Remote Control
BigFix リモート・コントロール・アプリケーションは、BigFix 環境内の異なるコンポーネント、クライアント、エンドポイント間の通信を支援します。
- リリース情報
  BigFix Remote Control で導入された、変更された機能または新機能と機能拡張の概要について、以下で紹介します。
- Remote Control インストール・ガイド
  Remote Control を使用すると、何千もの PC およびサーバーをリモートでサポートし、制御することができます。サポートおよび制御は、エンタープライズ・スケールで、中央の場所から、または直接、P2P モードで行うことができます。
- Remote Control 管理者ガイド
  このガイドは、Remote Control の管理を担当するユーザーを対象としています。
- Remote Control コンソール・ユーザー・ガイド
- BigFix Remote Control コントローラー・ユーザーズ・ガイド
  - BigFix Remote Control サーバー・インターフェース
  - リモート・コントロール・セッション
    リモート・コントロール・セッションを使用すると、環境内のコンピューターと接続を確立して、コンピューターをリモートで監視したりアクティブに制御したりすることができます。セッションでは、コントローラー・ユーザーのキーボードおよびマウスが、リモート・システムのプライマリー・キーボードおよびマウスになります。リモート・コントロール・セッションで使用できるオプションには、チャット、ガイダンス、リブート、ファイル転送などの機能があります。
  - コントローラー・ユーザーとしてのコントローラー・インターフェースの使用
    - コントローラー・インターフェースの概要
    - リモート・コントロール・セッション中のセッション・タイプの変更
    - ローカル入力を使用可能および使用不可にする
    - Remote Control でのリモート・コントロール・セッション中におけるターゲットの Num lock の状態の設定
    - ターゲットで実行できるアクション。
    - ターゲット・システム情報の取得
    - リモート・コントロール・セッション中のターゲット・ユーザーとのチャット
    - リモート・コントロール・セッションへの複数の参加者の招待
      - サーバー UI を使用したコラボレーション・セッション
      - P2P コラボレーション・セッション
      - ブローカー経由で接続されたセッション中のコラボレーション
        ブローカーを使用して接続を確立して開始されたリモート・コントロール・セッション中は、他の参加者がセッションに参加できるように、コラボレーション機能を使用します。
      - コラボレーション・セッション・アクティビティーの制御
      - コラボレーション・セッションの終了
      - 切断時のコラボレーション・セッションの終了
        コラボレーションが開始されたセッションを終了するときに、セッションを維持するか、セッションを切断するかを選択できます。
      - コラボレーションおよびハンドオーバー監査イベント
    - コントローラー・ツール
    - リモート・コントロール・セッションの記録
    - アクティブ・セッション中のファイルの転送
      Remote Control のリモート・コントロール・セッション中に、2 つの方法でファイルを転送することができます。
    - コントローラーとターゲットの間のクリップボード情報のコピー
    - セッション中のスマート・カード・リーダーへの接続
      アクティブ・モード・セッション中にターゲット上でスマート・カードのサポートを提供するには、ローカル・カード・リーダーを選択して、ターゲット上に仮想カード・リーダーを作成して、その仮想カード・リーダーに接続します。ご使用のローカルのカード・リーダーが、仮想カード・リーダーに接続されます。セッション中には、ローカルのカードおよびリーダーを、リモート・ターゲット上にある場合と同様に使用することができます。
    - ネットワーク応答標識
      ネットワーク応答標識では、セッション中のネットワークの往復時間を示す表示が提供されます。つまり、ネットワーク・データがコントローラーからターゲットに送信され、その応答がコントローラーに返されるまでに要する時間を示します。
    - 複数のターゲット画面の表示
      複数のディスプレイで構成されているターゲットでは、セッション中に各画面の切り替えを行ったり、すべての画面を同時に表示したりすることができます。
    - セッション中のターゲット画面のスクロール
    - セッション・ウィンドウ内でのターゲットのフルスクリーン表示
    - セッション・パフォーマンスの向上のためのセッション・ウィンドウのカラー品質の変更
    - コントローラーのローカル構成の作成
      コントローラー・コンポーネントをインストールする際にプロパティーを構成することができます。構成したプロパティーは、コントローラー・インストール・ディレクトリー内の trc_controller.cfg ファイルに保存されます。このファイル内のプロパティーは、コントローラーが始動されるたびに使用され、すべてのユーザーで同じです。ただし、インストール後にコントローラー UI の「コントローラーの構成」オプションを使用して、ユーザー固有の構成を作成することもできます。
    - ヘルプの取得
    - セッションの終了
  - コマンド・ラインからのリモート・コントロール・コマンドの使用
    リモート・コントロール・セッションをコマンド・ラインから開始するために使用できるツールをインストールできます。これらのツールを使用して、ターゲット上でコマンドを実行し、ご使用のコンピューターでそのコマンドの出力を表示することもできます。
  - グローバル・コントローラー・プロパティーの構成
    trc_controller.cfg を編集して、グローバル・コントローラー・プロパティーを作成および構成します。これらのプロパティーは、Remote Control コントローラー・コンポーネントが P2P リモート・コントロール・セッション中に使用します。プロパティーの値は、コントローラーを実行するすべてのユーザーに対して同じです。
  - 監査
    セッションに対して AuditToSystem ポリシーが有効になっている場合は、リモート・コントロール・セッション・イベントが監査目的で保存されます。
  - 現在のデータが報告されるようにする
  - エラーメッセージ
    多くの場合、Remote Control で生じる接続上の問題は、周囲のネットワーク・インフラストラクチャーに関係しています。Remote Control でのエラー・メッセージは、これらの問題を特定する際に役立ちます。
  - ブローカーを使用して接続されたセッションのセッション回復力
    ブローカーを使用して接続されたリモート・コントロール・セッション中に接続の失敗が検出された場合、自動的にセッションへの再接続が試行されます。セッション接続で発生している事象は、さまざまなメッセージ・ウィンドウを通して、コントローラー・ユーザーおよびターゲット・ユーザーに通知されます。
  - スマート・カードのステータス・メッセージ
    スマート・カード認証が有効化されているリモート・コントロール・セッション中に、コントローラーに表示される可能性のあるステータス・メッセージを以下に示します。一部のメッセージ・ウィンドウには、「非表示」ボタンが表示されます。「非表示」をクリックすると、メッセージ・ウィンドウを最小化してセッションを続行できます。
  - のキーボード・ショートカット BigFix® Remote Control Target for macOS
    BigFix® Remote Control Target for macOS でのリモート・コントロール・セッション中に、以下のキーボードショートカットを挿入できます。ショートカットは、コントローラー UI の「ターゲットでのアクションの実行」メニューに表示されます。
  - プロキシーのオーバーライド
    コントローラーは、デフォルトでシステム・レベルで定義されたプロキシーを使用します。いくつかの条件では、これは望ましくない場合があります。コントローラー・インストール・フォルダーに「override.proxy」という名前のファイルを作成すると、デフォルトの動作が変更され、システム・プロキシーは無視されます。
- Remote Control ターゲットユーザーズ・ガイド
- Remote Controlオンデマンド・ターゲット・ガイド
  ターゲット・ソフトウェアがインストールされていないターゲットとのリモート・コントロール・セッションをインターネット経由で開始するには、Remote Control を使用します。
- Remote Control V10 Readme

