローラー・ユーザーがターゲットからコントローラー・システムへのファイル転送を選択したときに、ターゲット・コンピューターでユーザー確認ウィンドウを表示するために使用します。
「はい」に設定
確認ウィンドウは以下の 2 とおりの場合に表示されます。ターゲット・ユーザーは、ファイル転送を受け入れるか、拒否する必要があります。
  • コントローラー・ユーザーがコントローラー・ウィンドウのファイルの転送メニューから「ファイルをプル」を選択した場合。
    注: ターゲット・ユーザーは、要求を受け入れた後、転送するファイルを選択する必要があります。
  • コントローラー・ユーザーがターゲット・ウィンドウの「アクション」メニューから「コントローラーへファイルを送信」を選択した場合。
「いいえ」に設定
要求された場合、確認ウィンドウは表示されず、ファイルは自動的にターゲットからコントローラー・システムに転送されます。
モード変更におけるユーザーの受け入れを使用可能にする
コントローラー・ユーザーがセッション・モード・リストから別のセッション・モードを選択したときに、ターゲット・コンピューターでユーザー確認ウィンドウを表示するために使用します。
「はい」に設定
セッション・モードの変更が要求されるたびにユーザー確認ウィンドウが表示され、ターゲット・ユーザーは要求を受け入れるか、拒否する必要があります。
「いいえ」に設定
ユーザー確認ウィンドウは表示されず、セッション・モードは自動的に変更されます。
着信接続におけるユーザーの受け入れを使用可能にする
リモート・コントロール・セッションが要求されたときに、ターゲット・コンピューターでユーザー確認ウィンドウを表示するために、このポリシーを使用します。ターゲット・ユーザーは、セッションを受け入れるか、拒否する必要があります。
注: このポリシーは、「受け入れ猶予時間」および「受け入れタイムアウト時のアクション」とともに機能します。
「はい」に設定
確認ウィンドウが表示されます。ターゲット・ユーザーは、「受け入れ猶予時間」に定義された秒数内にセッションを受け入れるか、拒否する必要があります。
注:
  1. ターゲット・ユーザーは、確認ウィンドウで別のセッション・モードを選択することもできます。
  2. ターゲット・ユーザーが実行中のアプリケーションを非表示にするには、確認ウィンドウで「アプリケーションの非表示 (Hide applications)」オプションを選択します。アプリケーションの非表示について詳しくは、「BigFix® Remote Control コントローラー・ユーザーズ・ガイド」を参照してください。
  3. 「はい」に設定する場合は、セッションの受け入れまたは拒否を行うための時間をターゲット・ユーザーに与えるために、「受け入れ猶予時間」を 0 より大きい値にする必要があります。
受け入れる
セッションが開始されます。
拒否
セッションは開始されず、メッセージが表示されます。
「いいえ」に設定
セッションが自動的に確立され、ターゲットに確認ウィンドウは表示されません。
クリップボードの転送の許可 (Allow clipboard transfer)
コントローラー・セッション・ウィンドウでクリップボード転送アイコンを使用可能にするかどうかを決定します。
「はい」に設定
コントローラー・ウィンドウでクリップボード転送アイコンが使用可能になります。このアイコンを使用すると、コントローラーとターゲット間でクリップボードの内容を転送できます。
「いいえ」に設定
コントローラー・ウィンドウでクリップボード転送アイコンは使用可能になりません。
セッション・ハンドオーバーの許可 (Allow session handover)
コラボレーション・セッションのマスター・コントローラーでこの機能を使用すると、セッションの制御を新しいコントローラーにハンドオーバーできます。コラボレーション制御パネルで「ハンドオーバー」オプションを使用可能にするかどうかを決定します。ハンドオーバー機能について詳しくは、「BigFix® Remote Control コントローラー・ユーザーズ・ガイド」を参照してください。
「はい」に設定
コラボレーション制御パネルに「ハンドオーバー」オプションが表示されます。
「いいえ」に設定
コラボレーション制御パネルに「ハンドオーバー」オプションは表示されません。
コラボレーション要求に対するユーザー確認を有効にする (Enable user acceptance for collaboration requests)
別のコントローラーがコラボレーション・セッションに参加しようとしたときに、ターゲット・コンピューターでユーザー確認ウィンドウを表示するために、このポリシーを使用します。コラボレーション・セッションへの参加について詳しくは、「BigFix® Remote Control コントローラー・ユーザーズ・ガイド」を参照してください。
「はい」に設定
マスター・コントローラーがコラボレーション・セッションの共有を受け入れた後、ターゲット・コンピューターにユーザー確認ウィンドウが表示されます。別のコントローラーがセッションに参加できるかどうかは、ターゲット・ユーザーの応答によって決まります。
受け入れる
別のコントローラーが新たにコラボレーション・セッションに参加します。
拒否
ターゲットがセッションを拒否したことを通知するメッセージが別のコントローラーに表示され、別のコントローラーはコラボレーション・セッションに参加しません。
ターゲット・ユーザーが「受け入れ猶予時間」に定義された時間内にユーザー確認に応答しなかった場合は、ターゲットがセッションを拒否したことを通知するメッセージが別のコントローラーに表示され、別のコントローラーはコラボレーション・セッションに参加しません。
「いいえ」に設定
マスター・コントローラーがコラボレーション・セッションの共有を受け入れた後、ターゲット・コンピューターにユーザー確認ウィンドウは表示されません。別のコントローラーはセッションに自動的に参加します。
ローカル記録でユーザー確認を有効にする (Enable user acceptance for local recording)
コントローラー・ユーザーがコントローラー・ウィンドウで記録アイコンをクリックしたときに、ユーザー確認ウィンドウを表示するために、この機能を使用します。ターゲット・ユーザーは、リモート・コントロール・セッションのローカル記録の作成要求を受け入れるか、拒否する必要があります。
「はい」に設定

