Windows デプロイメント用のドライバーの管理

「イメージおよびドライバーの管理」ノードには、Windows ターゲットにデプロイするためにドライバーを準備およびインポートするタスクが含まれています。

「イメージおよびドライバーの管理」ノード

さまざまなコンピューター・モデル上に Windows オペレーティング・システム・イメージを正常にデプロイするには、実際のオペレーティング・システム・デプロイメントが行われるときに、プリインストール・フェーズ (WinPE) と Windows セットアップ・フェーズの両方で必要になるドライバーをインポートする必要があります。ドライバーは、ネットワーク内のターゲット・ハードウェア・モデル上のデバイスの管理に必要になります。

ユーザーは単一のドライバーまたはドライバー・パッケージをインポートして、デプロイ予定のオペレーティング・システム用のネットワーク内のハードウェア・モデルにそのドライバーまたはドライバー・パッケージを関連付けることができます。実行時に、これらの関連付けは自動バインディング・メカニズムより優先されます。ドライバーにタグ付けしてグループ化することにより、それらのドライバーを簡単に検索できるようにすることができます。また、PCI 以外のドライバーをインポートおよび管理することもできます。

ドライバー管理ユース・ケース

Windows デプロイメント用のドライバー管理を最適化する方法を理解するために、以下のユース・ケースをお読みください。
デプロイメントのシナリオ 1:BigFix (BES) クライアントを使用した新規コンピューター・モデルのプロビジョニング
事前インストールされたオペレーティング・システムが既に存在する環境に新規コンピューター・モデルをデプロイする場合:
  1. 新規コンピューター・モデルに BigFix クライアントをインストールします。
  2. 「ハードウェア情報」分析 (34) をアクティブにして、クライアントに関する情報を取得します。
  3. デプロイする予定のコンピューター・モデルおよびオペレーティング・システムに必要なドライバーのハードウェア・ベンダー・サイトを検索します。
  4. ドライバーをインポートして、新規コンピューター・モデルにバインドします。バインディング・グリッドを生成して、コンピューター・モデルで見つかったデバイス用にデプロイメント時に選択されたドライバーを確認し、必要に応じて調整を行います。
  5. デプロイメントを開始します。
デプロイメントのシナリオ 2: ベア・メタル・ターゲットを使用した新規コンピューター・モデルのプロビジョニング (ベア・メタル・ターゲットの管理エクステンダー・コンポーネントを使用)
オペレーティング・システムがインストールされていない環境に新規ハードウェア・モデルをデプロイする場合:
  1. プロキシー・エージェントおよびベア・メタル・ターゲットの管理エクステンダーの各コンポーネントをベア・メタル・サーバーにインストールします。このサーバーには、BigFix Bare Metal Server バージョン 7.1.1 Fix Pack 18以降がインストールされている必要があります。
  2. ターゲットでベア・メタル・サーバーへの PXE ブートを実行します。
  3. 「ベア・メタル・ターゲットの情報」分析 (352) をアクティブにします。
  4. デプロイする予定のコンピューター・モデルおよびオペレーティング・システムに必要なドライバーのハードウェア・ベンダー・サイトを検索します。
  5. ドライバーをインポートして、新規コンピューター・モデルにバインドします。バインディング・グリッドを生成して、コンピューター・モデルで見つかったデバイス用にデプロイメント時に選択されたドライバーを確認し、必要に応じて調整を行います。
  6. ベア・メタル・デプロイメントを開始します。
デプロイメントのシナリオ 3: ベア・メタル・ターゲットを使用した新規コンピューター・モデルのプロビジョニング
  1. ターゲットがサーバーに PXE ブートを実行し、バインディング・メニューからプロファイルを選択すると、デプロイメントが開始されます。
  2. 「アクティビティー」ダッシュボードでデプロイメントの結果を確認します。
  3. すべての必要なドライバーをインポートし、「アクティビティー」ダッシュボード、または「ドライバー・ライブラリー」ダッシュボードの「バインディング」タブを使用して、デプロイメントに必要なドライバーを手動でバインドします。
ネットワークでまだ使用可能になっていないモデルのドライバーをインポートすることもできます。1 つ以上のラベルを使用してドライバーにタグ付けし、後日それらのドライバーを容易に識別できるようにしたり、ご使用の環境に新規コンピューター・モデルがデプロイされたときに、当該ドライバーをそれらのモデルにバインドしたりすることができます。

「ドライバー・ライブラリー」をクリックして、Windows ターゲット上のデプロイメント用にドライバーをインポートして作業します。

Windows ターゲットでデプロイメントを開始する前に、以下のタスクを実行します。

イメージを Windows ターゲットにデプロイする前に、重要なデバイス・ドライバーが欠落しているかどうかや、ターゲット・ハードウェアにバインドされていないかどうかを確認することもできます。「ドライバーの確認 」タブから、イメージとコンピューター・モデルを選択し、ドライバーの確認を実行します。その結果に基づいて、欠落しているドライバーをインポートし、選択したモデルにバインドすることができます。ドライバーが使用可能かどうかの確認 を参照してください。