コラボレーションおよびハンドオーバー監査イベント

コラボレーション・セッションおよびハンドオーバー・セッションで、以下の監査イベントが報告されます。

コントローラーから

表 1. コントローラーからのイベント
イベント ID	イベント記述
Audit.handover.request	参加者 {0} へのセッション・ハンドオーバーを要求しました (Requested session handover to participant {0})
Audit.handover.request.granted	セッション・ハンドオーバーが受け入れられました (Session handover accepted)
Audit.handover.request.rejected	セッション・ハンドオーバーが拒否されました (Session handover rejected)
Audit.handover.success	ハンドオーバーが成功しました (Handover was successful.)。参加者 {0} が新しいセッション所有者です (Participant {0} is the new session owner)
Audit.handover.reconnect	参加者 {0} が Remote Control セッションに再接続されました (Participant {0} reconnected to the Remote Control session)

対象から

表 2. 対象からのイベント
イベント ID	イベント記述
ibm.trc.audit.0050	コラボレーション要求が拒否されました (Collaboration request rejected.)。GUI が実行されていません。proceed==FALSE (GUI is not running and proceed==FALSE.)。
ibm.trc.audit.0051	コラボレーション要求が受け入れられました (Collaboration request accepted.)。GUI が実行されていません。proceed==TRUE (GUI is not running and proceed==TRUE.)。
ibm.trc.audit.0052	コラボレーション要求がユーザー {0} によって拒否されました (Collaboration request rejected by the user {0})
ibm.trc.audit.0053	コラボレーション要求がユーザー {0} によって受け入れられました (Collaboration request accepted by the user {0})
ibm.trc.audit.0054	コラボレーション・セッション・ハンドオーバー要求が設定によって拒否されました (Collaboration Session Handover request rejected by settings)
ibm.trc.audit.0055	コラボレーション・セッション・ハンドオーバー要求が設定によって承認されました (Collaboration Session Handover request approved by settings)
ibm.trc.audit.0056	コラボレーション・セッション・ハンドオーバー要求がユーザー {0} によって拒否されました (Collaboration Session Handover request rejected by user {0})
ibm.trc.audit.0057	コラボレーション・セッション・ハンドオーバー要求がユーザー {0} によって承認されました (Collaboration Session Handover request approved by user {0})
ibm.trc.audit.0058	コラボレーション・セッション・ハンドオーバーがリモート・ユーザー {0} によって要求されました (Collaboration Session Handover requested by remote user {0})
ibm.trc.audit.0059	コラボレーション・セッション・ハンドオーバーが完了しました (Collaboration Session Handover completed.)。ユーザー {0} が現在コントロール中です (User {0} is now in control)