ベア・メタル・ターゲットの管理

ベア・メタル・ターゲットの管理エクステンダーを OS Deployment サーバーにインストールすると、ターゲットがそれらのローカル・サーバーに PXE ブートした後に、BigFix consoleを介してターゲットを管理できます。以下のアクションを実行できます。

ターゲット・インベントリー

ベア・メタル・ターゲットに関する情報を取得するには、「ベア・メタル・ターゲットの情報 」分析をアクティブにする必要があります。ターゲットごとに、以下のプロパティーを表示できます。
  • コンピューター・モデル
  • コンピューターのシリアル番号
  • コンピューターの状況 (OK、エラー、または空 (ターゲットが新規の場合))
  • ホスト名 (このプロパティーは、「ベア・メタル・ターゲットの設定変更」タスクを使用して設定)
  • 汎用固有 ID (UUID)。
  • 「ベア・メタル・ターゲットのネットワーク構成設定の変更」タスクで定義されたすべてのネットワーク・パラメーター。
注:

「サブスクライブしたコンピューター」ビューでは、「エージェントの種類」属性が「プロキシー - ベア・メタル・エクステンダー」に設定されていることで、PXE ブートを正常に完了したターゲットを特定できます。各ターゲットについて、リストされたエージェント・バージョンは、そのローカル・ベア・メタル・サーバーにインストールされたエージェントを示します。

デプロイメント前のターゲット設定の変更

「ベア・メタル・ターゲットの設定変更」タスク (ID 350) を実行して、選択したターゲットの設定を指定または削除します。このタスクにより指定した値は、選択したターゲットのベア・メタル・プロファイルに指定したパーティション・マッピングおよびホスト名のルールの値に影響します。
重要: このタスクを実行する前に、ベア・メタル OS Deployment サーバーがバージョン 7.1.1.20 以降であることを確認してください。
ホスト名
指定した値は、タスクを実行する対象のベア・メタル・ターゲットのコンピューター名になります。Windows ターゲットの場合、この名前は最大 15 文字にする必要があり、そうしないと、デプロイメントは失敗します。このプロパティーを設定すると、タスクで指定した値により、ベア・メタル・プロファイルの「ホスト名のルール」フィールドに指定した値がオーバーライドされます。
パーティション・マッピング
特定のターゲットの 1 つ以上のパーティションをサイズ変更することができます。サイズ変更するパーティションは、ターゲットにデプロイするベア・メタル・プロファイルの「パーティション・マッピング」セクションに存在している必要があります。デプロイメント時に、サイズ変更の情報がプロファイル内のパーティションに対してチェックされ、それに応じてターゲットのパーティション・レイアウトが更新されます。デプロイ対象のプロファイルで検出されたパーティションと一致しないパーティションが指定された場合、このフィールドの情報は無視され、ターゲットのパーティション・レイアウトはプロファイルに指定されたレイアウトになります。構文は [resize <mount point> <size in MB>] です。

例えば、Windows ターゲットの D パーティションを 1 ギガバイトにサイズ変更するには、resize D 1024 と指定します。Linux ターゲット の /usr と /root をサイズ変更するには、以下を指定します。 resize /usr 1024 /root 1024

注: ベア・メタル・プロファイル内の「プロパティーのプロンプトをエンド・ユーザーに対して表示する」オプションを選択した場合、このタスクで指定したプロパティーがデプロイメント時にターゲットで表示されます。それらのプロパティーをそのまま使用することも、必要に応じて変更することもできます。

ターゲットでのネットワーク・ブートの強制

実行中のターゲットで「強制ネットワーク・ブート」タスク (ID132) を実行して、ネットワークでそれをブートします。このアクションにより、オペレーティング・システムからではなく、ネットワークからブートするように、ターゲットのブート順が変更されます。このアクションは、1 回だけ実行されます。

ベア・メタル・ターゲットのエントリーの削除

管理エクステンダーによってディスカバーされたターゲットにベア・メタル・プロファイルをデプロイするとき、デプロイメント・プロセス中に BigFix クライアントがターゲットにインストールされ、新しいコンピューター・エントリーが「ネイティブ」というエージェント・タイプで BigFix データベースに追加されます。このため、同じ物理コンピューターについて、重複するエントリーが「サブスクライブしたコンピューター」リストに表示されます。ベア・メタル・ターゲットに対する管理エクステンダーの settings.json 構成ファイルの DeviceReportExpirationIntervalHours に指定した値によって、ベア・メタル・ターゲットの有効期限が決定され、その期限に到達後は対応するエントリーがデータベースから完全に削除されます。有効期限が切れたベア・メタル・ターゲットのエントリーは、コンソールから手動で削除することも、BES コンピューター・リムーバー・ツールを使用して削除することもできます。このツールと関連資料は、BigFix の Wiki からダウンロードできます。https://bigfix-wiki.hcltechsw.com/wikis/home?lang=en-us#!/wiki/BigFix%20Wiki/page/BES%20Computer%20Remover. ベア・メタル・ターゲットの管理エクステンダー・プラグインの構成設定を変更するには、プラグイン設定の変更を参照してください。