コントローラー・ユーザーがコントローラー・ウィンドウの記録アイコンをクリックすると、メッセージ・ウィンドウが表示されます。ターゲット・ユーザーが「同意する」をクリックした場合は、コントローラー・ユーザーが記録の保存場所を選択できます。ターゲット・ユーザーが「拒否」をクリックした場合は、コントローラー・ユーザーに拒否のメッセージが表示されます。

ターゲット・ユーザーが要求を受け入れた後、コントローラー・ユーザーが同一セッション内でローカル記録を停止してから再開した場合、確認ウィンドウは再表示されません。

「いいえ」に設定
コントローラー・ユーザーがコントローラー・ウィンドウで記録アイコンをクリックした場合は、コントローラー・ユーザーが記録の保存場所を選択できます。メッセージ・ウィンドウは表示されません。
構成ポリシー
アクティブ
ターゲット・コンピューターがアクティブ・セッションに参加できるかどうか、およびセッション開始パネルでセッション・モードとして「アクティブ」を使用可能にするかどうかを決定します。「アクティブ」セッション・モードについて詳しくは、「BigFix® Remote Control コントローラー・ユーザーズ・ガイド」を参照してください。
「はい」に設定
セッション開始パネルでセッション・モードとして「アクティブ」が選択可能になります。
「いいえ」に設定
セッション開始パネルでセッション・モードとして「アクティブ」が選択可能になりません。
ガイダンス
ターゲット・コンピューターがガイダンス・セッションに参加できるかどうか、およびセッション開始パネルでセッション・モードとして「ガイダンス」を使用可能にするかどうかを決定します。「ガイダンス」セッション・モードについて詳しくは、「BigFix® Remote Control コントローラー・ユーザーズ・ガイド」を参照してください。
「はい」に設定
セッション開始パネルでセッション・モードとして「ガイダンス」が選択可能になります。
「いいえ」に設定
セッション開始パネルでセッション・モードとして「ガイダンス」が選択可能になりません。
モニター
ターゲット・コンピューターがモニター・セッションに参加できるかどうか、およびセッション開始パネルでセッション・モードとして「モニター」を使用可能にするかどうかを決定します。「モニター」セッション・モードについて詳しくは、「BigFix® Remote Control コントローラー・ユーザーズ・ガイド」を参照してください。
「はい」に設定
セッション開始パネルでセッション・モードとして「モニター」オプションが使用可能になります。
「いいえ」に設定
セッション開始パネルでセッション・モードとして「モニター」オプションが使用可能になりません。
チャット
ターゲット・コンピューターがチャット専用セッションに参加できるかどうか、およびセッション開始パネルでセッション・モードとして「チャット」を使用可能にするかどうかを決定します。「チャット」セッション・モードについて詳しくは、「BigFix® Remote Control コントローラー・ユーザーズ・ガイド」を参照してください。
「はい」に設定
セッション開始パネルでセッション・モードとして「チャット」が選択可能になります。
「いいえ」に設定
セッション開始パネルでセッション・モードとして「チャット」が選択可能になりません。
セッション中のファイル転送を許可
「アクティブ」セッション中のファイル転送を制御します。この値によって、コントローラー・ウィンドウに表示される「ファイル転送」メニューの「ファイルの送信」オプションおよび「ファイルをプル」オプションが使用可能になるかどうかが決まります。ファイルの転送について詳しくは、「BigFix® Remote Control コントローラー・ユーザーズ・ガイド」を参照してください。
「なし」に設定
「ファイルの送信」オプションおよび「ファイルをプル」オプションは使用可能になりません。ファイルを転送することはできません。
「両方」に設定
「ファイルの送信」オプションおよび「ファイルをプル」オプションが選択可能になります。ターゲットへのファイル転送、およびターゲットからのファイル転送が可能です。これがデフォルト値です。
「プル」に設定
「ファイルをプル」オプションのみが可能です。ターゲットからのファイル転送が可能です。
「送信」に設定
「ファイルの送信」オプションのみが可能です。ターゲットへのファイル転送が可能です。

