エラーメッセージ

多くの場合、Remote Control で生じる接続上の問題は、周囲のネットワーク・インフラストラクチャーに関係しています。Remote Control でのエラー・メッセージは、これらの問題を特定する際に役立ちます。

以下のリストのエラー・メッセージが、コントローラー・ユーザーに対して表示されることがあります。

タイムアウトが原因で <IP> に接続できません :

このエラーの一例として、コントローラーがターゲットへの基本的な接続を確立できなかったか、あるいは接続の受け入れまたは拒否の前に接続エラーが生じた場合が挙げられます。

ターゲットがセッションを拒否しました :

このエラーの例として、ユーザーの受け入れポリシーが有効であるときに、サーバーがセッション試行の妥当性検査を行わなかったか、ターゲット・ユーザーがセッション要求を拒否した場合が挙げられます。

セッション前に実行するスクリプトが見つからないか、またはタイムアウトしたため、セッションは拒否されました :

このエラーの例としては、「スクリプトをセッション前に実行するポリシー」が設定されているが、スクリプトが見つからないか、または事前スクリプトがタイムアウトして、事前スクリプト/事後スクリプトの失敗時の操作が「中断」に設定されている場合が挙げられます。

セッション後に実行するスクリプトが見つからないため、セッションは拒否されました:

このエラーの例としては、「スクリプトをセッション後に実行するポリシー」が設定されているが、スクリプトが見つからないか、または事後スクリプトがタイムアウトして、事前スクリプト/事後スクリプトの失敗時の操作が「中断」に設定されている場合が挙げられます。

事前セッション・スクリプトに障害が起こり次のエラー・コードが出されたため、セッションがリジェクトされました : < X > :

このエラーは、「セッション前に実行するスクリプトが見つからないか、またはタイムアウトしたため、セッションは拒否されました」というエラーに似ています。ただし、このエラー・メッセージでは、前スクリプトが失敗した場合、そのスクリプトが返したエラー・コードも表示されます。

クライアントが許可限度に達したためセッションは拒否されました :

このエラー・メッセージは、具体的にはコラボレーション・セッションに参加する際、既にセッション内の参加者の数が、許可されているコントローラーの制限に達しているときに使用されます。

提示された信任状が無効なためセッションは拒否されました :

このエラー・メッセージは、P2P セッションを開始しているときに無効なユーザー名およびパスワードが入力された場合に使用されます。

ファイル転送が拒否されました。現在の構成ではターゲットにログオンしているユーザーが必要です:

このエラー・メッセージは、P2P ファイル転送セッションを確立するときに、ターゲットにログオンしているユーザーがいない場合に表示されます。

提示された信任状の有効期限が切れているためセッションは拒否されました :

P2P セッションの開始に Windows オペレーティング・システムの ユーザー ID およびパスワードが必要とされる場合に、ID またはパスワードが期限切れであると、このメッセージが表示されます。

許可時間を過ぎたためセッションは拒否されました :

このエラー・メッセージは、セッションが許可された時間内に開始されない場合に使用されます。

セッションを確認するためにログインしているユーザーが存在しないため、セッションは拒否されました :

このエラー・メッセージは、「ログイン時に接続」ポリシーが「はい」に設定されているが、セッションを受け入れることができるユーザーがターゲットにログオンしていない場合に使用されます。

ターゲットは、別のセッションで使用されているか、または異なるポートを listen している可能性があります。{0} のターゲットに対するセッション・ハンドシェークでエラーが発生しました。 :

このエラー・メッセージは、コントローラーがネットワーク接続を確立できるが、Remote Control データを交換できない場合に表示されます。この問題は通常、既にそのターゲット上にアクティブなリモート・コントロール・セッションが存在しているか、または Remote Control ターゲット以外のサービスがそのポートを listen しているために発生します。{0} はターゲットの IP アドレスで置き換えられます。

FIPS 認定のローカル暗号プロバイダーの初期化中にエラーが発生しました。{0} に対するセッションを確立できません。 :

このエラー・メッセージは、FIPS 準拠がコントローラーで正しく設定されていない場合に使用されます。コントローラーは、FIPS 対応の Java ランタイム環境で実行されていません。{0} はターゲットの IP アドレスで置き換えられます。

FIPS 認定の暗号化がターゲットでサポートされません。{0} に対するセッションを確立できません。 :

このエラー・メッセージは、FIPS 準拠がターゲットでサポートされていない場合に使用されます。{0} に対するセッションを確立できません。{0} はターゲットの IP アドレスで置き換えられます。

受け入れタイムアウトのためにセッションは拒否されました :

このエラー・メッセージは、該当のセッションが「受け入れ猶予時間」ポリシーによって指定された時間内にターゲット・ユーザーによって受け入れられず、さらに「受け入れタイムアウト時のアクション」「中断」に設定されている場合にも使用されます。

{0} へのネットワーク接続がタイムアウトになりました :

このエラー・メッセージは、ネットワーク接続の試行がタイムアウトにより失敗した場合に使用されます。この問題は通常、拒否した接続試行に対してどのような応答も返さないように構成されているファイアウォールによって、接続が停止された場合に発生します。{0} はターゲットの IP アドレスで置き換えられます。

{0} へのネットワーク接続が拒否されました :

このエラー・メッセージは、ネットワーク接続の試行が、拒否されたために失敗した場合に使用されます。この問題は通常、ホストがそのポートで接続を listen していないか、またはファイアウォールが接続を遮断しており、そのポートへの接続を明示的に拒否するように構成されている場合に発生します。
注: この問題は、Remote Control セッション拒否 (基本的なネットワーク接続が確立されると発生する) には関係していません。

ホスト {0} のアドレスを解決できません :

このエラー・メッセージは、接続の詳細で指定されたホスト名を、IP アドレスに解決できない場合に使用されます。

{0} への接続に失敗しました :

このエラー・メッセージは、汎用の接続失敗メッセージです。コードによって、接続が失敗した理由を明らかにできず、この汎用失敗メッセージ以外の情報を表示することができない場合にのみ表示されます。

着信接続を listen できません :

このエラーは、コントローラーが、コラボレーション・モードで他のコントローラーとの接続の listen を開始できない場合に表示されます。