コマンド・ラインからのリモート・コントロール・コマンドの使用
リモート・コントロール・セッションをコマンド・ラインから開始するために使用できるツールをインストールできます。これらのツールを使用して、ターゲット上でコマンドを実行し、ご使用のコンピューターでそのコマンドの出力を表示することもできます。
これらの CLI ツールは、BigFix® Remote Control サーバー インターフェースを使用せずにターゲットに接続する場合に役立ちます。これらをスクリプトの一部として使用し、複数のコマンドを実行することもできます。CLI ツールのインストールについて詳しくは、「BigFix® Remote Control インストール・ガイド」を参照してください。
使用可能なコマンド・ライン・ツールは 2 つあります。
- wrc - リモート・コントロール・セッションを開始します。
- wrcmdpcr - ターゲット上でコマンドを実行し、コンピューター上のコマンドからの出力を確認します。
コマンド・ライン・ツールを使用する前に、以下の構成アクションを実行する必要があります。
- サーバーの trc.properties ファイルに定義されているサーバー URL が、ターゲット・プロパティーの ServerURLプロパティーに定義されている URL と同じである必要があります。
- コマンド・ライン・ツールのインストール中に定義されるリモート・コントロール・ポートは、コマンド実行元のコンピューターと、ターゲットの設定とで同じである必要があります。
- FIPS 準拠が必須の場合、コマンド実行元コンピューターとターゲットで FIPS を有効化する必要があります。FIPS 準拠の有効化について詳しくは、BigFix® Remote Control インストール・ガイドを参照してください。 注: コントローラー・ソフトウェアを開始するコンピューターには JavaHome レジストリー・キー項目が必要です。JavaHome には、コントローラー・ソフトウェアと一緒にインストールされた FIPS 準拠の IBM® JRE のパスが格納されている必要があります。コントローラーをリモート・コンピューター上で開始する場合、リモート・コンピューター上にもレジストリー・キー項目を作成する必要があります。
- Windows® システム
-
C:\Program Files\BigFix\Remote Control\Controller\jre - Linux® システム
- trc_target.properties ファイルを編集し、 JavaHome プロパティの値を更新します。
- INFO レベルのログである cli_trace_[suffix].log が CLI ツール実行元コンピューターに作成されます。[suffix] は、LOGROTATION プロパティーの値によって決まります。例えば、cli_trace_Mon.log です。DEBUG レベルのログを作成するには、LOGLEVEL プロパティーの値を 4 に変更します。
- Windows システム
- ターゲットレジストリを編集して、次の場所に移動します HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\BigFix\Remote Control\Target注: 64 ビット・システムでは、すべての 32 ビット・レジストリー・キーは WOW6432Node キーの下にあります。例: HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\WOW6432Node\BigFix\Remote Control\Target
- 「LogLevel」を右クリックし、「変更」を選択します。
- 値を 4 に設定して「OK」をクリックします。
- ターゲットレジストリを編集して、次の場所に移動します HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\BigFix\Remote Control\Target
- Linux システム
- /etc/trc_target.properties ファイルを編集して LogLevel = 4 を設定し、ファイルを保存します。
注: Remote Control ゲートウェイを介して接続を確立する必要があるコンピューター上でリモート・コントローラーまたはコマンドを開始した場合、wrc コマンドと wrcmdpcr コマンドは機能しません。