拡張ポリシー

ポリシー・リストの定義
セキュリティー・ポリシー
ターゲットのロックを設定
すべてのセッションのローカル入力および表示をロックするかどうかを決定します。ターゲット・ユーザーは、リモート・コントロール・セッション中にターゲットでマウスまたはキーボードを使用できません。
「はい」に設定
セッションが開始されるとターゲット画面がブランクになるため、ターゲット・ユーザーはセッション中は画面を操作できなくなります。その場合でも、コントローラー・ウィンドウでは、ターゲット・デスクトップがコントローラー・ユーザーに表示されます。
「いいえ」に設定
セッションが開始されると、ターゲット画面はブランクにならず、ターゲット・ユーザーは画面を操作することができます。
「入力ロックの許可」
リモート・コントロール・セッション中にコントローラー・ユーザーがターゲットのローカル入力および表示をロックできるかどうかを決定します。コントローラー・ウィンドウに「プライバシーを使用可能にする」オプションを表示するかどうかを決定します。
「はい」に設定
「プライバシーの有効化」オプションは、コントローラー・ウィンドウの「ターゲット内のアクションを実行」メニューで選択できます。コントローラー・ウィンドウ機能について詳しくは、「BigFix® Remote Control コントローラー・ユーザーズ・ガイド」を参照してください。
「いいえ」に設定
「プライバシーの有効化」オプションは、コントローラー・ウィンドウの「ターゲット内のアクションを実行」メニューで選択できません。
画面を表示可能にして入力ロックを許可 (Allow input lock with visible screen)
このプロパティーは、「入力ロックを許可」とともに機能することも、また、単独で機能することもできます。リモート・コントロール・セッション中にターゲット・ユーザーのマウスおよびキーボードをロックするには、「表示される画面で入力ロックを許可」を使用します。
「はい」に設定
コントローラー・ウィンドウで「ターゲット内のアクションを実行」メニューの「ターゲットの入力をロック」メニュー項目が有効になります。「ターゲットの入力をロック」を選択すると、リモート・コントロール・セッション中にターゲット・ユーザーのマウスおよびキーボードがロックされます。ターゲット・ユーザーに対してはターゲット画面が引き続き表示されます。
「いいえ」に設定
コントローラー・ウィンドウの「ターゲット内のアクションを実行」メニューで「ターゲットの入力をロック」メニュー項目は有効になりません。
注: セッション中に「プライバシーの有効化」が選択された場合は、リモート・ユーザー入力が自動的にロックされます。入力をロックせずにプライバシーを使用可能にすることはできません。
ロックされたターゲットでの画面の表示 (Display screen on locked target)
「ターゲットのロックを設定」とともに機能します。これを使用すると、セッション開始時にプライバシー・モードを有効にすることができます。「ロックされたターゲットでの画面の表示」を使用すると、プライバシー・モードが有効になっているときに、ターゲット・ユーザーがリモート・コントロール・セッション中に画面を表示できるかどうかを決定できます。
「はい」に設定
プライバシー・モードの場合、セッション中にターゲット・ユーザーに対してターゲット画面が表示されますが、マウスとキーボードの制御はロックされます。
「いいえ」に設定
セッション中に、ターゲット・ユーザーに対してターゲット画面は表示されず、プライバシー・ビットマップが表示されます。ターゲット・ユーザーのマウスおよびキーボードの入力も無効になります。
注: 「ロックされたターゲットでの画面の表示」を有効にするには、「ターゲットのロックを設定」を「はい」に設定する必要があります。
パニック・キーの無効化
ターゲット・ユーザーが PAUSE/BREAK キーを使用してリモート・コントロール・セッションを自動的に終了できるようにするかどうかを決定します。
「はい」に設定
ターゲット・ユーザーは Pause Break キーを使用してリモート・コントロール・セッションを自動終了できません。
「いいえ」に設定
ターゲット・ユーザーは、PAUSE/BREAK キーを使用してリモート・コントロール・セッションを自動的に終了できます。
監査ポリシー
ローカル監査
リモート・コントロール・セッション中に発生した監査可能イベントのログを作成するために使用します。trcaudit_date_time.log ファイルが作成されます。date_time はセッションが発生した日時です。例えば、trcaudit_20130805_132527.log です。
「はい」に設定
コントローラーおよびターゲット・コンピューターで監査ログが作成され、現在ログオンしているユーザーのホーム・ディレクトリーに保管されます。
「いいえ」に設定
ログは作成されず、コントローラーまたはターゲット・コンピューターにも保管されません。
コントロール・ポリシー
高品質カラーを使用可能にする

