VM マネージャー・ツールの設定

VM マネージャー・ツールの設定を構成するには、BES Client\LMT\VMMAN\config ディレクトリーに保管されている vmmmainconf.properties ファイルを編集します。

重要: BigFix サーバーにインストールされている VM マネージャー・ツールのメイン・インスタンスの場合、以下の設定は変更できません。設定に変更を加えた場合、VM マネージャーで次のアクションが実行されたときにその変更は上書きされます。VM マネージャー・ツールのメイン・インスタンスで VM マネージャーを構成する場合は、以下を参照してください:集中モードでの VM マネージャーの追加
1. グローバル構成パラメーター
パラメーター Unit (装置) 「デフォルト」 最小 最大
check_vm_managers_uniqueness

重複する VM マネージャーと固有の VM マネージャーとを区別します。

ブール値 (true/false) True
uuid_filtering_enabled

UUID フィルターを有効にします。

ブール値 (true/false) False
9.2.2 vmm_collecting_hostnames_enabled

ホスト名を収集してログ・ファイルに保存するかどうかを指定します。VMware で使用可能です。

このパラメーターを有効にして、UUID の重複に関する問題を解決できます。重複が検出された場合、ホスト名がログ・ファイルに書き込まれます。

ブール値 (true/false) False
9.2.3 vmm_collecting_host_serials_enabled

VM Manager toolによってデータが収集される VM マネージャーのために、VM マネージャー・ホストのシリアル番号を収集するかどうかを指定します。Hyper-V、VMware 5.0 以上、および Oracle VM Server for x86 で使用可能です。

レポートの「サーバー ID」列にシリアル番号に関する情報を表示するには、managedServerTagTemplate パラメーターで指定されるサーバー ID テンプレートを調整します。詳しくは、こちらを参照してください:サーバーの詳細設定

ブール値 (true/false) False
vmm_connection_timeout

VM マネージャーとの接続が終了するまでの時間を指定します。

秒\n 90 10 3600 (1 時間)
vmm_data_transfer_period

後続のスキャンでも結果が同じである場合の、スキャン・データをエージェントに転送してサーバーにアップロードする頻度を決定します。

720 0 10080
9.2.7 vmm_fix_parameters_enabled

VM マネージャーの接続パラメーターに関する最も一般的な問題の修正を試行します (デフォルトの URL サフィックスの追加、ユーザー名の形式の修正、Hyper-V VM マネージャーの WinRM プロトコルと PowerShell プロトコルのテストなど)。

ブール値 (true/false) False
9.2.7 vmm_http_connection_allowed

定義された HTTPS 接続が使用できない場合に VM マネージャーが HTTP プロトコルを使用して接続することを許可します。

ブール値 (true/false) True
9.2.9 vmm_keystore_password_do_not_change_it

VM Manager tool 鍵ストアの暗号化パスワードが含まれます。このパラメーターが指定されるのは、regeneratekeystorepassword コマンドを使用してデフォルト・パスワードを変更した場合のみです。詳しくは、こちらを参照してください:VM マネージャー・パスワード保管のセキュリティーの向上
重要: このパラメーターの値は変更しないでください。
vmm_max_subsequent_login_failures

VM マネージャーへのログイン試行の失敗の最大数を指定します。接続タイムアウトを回避するには、vmm_max_subsequent_login_failures のデフォルト値を 0 に設定します。このシナリオは、PowerShell フレームワークを使用する場合に適用できます。この値を 0 に設定すると、VM マネージャー・ツールは (使用されているフレームワークに関係なく) 無制限に VM マネージャーへの接続を試みます。

値を 3 に設定すると、VM マネージャー・ツールは 3 回試みた後に試行を停止します。これを解決するには、次の方法を試してみてください。

  • ユーザー名およびパスワード、またはそのいずれかを変更する
  • ハイパーバイザー・アドレスを変更する
  • VM マネージャー・ツールを再起動する
  • ファイルの構成を編集する

VM マネージャーの状況は、設定した値に従って変更されます。例えば、値を 3 に設定すると、状況は「無効な資格情報 - 中断」に変わり、値を 0 に設定すると、状況は「無効な資格情報 - 試行中」に変わります。状況の詳細については、「VM マネージャーの状況」を参照してください。

Number (区画番号) 3 0 100
vmm_polling_time_interval

VM マネージャーからデータを連続的に取得する際の間隔を指定します。

制約事項: サブキャパシティー・レポートの場合、VM のモビリティーをキャプチャーする必要があります。確実にキャプチャーされるようにするには、VM マネージャーからデータを 30 分ごとに収集する必要があります。サブキャパシティー・レポート以外の目的で BigFix Inventory を使用する場合にのみ、データの収集頻度を変更できます。
30 30 10080 (1 週間)
9.2.8 vmm_rmi_protocol

reloadconfig または stop コマンドの実行時に vmm_rmi_ssl_port パラメーターで指定されたポートを介した内部通信に使用されるプロトコルを指定します。

指定可能な値は以下のとおりです。
  • SSL
  • SSLv3
  • TLSv1
  • TLSv1.1
  • TLSv1.2
ストリング TLSv1.2
vmm_rmi_ssl_port

reloadconfig または stop コマンドの実行時に内部通信に使用されるポートを指定します。

数値 25001
9.2.7 vmm_slm_tags_file_size_limit

VMware ライセンス・メトリック使用状況の収集に使用される各 .slmtag ファイルの最大サイズ。

バイト 10240 10240 1048576
9.2.7 vmm_slm_tags_files_per_software

VMware インスタンスの下の各ライセンス・キーのコンピューターに保管される .slmtag ファイルの最大数。

数値 10 1 100
9.2.7 vmm_slm_tags_enabled

VMware VM マネージャーのライセンス・メトリック使用状況の収集を有効にします。このパラメーターを true に設定すると、.slmtag ファイルがローカルに作成され、リソース使用状況スキャンによってこのファイルが収集されます。

ブール値 (true/false) False
vmm_thread_pool_size

VM マネージャーへの接続に使用されるスレッド・プール内のスレッド数を指定します。

数値 10 1 50
9.2.4 vmm_transfer_credentials_to_server

VM マネージャーの資格情報をサーバーに転送するかどうかを指定します。オプションは、デフォルトで使用可能になっています。このオプションを無効にすると資格情報が転送されないため、VM マネージャーの編集時に「VM マネージャー」パネルに資格情報が表示されません。

ブール値 (true/false) True
9.2.4 vmm_trust_all_vm_managers_certificates

すべての定義済み VM マネージャーからの SSL 証明書を信頼するかどうかを指定します。このオプションが無効である場合、信頼される証明書は、VM マネージャー・ツールがインストールされるコンピューターのトラストストアに置かれなければなりません。詳しくは、こちらを参照してください:信頼できる VM マネージャー証明書を受け入れるためのVM Manager toolの構成

ブール値 (true/false)