macOS ターゲットとのセッションの開始

macOS ターゲットでオンデマンド・ターゲット・セッションを開始する方法について説明します。

始める前に

Remote Control サーバーで、ondemand.properties ファイル内のプロパティー ondemand.macos.package.pkg に設定されていることを確認します。それを確認するには以下を実行します。
  1. Remote Control サーバーの UI で、「アドミニストレーター」 > 「プロパティー・ファイルを編集」をクリックします。
  2. ドロップダウン・メニューから、ondemand.properties を選択して ondemand.macos.package プロパティーの値を確認します。

このタスクについて

ondemand.macos.package.pkg に設定すると、ダウンロードしたファイルのアクセス権を手動で変更することなく、macOS ターゲットでセッションを開始できます。プロパティーを設定した後、macOS ターゲットでセッションを開始するには、次の手順を実行します。

手順

  1. ブローカー・セッションを開始します。手順については、「macOS ターゲットとのセッションの開始」を参照してください。
  2. セッションを開始する macOS ターゲットでブラウザーを開きます。
  3. コントローラーに表示されている接続 URL を開き、そのページに表示される指示に従います。.pkg ファイルが自動的にダウンロードされます。
  4. .pkg ファイルが正常にダウンロードされたら、ファイルをダブルクリックして起動します。
  5. インストーラーの説明に従って、インストールを完了します。
  6. 「閉じる」をクリックして、インストーラーを閉じます。
    注: 「インストール場所の変更...」を選択する管理者権限がない場合は、エラー・メッセージ「この場所に Remote Control オンデマンド・ターゲットをインストールできません...」と表示される場合があります。ただし、これは macOS インストーラー・アプリケーションのバグのようですので、このメッセージを無視しても問題ありません)。

タスクの結果

  • インストールが完了すると、オンデマンド・ターゲット・アプリケーションが起動し、ブローカー・セッションに自動的に接続します。
  • インストール中に 「自分のみインストール」を選択した場合は、オンデマンド・ターゲット・アプリケーションがフォルダー /Library/Caches/RCODT or $HOME/Library/Caches/RCODT にインストールされます。
  • インストールが成功すると、.pkg ファイルは自動的に削除されます。
  • ブローカー・セッションが終了すると、アプリケーションは自動的に削除されます。したがって、セッションが終了した後は、アプリケーションの追跡は残されません。
注: オンデマンド・ターゲットが正しく機能するには、「アクセシビリティー」と「画面収録」の許可が必要です。これらの許可を設定する手順については、「Remote Control ターゲット・バージョン V10 IF0001 以降で必要な macOS 権限を有効にする」を参照してください。