セッションの開始時に、コントローラー・ウィンドウでターゲット・デスクトップを高品質カラーで表示するかどうかを決定します。「カラー品質のロック」とともに使用します。

「はい」に設定
セッション開始時にトゥルー・カラーの 24 ビット・モードでターゲット・デスクトップが表示されます。部分的な画面更新も有効になります。
「いいえ」に設定
セッション開始時に 8 ビット・カラー・モードでターゲット・デスクトップが表示されます。部分的な画面更新も有効になります。この値はデフォルト値です。
スクリーン・セーバーがアクティブな場合に画面更新を停止する (Stop screen updates when screen saver is active)
スクリーン・セーバーがアクティブであることが検出されたときに、ターゲットによる画面更新の送信を停止します。
「はい」に設定
ターゲット・システムでスクリーン・セーバーがアクティブであるときに、ターゲットによる画面更新の送信が停止されます。コントローラーには、シミュレートされたスクリーン・セーバーが表示されて、スクリーン・セーバーがリモート・ディスプレイでアクティブになっていることがコントローラー・ユーザーに示されます。コントローラー・ユーザーは、通常の方法 (キーを押す、またはマウスを移動する) でスクリーン・セーバーを閉じることができます。
「いいえ」に設定
シミュレートされたスクリーン・セーバーはセッション・ウィンドウに表示されません。ターゲット画面が通常どおり表示され、ターゲットは引き続き画面更新を送信します。
ウィンドウの非表示
「着信接続におけるユーザーの受け入れを使用可能にする」も「はい」に設定されているときに、ユーザー確認ウィンドウに「ウィンドウの非表示」チェック・ボックスを表示するかどうかを決定します。
「はい」に設定
ユーザー確認ウィンドウに「ウィンドウの非表示」チェック・ボックスが表示されます。
「いいえ」に設定
ユーザー確認ウィンドウに「ウィンドウの非表示」チェック・ボックスは表示されません。
デスクトップ・バックグラウンドの除去
リモート・コントロール・セッション中にターゲットのデスクトップ・バックグラウンド・イメージをビューから除去するために、このポリシーを使用します。
「はい」に設定
リモート・コントロール・セッション中に、ターゲットのデスクトップ・バックグラウンド・イメージは表示されません。
「いいえ」に設定
リモート・コントロール・セッション中、ターゲットのデスクトップ背景画像は表示されます。
カラー品質のロック

リモート・コントロール・セッション開始時のカラー品質を、セッション中に変更できるかどうかを判別します。「高品質カラーを使用可能にする」とともに使用します。

「はい」に設定
リモート・コントロール・セッションに対して選択された初期カラー品質はロックされ、セッション中に変更することはできません。コントローラー・ウィンドウで、「パフォーマンス設定」アイコンが使用不可になります。コントローラー・ユーザーは、ネットワークが低速の場合にセッションのパフォーマンスを向上させるために設定を変更することができません。
「いいえ」に設定
セッション中にカラー品質を変更することができます。コントローラー・ウィンドウで、「パフォーマンス設定」アイコンが使用可能になります。
受け入れタイムアウト時のアクション

