VM Manager toolコマンド行オプション

VM マネージャーへの接続の作成や VM マネージャーの状況の確認を行うことができる基本コマンドとは別に、追加のコマンドを使用して、VM マネージャー・ツールの実行または削除、パスワードの暗号化、またはトラブルシューティング目的でのデバッグ情報の収集を行うことができます。

以下の表は、VM Manager toolの実行時に使用できるコマンド行オプションのリストを示しています。デフォルトでは、オプションを指定せずにアプリケーションを実行すると、ヘルプ画面が表示されます。


オプション	「説明」	例
`-addcertificate -alias unique_alias -file vm_manager_certificate`	鍵ストアに証明書を追加します。定義されているすべての VM マネージャーの SSL 証明書を信頼しないように VM Manager toolが設定されている場合に、このオプションを使用します (vmman_trust_all_vm_managers_certificates パラメーターが `false` に設定されている場合)。	`./vmman.sh -addcertificate -alias cert_to_vmm1 -file /root/Downloads/VMwaredefaultcertificate.crt` `vmman.bat -addcertificate -alias cert_to_vmm1 -file C:\Users\Administrator\Downloads\VMwaredefaultcertificate.crt`
`-changepassword -file file_path`	VM Manager toolの鍵ストアのデフォルト・パスワードを変更します。詳しくは、こちらを参照してください:VM マネージャー・パスワード保管のセキュリティーの向上。	`./vmman.sh -changepassword -file /var/opt/BESClient/LMT/VMMAN/config/keystore_password.txt` `vmman.bat -changepassword -file "C:\Program Files (x86)\BigFix Enterprise\BES Client\LMT\config\keystore_password.txt"`
`-convertkeystore` : バージョン 10.0.8 まで適用可能です。	鍵ストアのフォーマットを JCEKS から PKCS12 に変換します。このオプションは、VM マネージャー・ツールを 10.0.8 より前のバージョンから手動でアップグレードした場合に使用します。	`./vmman.sh -convertkeystore` `vmman.bat -convertkeystore`
`-help`	ヘルプ画面を表示します。これは、他のオプションを指定しないときのデフォルト・オプションです。
`-install`	VM Manager toolをシステム・サービスとしてインストールします。重要: このオプションを使用するには、管理特権またはルート特権が必要です。インストール・ログは、以下のディレクトリーにあります:`BES Client`\LMT\VMMAN\logs\install.	`./vmman.sh -install` `vmman.bat -install`
`-passwd passwordString -config file_path`	config パラメーターに指定されている構成ファイルの VM マネージャーのパスワードを暗号化します。	`./vmman.sh -passwd newPassword -config ./config/vmmconf_1.properties` `vmman.bat -passwd newPassword -config config\vmmconf_1.properties`
`-regenerateencryptionkey`	VM マネージャーのパスワードの暗号化に使用されるデフォルト鍵を上書きします。このコマンドは、パスワード保管のセキュリティーを向上させるために実行します。詳しくは、こちらを参照してください:VM マネージャー・パスワード保管のセキュリティーの向上。	`./vmman.sh -regenerateencryptionkey` `vmman.bat -regenerateencryptionkey`
`-reloadconfig`	VM Manager toolのメモリーにすべての構成ファイルを再ロードし、パラメーターを更新します。このオプションを使用できるのは、VM Manager toolがシステム・サービスとして実行されている場合に限られます。ヒント: 新しい VM マネージャー接続を定義するたびに、このオプションを使用して、新規作成した構成をロードしてください。	`./vmman.sh -reloadconfig` `vmman.bat -reloadconfig`
`-remove`	サービス・レジストリーから VM Manager toolを削除します。重要: このオプションを使用するには、管理特権またはルート特権が必要です。削除ログは、以下のディレクトリーにあります:`BES Client`\LMT\VMMAN\logs\install.	`./vmman.sh -remove` `vmman.bat -remove`
`-retrievedebugdata`	定義済みのすべての VM マネージャーからデバッグ情報を収集し、メインの VM Manager toolのディレクトリーにある debugData.zip ファイルに保管します。収集対象の情報には、以下のものがあります。構成ファイルログ・ファイルネットワーク通信ログ・ファイル VM マネージャーから収集するデータすべての VM マネージャーの状況	`./vmman.sh -retrievedebugdata` `vmman.bat -retrievedebugdata`
`-run`	VM Manager toolをサービス・モードで始動します。このモードでは、定義済みのすべての VM マネージャーを対象に、vmm_polling_time_interval パラメーターに設定した間隔で、繰り返しデータが収集されます。このオプションを使用するには、VM Manager toolをシステム・サービスとしてインストールする必要があります。重要: このオプションを使用するには、管理特権が必要です。	`./vmman.sh -run` `vmman.bat -run`
`-runonce [ -config file_path ]`	定義済みのすべての VM マネージャーからいったんデータを収集してから、VM Manager toolを終了します。特定の VM マネージャーからデータを収集するには、`-config file_path` オプションを使用します。ここで、`file_path` は、データ収集元となる VM マネージャーの構成ファイルへの絶対パスまたは相対パスです。	`./vmman.sh -runonce -config ./config/vmmconf_1.properties` `vmman.bat -runonce -config config\vmmconf_1.properties`
`-status [ -config file_path ]`	すべての VM マネージャーの操作状況を表示します。ファイル・パスを指定した場合は、特定の VM マネージャーの操作状況が表示されます。すべての操作状況に関する情報を表示するには、トピック「VM Manager toolの状況」を参照してください。	`./vmman.sh -status -config ./config/vmmconf_1.properties` `vmman.bat -status -config config\vmmconf_1.properties`
`-stop`	システム・サービスとして始動された VM Manager toolを停止します。	`./vmman.sh -stop` `vmman.bat -stop`
`-testconnection [ -config file_path ]`	定義済みのすべての VM マネージャーへの接続をテストします。特定の VM マネージャーからデータを収集するには、`-config file_path` オプションを使用します。ここで、`file_path` は、データ収集元となる VM マネージャーの構成ファイルへの絶対パスまたは相対パスです。	`./vmman.sh -testconnection -config ./config/vmmconf_1.properties` `vmman.bat -testconnection -config config\vmmconf_1.properties`