ターゲットで実行できるアクション。

アクティブ・リモート・コントロール・セッションまたはガイダンス・リモート・コントロール・セッション中に、「ターゲットでのアクションの実行」メニューを使用して、ターゲット・システムでさまざまなアクションを実行します。以下のアクションは、実行されているリモート・コントロール・セッションのタイプに応じて使用可能です。アクティブ・セッション中は、リストのすべてが使用可能ですが、ガイダンス・セッション中は、使用可能なアクションの数は限られています。設定されたコントローラー・プロパティーに応じて、ターゲットでツールを実行したり、キー・シーケンスを送信したりするためのメニュー項目も表示される場合があります。コントローラー・プロパティーについて詳しくは、グローバル・コントローラー・プロパティーの構成を参照してください。BigFix® Remote Control Target for macOSで使用できるキーボード・ショートカットについては、のキーボード・ショートカット BigFix Remote Control Target for macOSを参照してください。

Ctrl + Alt + Del を送信
Control、Alt、および Delete キーを送信します。結果として実行されるアクションはシステムによって異なります。
注: Windows 7 オペレーティング・システムを使用していて Ctrl +Alt +Del を送信する場合、以下のステップを実行します。

ログオン・ウィンドウが確実にポップアップされるようにするためのシナリオは次の 2 つです。

  • UAC をオン、Secure Attention Sequence を「サービス」に設定
  • UAC をオフ、Secure Attention Sequence を「サービス」に設定
  1. Microsoft 管理コンソールを開始するには、「スタート」「ファイル名を指定して実行」をクリックし、「mmc.exe」と入力します。
  2. 「グループ ポリシー オブジェクト エディター スナップイン」を追加するには、 「ファイル」「スナップインの追加と削除...」を選択します。「グループ ポリシー オブジェクト エディター」「追加」「完了」「OK」 を選択します。
  3. 「ローカル コンピューター ポリシー」を展開します。
  4. 「コンピューターの構成」を展開します。
  5. 「管理用テンプレート」を展開します。
  6. 「Windows コンポーネント」を展開します。
  7. 「Windows ログオンのオプション」を選択します。
  8. 「ソフトウェアの Secure Attention Sequence を無効または有効にする」をダブルクリックします。
  9. [有効] を選択します。
  10. 「サービス」を選択します。
  11. 「コンピューターの簡単操作アプリケーション」が既に選択済みである場合、「サービスとコンピューターの簡単操作アプリケーション」を選択します。
  12. 「OK」を選択します。
注: Windows XP または Windows Server 2003 オペレーティング・システムを使用しているときは、オンデマンド・ターゲットとのセッション中、「Ctrl + Alt + Del を送信」メニューが無効になります。
Alt + F4 を送信
ターゲット・コンピューターのアクティブ・ウィンドウを閉じます。
Alt + Tab を送信
ターゲット・コンピューターのアクティブ・ウィンドウ間の切り替えを行います。
Alt + Enter を送信
ターゲット上で、コマンド・ライン・ウィンドウをフルスクリーン・モードで実行します。コマンド・ライン・ウィンドウから通常モードに戻るには、再度「Alt + Enter を送信」を選択します。
Ctrl + Esc を送信
ターゲット・コンピューターで「スタート」メニューを開いたり閉じたりします。
ドロー・ツール
ターゲットの画面で基本的な色付きの線を描画します。例えば、ターゲット画面上の特定の領域を囲むように円を描画することによって、その領域を指し示します。ドロー・ツールについて詳しくは、ガイダンス・ツールの使用を参照してください。
強調表示ツール
ターゲットの画面上の特定の領域を選択して強調表示します。強調表示について詳しくは、強調表示ツールの使用を参照してください。
マウス・ツール (Mouse Tool)
このツールは、自分がマウスをデスクトップ上で移動したときに、ターゲット・ユーザーにそのマウスが表示されるように、ターゲット・システムにマウスのカーソルを表示するのに使用します。詳しくは、『ターゲット・システムでのコントローラーのマウス・カーソルの表示』を参照してください。
クリア命令
すべてのガイダンスの描画および強調表示された領域を、ターゲット画面から削除します。
ワークステーションをロック
ターゲット・ワークステーションをロックします。
URL を開く
ターゲット・コンピューターのデフォルト Web ブラウザーで開く URL を入力します。URL を入力して、「OK」をクリックします。ターゲットのデフォルト・ブラウザーが、指定された URL で開きます。
プライバシーを使用可能にする
ターゲット・ユーザーに対して、ターゲット画面を非表示にします。システムは Remote Control のサービスを利用中であるというメッセージとともに、ターゲット画面には何も表示されなくなります。しかし、自分の画面上でターゲット・システムを操作することはできます。ローカルの入力および表示は、ターゲット・ユーザーに対してはロックされ、プライバシーが使用可能になっている間は、ターゲット・ユーザーはターゲット上で何も実行できなくなります。「プライバシーの有効化」が便利なのは、機密情報を扱うシステム上で作業する場合です。
ターゲットの入力をロック
リモート・コントロール・セッションの間、ターゲット・ユーザーのマウスおよびキーボードをロックします。このメニュー項目は、セッションで「入力ロックの許可」ポリシーが有効になっている場合のみ選択可能です。ターゲット・ユーザーに対してはターゲット画面が引き続き表示されます。
注: プライバシーを有効にするオプションを選択すると、リモート・ユーザーの入力は自動的にロックされます。入力をロックせずにプライバシーを使用可能にすることはできません。
レジストリー・キー

