- データのフロー
BigFix Inventory インフラストラクチャーのコンポーネント間、およびユーザーとツールの間では、いくつかの異なる相互作用が行われます。
- セキュリティー設定のシナリオ
サポートされる各セキュリティー・シナリオを実現するために BigFix サーバーおよび BigFix Inventory サーバーで有効にする必要があるセキュリティー・オプションについて確認します。
- データベース接続暗号化の構成
BigFix Inventory サーバーと BigFix Inventory データベースの接続を暗号化できます。暗号化は、JDBC ドライバーを使用して、BigFix Inventory サーバーとデータベース・エンジンの間に確立します。サーバーのアップグレード中に接続を暗号化できます。
- セキュア通信の構成
セキュアな接続を確保するために、BigFix Inventory では、公開鍵暗号方式を使用します。この方式は、秘密鍵および公開鍵という 2 つの別々の鍵を使用するアルゴリズムを基盤としています。この鍵ペアは、通信の暗号化および暗号化解除に使用されます。
- 連邦暗号化標準への準拠
暗号化に関する連邦情報処理標準要件に準拠するように、BigFix Inventory を構成できます。
- LDAP を使用したユーザーの認証
BigFix Inventory は、Lightweight Directory Access Protocol (LDAP) サーバーを使用した認証をサポートします。この機能を使用するには、BigFix Inventory サーバーを構成する必要があります。
- シングル・サインオン (SSO) の構成と有効化
9.2.1 以降で使用可能。2 要素認証と SSO を使用して BigFix Inventory にログオンし、企業内の他のアプリケーションとのログインの一貫性を維持することができます。2 要素認証と、Security Assertion Markup Language (SAML 2.0) トークンの交換に基づくシングル・サインオンを併用し、ID プロバイダーとして Microsoft™ Active Directory フェデレーション・サービスを使用するように BigFix Inventory を構成できます。あるいは、IBM Lightweight Third-Party Authentication (LTPA) テクノロジーを使用し、認証サービスとして IBM Security Access Manager for Web を使用することもできます。
- パスワードおよび暗号化メカニズムの構成
アプリケーション・セキュリティーを向上させるために、ユーザー・パスワードのセキュリティー・ポリシーを定義します。パスワードが保管されている鍵ストアと BigFix Inventory データベースのパスワードおよび暗号化メカニズムも構成できます。
- ユーザー・アカウントのロックアウトの構成

9.2.8 以降で使用可能。デフォルトでは、ユーザーが 5 分以内に 10 回を超えて
BigFix Inventory にログインしようとした後に、ユーザー・アカウントは 5 分間ロックされます。デフォルト設定を変更したり、ユーザー・アカウントのロックアウトを無効にしたりすることができます。
- 信頼できる VM マネージャー証明書を受け入れるためのVM Manager toolの構成
デフォルトで、VM Manager toolは、信頼できるかどうかに関係なく、すべての VM マネージャー証明書を受け入れます。デフォルトの動作を変更して、信頼できる証明書のみをVM Manager toolが受け入れるようにすることができます。
- リレー
リレーにより、サーバーのアップストリームとダウンストリームの両方の負荷が軽減されます。サーバーと直接通信する代わりに、指定のリレーと通信するようにクライアントに指示できます。これにより、サーバーの負荷が大幅に軽減され、クライアントとサーバーの間のネットワーク・トラフィックが大幅に削減されます。