拡張 VM 管理 (分散型)

一部の VM マネージャーが別のネットワークにあるために、BigFix サーバーがそれらの VM マネージャーに接続できない場合は、拡張 VM 管理を使用します。このアプローチでは、追加の VM マネージャー・ツールをインストールし、コマンド行を通じて VM マネージャーを構成する必要があります。

拡張 VM 管理は、基本構成の拡張機能として使用できます。BigFix サーバーから接続可能な VM マネージャーは、BigFix Inventory ユーザー・インターフェースで引き続き管理できます。追加の VM マネージャー・ツールで管理するのは、この接続を確立できない VM マネージャーのみです。このような VM マネージャーに接続するには、VM Manager toolのコマンド行で構成ファイルを作成して接続を管理します。

VM マネージャーは、コマンド行を使用して管理されますが、そのキャパシティー・データは BigFix Inventory にアップロードされ、デフォルト構成の場合と同じ方法でレポート上で更新されます。メインの VM Manager toolとは異なり、追加インスタンスは、孤立した VM マネージャーに接続可能なあらゆるコンピューターにインストール可能であり、必要な数だけデプロイすることができます。コマンド行で構成した VM マネージャーは、BigFix Inventory ユーザー・インターフェースの「VM マネージャー」パネルに表示されます。ただし、このパネルからその構成を変更することはできません。VM マネージャー構成ファイルからのみ変更できます。

拡張 VM 管理には以下の利点もあります。
  • ネットワーク・トラフィックを複数のVM マネージャー・ツール間で分散することでそのバランスを取る
  • 選択した仮想マシン (UUID ベースのフィルタリング) のみを対象としてキャパシティー・データを収集する