ブローカーを使用して接続されたセッションのセッション回復力

ブローカーを使用して接続されたリモート・コントロール・セッション中に接続の失敗が検出された場合、自動的にセッションへの再接続が試行されます。セッション接続で発生している事象は、さまざまなメッセージ・ウィンドウを通して、コントローラー・ユーザーおよびターゲット・ユーザーに通知されます。

ユーザーに表示されるメッセージは、どの参加者がセッションとの接続を失ったかによって異なります。

コントローラーがセッションから切断する場合

コントローラーとセッションの接続が切れた場合、コントローラーはブローカーと通信できません。例えば、ネットワークの問題が原因で起こります。コントローラー・コンピューターに、次のメッセージが表示されます。
セッションの再確立を試行しているので、しばらくお待ちください
ブローカーへの接続が切れました。接続をリカバリーしようとしています。
コントローラーが再接続するまで、30 秒ごとに接続が試行されます。この間に、「セッション再接続のキャンセル」をクリックして、セッションを終了することができます。コントローラーが 10 分経っても接続しない場合、接続の試行が終了します。
再接続の試行中、コントローラーがブローカーに再接続しようとしている間に、ターゲット・コンピューターに以下のセッション中断のメッセージが表示されます。ターゲット・ユーザーは、「セッションの終了」をクリックすることができます。
コントローラーからの接続が切れたため、セッションは一時的に中断しています。
コントローラーが再接続を試行する間お待ちください。
コントローラーがブローカーに再接続するとき、接続中のメッセージがコントローラーに表示されます。セッションでユーザーの受け入れが有効になっている場合、ターゲットにユーザー確認メッセージが表示されます。ターゲット・ユーザーは、セッションを受け入れるか、拒否する必要があります。ただし、コントローラーが再接続したときにターゲットとブローカーの接続が切れていると、コントローラーに次のメッセージが表示されます。
セッションの再確立を試行しているので、しばらくお待ちください
ブローカーに再接続しました。エンドポイントへの再接続を試行しています。
ターゲットが再接続するまで、30 秒ごとに接続が試行されます。ターゲットが 10 分経っても再接続しない場合、セッションは終了します。

ターゲットがセッションから切断する場合

ターゲットとブローカーの接続が切れた場合、コントローラー・コンピューターに、次のメッセージが表示されます。
セッションの再確立を試行しているので、しばらくお待ちください
エンドポイントへの接続が切れました。ブローカー経由の接続はまだアクティブです。
 接続をリカバリーしようとしています。
ターゲットがブローカーに再接続しようとしている間に、ターゲット・コンピューターにセッション中断のメッセージが表示されます。ターゲットが再接続するまで、30 秒ごとに接続が試行されます。セッションでユーザーの受け入れが有効になっている場合、ターゲットが再接続すると、ターゲットにユーザー確認メッセージが表示されます。ターゲット・ユーザーは、セッションを受け入れるか、拒否する必要があります。ターゲットが再接続しようとしている間に、コントローラーは「セッション再接続のキャンセル」をクリックして、セッションを終了することができます。セッション終了メッセージが表示されます。コントローラー・ユーザーは、 「はい」をクリックしてセッションを終了できます。ただし、ターゲットはまだブローカーに接続しようとしているため、この時点で再接続した場合、ターゲットに次のメッセージが表示されます。
セッションが終了しているため、接続を再確立できません。
新しい接続コードで再試行しますか?
ターゲット・ユーザーは、「OK」をクリックして新しいセッションを開始するか、または「キャンセル」をクリックして終了することができます。

複数の参加者が存在するセッションの場合

複数の参加者が存在するリモート・コントロール・セッション中に、マスター・コントローラー・ユーザーがブローカーとの接続を失うと、次のメッセージが表示されます。このメッセージは、マスター・コントローラーに表示されます。
セッションの再確立を試行しているので、しばらくお待ちください
ブローカーへの接続が切れました。セッションをリカバリーしようとしています。
これと同時に、セッションに存在するその他のすべての参加者に対して、次のメッセージが表示されます。
セッションの再確立を試行しているので、しばらくお待ちください
エンドポイントへの接続が切れました。ブローカー経由の接続はまだアクティブです。
セッションをリカバリーしようとしています。
コントローラーが 3 分以内に再接続せず、自動ハンドオーバー・ポリシーが有効になっている場合、セッション制御は自動的に別のコントローラーに渡されます。ただし、ユーザーの受け入れが有効になっている場合、ターゲット・ユーザーは新しいマスター・コントローラーを受け入れるか、拒否する必要があります。元のマスター・コントローラーが再接続した場合、新しいマスター・コントローラーが参加の要求を受け入れると、元のマスター・コントローラーはそのセッションに参加できます。元のマスター・コントローラーは、参加者としてセッションに再度参加し、マスター・コントローラーではなくなります。