未登録ターゲットに対するセッション許可の設定

ブローカー・セッションに参加するターゲットは、 サーバーからセッション・ポリシーを受信します。これらのポリシーは、 セッション内のユーザーおよびターゲットが関連付けられているユーザーおよびターゲット・グループ許可リンクから 解決されます。オンデマンド・ターゲットは ブローカーのリモート・コントロール・セッションに参加します。しかし、サーバーには登録されず、 通常のターゲット・グループには属しません。ターゲット・ソフトウェアをインストールして、正しいブローカー設定で構成し、ターゲット・プロパティー Managed を「いいえ」に設定したコンピューターを未登録ターゲットにすることもできます。未登録ターゲットに対するセッション許可を定義するには、「未登録ターゲットに対する許可の設定」機能を使用します。

このタスクについて

未登録ターゲットの場合、 コンピューターの ID は Remote Control サーバーに格納されません。そのため、 ユーザーがリモート・コントロール・セッションを開始できるかどうかの判別や 適用されるポリシーの判別にターゲットの ID を使用することはできません。

未登録ターゲットとのセッションに対するポリシーを設定するには、 コントローラー・ユーザーが属するユーザー・グループを選択します。このグループを使用すると、 管理対象セッションの場合と同じ方法でポリシーが解決されます。コントローラー・ユーザーが属するユーザー・グループに定義されたポリシーは、 未登録ターゲット・セッションに対して選択されたポリシーと結合されます。

未登録ターゲットとのリモート・コントロール・セッションに対するポリシーを定義するには、 以下の手順を実行します。

手順

  1. 有効な管理者 ID およびパスワードで Remote Control サーバーにログオンします。
  2. レポートを実行してユーザー・グループを表示します。
    検索機能を使用することもできます。
  3. ユーザー・グループを選択します。
  4. 「未登録ターゲットに対する許可の設定」を選択します。
    「未登録ターゲットに対する許可の設定」パネルが表示されます。ターゲット・ユーザーがユーザー・グループを選択することができます。「選択されたユーザー・グループについて許可を有効にする」をクリックすると、ポリシーが有効になります。ポリシーの値および優先度を設定することができます。
  5. 必要に応じて、アイコンをクリックして別のユーザー・グループを選択します。
  6. ポリシーを有効にするために、「選択されたユーザー・グループについて許可を有効にする」をクリックします。
    注: 「選択されたユーザー・グループについて許可を有効にする」をクリアして「送信」をクリックした場合、 そのユーザー・グループおよび未登録ターゲットにポリシーは設定されません。
  7. ポリシーの値を設定するか、選択されているデフォルト値を保持します。
    ポリシーの優先度の値を設定することもできます。コントローラー・ユーザーが複数のユーザー・グループのメンバーである場合は、 オーバーライド対象のポリシーに高い優先度を選択してください。
    例えば、 コントローラー・ユーザーが group1 および group2 のメンバーであるとします。group2 は、 「チャット」が「いいえ」と定義された一連の未登録ターゲット・ポリシーにリンクされています。group1 は「チャット」が「はい」であり、 優先度は 0 です。ユーザーが両方のグループに属するため、 サーバーは「チャット」の値に対して競合する 2 つの値を取得することになり、 「いいえ」の値が適用されます。そのため、group2 の値「いいえ」をオーバーライドして、セッションで「チャット」が「はい」に設定されるようにするには、group1 に対して優先度を 1 として「チャット」を「はい」に設定します。ポリシーについて詳しくは、未登録ターゲットのセッション・ポリシーを参照してください。
  8. 「その他の許可」セクションの「表示」をクリックして、追加のポリシーの値を設定します。「その他の許可」セクションの「表示」をクリックすると、追加のポリシーが表示されます。これらのポリシーの値や優先度を設定することができます。
  9. 必要に応じて許可のスケジュールを設定します。
  10. ポリシーをただちに有効にするには、「送信」をクリックします。選択したポリシーをいつ有効にするかを定義するには、スケジュールを作成します。スケジュールを作成するには、ステップ 11 に進んでください。
  11. 「繰り返しスケジュール」リストからオプションを選択し、「送信」をクリックします。
    1 回のみ
    ポリシーは、開始日時から終了日時までに限って有効になります。
    1. 開始日を yyyy-mm-dd の形式で入力するか、カレンダー・アイコンを選択して日付を選択します。
    2. 「開始時刻」に hh:mm:ss の形式で入力します。
    3. 終了日を yyyy-mm-dd の形式で入力するか、カレンダー・アイコンを選択して日付を選択します。
    4. 「終了時刻」に hh:mm:ss の形式で入力します。
    毎日
    ポリシーは、開始日から終了日までの毎日、選択した開始時刻から終了時刻まで有効になります。
    1. 開始日を yyyy-mm-dd の形式で入力するか、カレンダー・アイコンを選択して日付を選択します。
    2. 終了日を yyyy-mm-dd の形式で入力するか、カレンダー・アイコンを選択して日付を選択します。
    3. 「開始時刻」に hh:mm:ss の形式で入力します。
    4. 「終了時刻」に hh:mm:ss の形式で入力します。
    週次
    ポリシーは、開始日から終了日まで毎週、選択した日に、選択した開始時刻から終了時刻まで有効になります。
    1. 開始日を yyyy-mm-dd の形式で入力するか、カレンダー・アイコンを選択して日付を選択します。
    2. 「開始時刻」に hh:mm:ss の形式で入力します。
    3. 終了日を yyyy-mm-dd の形式で入力するか、カレンダー・アイコンを選択して日付を選択します。
    4. 「終了時刻」に hh:mm:ss の形式で入力します。
    5. 日付を選択します。
  12. 「送信」をクリックします。