「レジストリ・キーの検索の許可」ポリシーまたは「レジストリ・キー・リストの表示」ポリシーがセッションで有効になっている場合のみ、使用可能です。「レジストリ・キー」をクリックすると、セッションに対して設定しているポリシーに応じて、レジストリー・キーのリストと、「キーを入力してください」項目が表示されます。ポリシーの編集について詳しくは、「BigFix® Remote Control 管理者ガイド」を参照してください。

定義済みのレジストリー・キーのリストが表示されます。

ターゲット上でキーの現在の値を確認するには、リスト中のそのキーをクリックします。キーは trc.properties ファイル内で定義され、リストされている名前は、ターゲット上の特定のレジストリ・キーに対応します。このプロパティー・ファイルの編集について詳しくは、「BigFix® Remote Control 管理者ガイド」を参照してください。

例えば、「レジストリ・キー」をクリックすると、「サービス」がリストで表示されることがあります。「サービス」をクリックすると、ターゲット上のすべてのサービスを 表示した新しいウィンドウが開きます。

特定のレジストリー・キーを入力するには

「キーを入力してください」項目を使用して、値を知りたい特定のレジストリー・キーを入力します。そのためには、以下のステップを実行します。

  • 「レジストリ・キー」フィールドにキー値を入力します。例えば、以下のようにします。
      HKLM\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\TRCTarget
    注: 必ず、レジストリー・キーへの正確なパスを入力してください。
  • 「表示」をクリックします。
新しいウィンドウが開き、ターゲットで定義された、指定されたキーの現行値がそこに表示されます。
セッション・ログを保持
オンデマンド・セッション時に、「セッション・ログを保持」オプションを使用できます。セッションの終了時にセッション・ログをターゲット・コンピューターに保存できるかどうかを決定します。セッションの終了時にターゲット・コンピューター上のユーザーの作業ディレクトリー内にログを保存するには、「セッション・ログを保持」を選択します。ログは以下のフォーマットで保存されます。

trc_odt_trace_yyyymmdd_hhmmss.log.

例えば、trc_odt_trace_20130531_130300.log です。

「セッション・ログを保持」を選択しないと、セッションの終了時にログ・ファイルは削除されます。ただし、例えばネットワーク障害などの非ユーザー・イベントによってセッションが割り込まれた場合にも、ログ・ファイルが保存されます。

注: 「ターゲットでのアクションの実行」メニューは、使用されているオペレーティング・システムとセッションの接続モードに応じて変わる動的メニューです。メニューは、オペレーティング・システムおよびセッションでのポリシーに応じて無効にされることもあります。