ユーザー確認ウィンドウがタイムアウトになる場合に実行されるアクションです。ターゲット・ユーザーは、「受け入れ猶予時間」に定義された秒数内に「受け入れ」または「拒否」をクリックしませんでした。

中止
セッションは確立されません。デフォルトは「打ち切り (Abort)」です。
続行
セッションが確立されます。
受け入れ猶予時間
セッションが開始されるまで、またはタイムアウトになるまでに、ターゲット・ユーザーの応答を待機する秒数を設定します。「着信接続におけるユーザーの受け入れを使用可能にする」とともに使用します。
注: 「着信接続におけるユーザーの受け入れを使用可能にする」ポリシーが「はい」に設定されている場合は、応答する時間をターゲット・ユーザーに与えるために、「受け入れ猶予時間」を 0 より大きい値に設定する必要があります。
構成ポリシー
自動セッション・ハンドオーバーを許可
マスター・コントローラーとブローカーの接続が切れたときに、コラボレーション・セッションを自動的に別の参加者にハンドオーバーするかどうかを決定します。このポリシーは、ブローカーを使用して開始したコラボレーション・セッションにのみ適用されます。セッション回復力について詳しくは、 「BigFix® Remote Control コントローラー・ユーザーズ・ガイド」を参照してください。
「はい」に設定
マスター・コントローラーが 3 分以内にブローカーに再接続しない場合、セッション制御は自動的に別の参加者に渡されます。ただし、ユーザーの受け入れが有効になっている場合、ターゲット・ユーザーは新しいマスター・コントローラーを受け入れるか、拒否する必要があります。
「いいえ」に設定
マスター・コントローラーが 10 分以内にブローカーに再接続しない場合、セッションは終了します。この値はデフォルト値です。
セッション中のチャットを許可
リモート・コントロール・セッション中にチャット機能を使用可能にするかどうか、およびコントローラー・ウィンドウでチャット・アイコンを使用可能にするかどうかを決定します。チャット機能について詳しくは、「BigFix® Remote Control コントローラー・ユーザーズ・ガイド」を参照してください。
「はい」に設定
コントローラー・ウィンドウでチャット・アイコンを選択できます。
「いいえ」に設定
コントローラー・ウィンドウでチャット・アイコンが無効になります。
ポリシー・リストの値
1. 有効なポリシー値とデフォルト・ポリシー値
ポリシー 有効な値 デフォルト値
再起動 yes | no yes
複数のコントローラーを許可 yes | no yes
「ローカル記録機能の許可」 yes | no no
ターゲットのロックを設定 yes | no no
「入力ロックの許可」 yes | no no
画面上のセッション通知の有効化 yes | no yes
画面を表示可能にして入力ロックを許可 (Allow input lock with visible screen) yes | no no
ロックされたターゲットでの画面の表示 (Display screen on locked target) yes | no no
一定時間操作がなかったことによるタイムアウト 秒数 360
セッション記録を強制 yes | no no
ローカル監査 yes | no yes
セッション監査を強制 はい | いいえ (サーバーでのライブ監査) yes
パニック・キーを使用不可にする yes | no no
高品質カラーを使用可能にする yes | no no
システム情報におけるユーザーの受け入れを使用可能にする yes | no yes
ファイル転送におけるユーザーの受け入れを使用可能にする yes | no yes
モード変更におけるユーザーの受け入れを使用可能にする yes | no yes
着信接続におけるユーザーの受け入れを使用可能にする yes | no yes
クリップボードの転送の許可 (Allow clipboard transfer) yes | no yes
セッション・ハンドオーバーの許可 (Allow session handover) yes | no yes
コラボレーション要求に対するユーザー確認を有効にする (Enable user acceptance for collaboration requests) yes | no yes
スクリーン・セーバーがアクティブな場合に画面更新を停止する (Stop screen updates when screen saver is active) yes | no yes
ローカル記録でユーザー確認を有効にする (Enable user acceptance for local recording) yes | no yes
ウィンドウの非表示 yes | no no
デスクトップ・バックグラウンドの除去 yes | no no
カラー品質のロック yes | no no
受け入れタイムアウト時のアクション 中止 (abort) | 続行 (proceed) abort
受け入れ猶予時間 秒数 180
セッション中のチャットを許可 yes | no yes
自動セッション・ハンドオーバーを許可 yes | no no
アクティブ yes | no yes
ガイダンス yes | no yes
モニター yes | no yes
チャット yes | no yes
セッション中のファイル転送を許可 なし | 転送 (pull) | 送信 | 両方 both