分散モードでの VM マネージャーの追加

拡張 VM 管理では、構成ファイルを作成することによって VM マネージャーを追加します。この構成ファイルでは、VM マネージャーにアクセスするために必要な Web アドレス、タイプ、および資格情報を指定します。各 VM マネージャーは、別々の構成ファイルを使用します。

始める前に

構成ファイルを作成する VM マネージャーは、BigFix Inventory ユーザー・インターフェースに表示されます。ただし、VM Manager toolのコマンド・ライン・インターフェースでのみ管理できます。

9.2.7 アップデート 1.5.0.0 以降の VM マネージャー・ツールは、VM マネージャーの接続パラメーターに関する最も一般的な問題を自動的に修正するように拡張されています。このフィーチャーは、デフォルトでは使用不可になっています。この機能を有効にするには、BES Client\LMT\VMMAN\config ディレクトリーに移動して vmmmainconf.properties ファイルを開き、 vmm_fix_parameters_enabled パラメーターの設定を true に変更します。VM マネージャー・ツールは、定義された HTTPS 接続が使用できない場合に接続の問題を修正している間、HTTP プロトコルを使用して接続することができます。この設定は、デフォルトで有効に設定されています。HTTPS から HTTP へのプロトコルの切り替えを使用不可にするには、BES Client\LMT\VMMAN\config ディレクトリーに移動して vmmmainconf.properties ファイルを開き、vmm_http_connection_allowed パラメーターの設定を false に変更します。詳しくは、下記を参照してください。VM マネージャー・ツールの設定

手順

  1. BES Client\BFI\VMMAN\config ディレクトリーへ移動します。
  2. vmmconf_template.properties ファイルをコピーして、名前を vmmconf_name.properties に変更します。このファイルは新しい VM マネージャーを表します。
    重要: VM マネージャーの構成ファイルを作成するときには常に、vmmconf_template.propertiesファイルをテンプレートとして使用してください。以前に別の VM マネージャー用に作成した構成ファイルをコピーして編集しないでください。構成ファイルを初めてロードすると、VM マネージャー用に ID が生成されます。各 ID は固有である必要があります。既存の構成ファイルをコピーして編集すると、ID が重複します。
  3. ファイルを編集して、以下のパラメーターを指定します。
    vmm_url
    VM マネージャーの Web アドレスを指定します。URL 全体、あるいはホスト名または IP アドレスのみを指定できます。
    例えば、vmm_url=http://192.0.2.0/wsman とします。
    重要: デフォルトの URL は仮想化タイプによって異なります。
    • vCenter
      • https://<vCenter_IP_address>/sdk/vimService.wsdl
    • RHV-M
      • https://<RHV-M_IP_address>/ovirt-engine/api
    • Hyper-V
      • https://<Hyper-V_IP_address>/wsman
    • 9.2.12 Citrix Hypervisor (旧称 XenServer)
      • https://<Citrix-hypervisor>
    • 9.2.17 Nutanix
      • https://<NUTANIX_PRISM_IP_ADDRESS>:9440/PrismGateway/services/rest/v2.0
    vmm_type
    VM マネージャーのタイプを指定します。取り得る値は、VMWARE_V_SPHEREMICROSOFT_HYPER_VKVM_RHV_MXEN_MANAGERORACLE_VMNUTANIX です。

    例えば、 vmm_type=MICROSOFT_HYPER_V とします。

    vmm_login
    VM マネージャーにアクセスするときに使用するユーザー名を指定します。
    例えば、 vmm_login=administrator\cluster.com とします。
    重要: VM マネージャーは、以下の異なるユーザー定義を使用します。
    • Microsoft Hyper-V Hyper-V の場合は、管理者アカウントを使用する必要があります。ユーザーは user_name\domain または user_name@domain と定義されます。例:test\cluster.com または test@cluster.com
    • VMware の場合は、ユーザーは domain\user_name と定義されます。例:cluster.com\test.
    • RHV-M の場合は、ユーザーは user_name@domain として定義されます。例:test@cluster.com.
    • 9.2.12 Citrix Hypervisor (旧称 XenServer) の場合は、ユーザーは user_name と定義されます。例: root
    • 9.2.14 Oracle VM Server for x86 の場合は、ユーザーは user_name と定義されます。例:test.
    • 9.2.17 Nutanix の場合は、ユーザーは user_name と定義されます。例:test.
    vmm_password
    VM マネージャーにアクセスするときに使用するパスワードを指定します。パスワードは、構成ファイルのロード時に暗号化されて保存されます。

    オプションのパラメーターについて詳しくは、「構成パラメーター」を参照してください。

  4. 構成ファイルを保存します。接続を確立するには、VM マネージャー・ツールを実行して構成ファイルをロードする必要があります。

次のタスク

VM マネージャー・ツールを実行します