アップロード・モード
デフォルトでは、OS イメージは BigFix ルート・サーバーに永久に保管されます。
BigFix ルート・サーバーがリモートにある一部の環境 (例えば、クラウド環境や、OS イメージがインポートおよびデプロイされているネットワークとの接続が遅い場合など) では、インポート時にアップロード・プロセスを完了したり、デプロイメント時にダウンロードを完了したりするためにかなりの時間が必要になります。また、イメージの取得元であり、最終的なディスパッチ先となる BigFix ルート・サーバーとローカル・ネットワークの間で、ネットワークが大幅に使用されることになります。
この場合、BigFix ルート・サーバーではなく、ローカル・ネットワークに OS イメージを永久に保管するようにアップロード・モードを構成できます。プライマリー・ローカル・リポジトリーを使用して、OS イメージのマスター・コピーと、ネットワーク・エリアの上にある一部の指定されたローカル・リレーのローカル・キャッシュを保管します。ネットワーク・エリアの上では、これらのリレーはローカル・リポジトリーとして使用されます。
注:
- OS イメージ以外のファイル (Windows ドライバーや OS リソースなど) は、BigFix ルート・サーバーを永続ファイル・リポジトリーとして使用して、標準モードで処理されます。
- ローカル・リポジトリーを使用すると、コンソールがローカル・ネットワークで実行されているときにイメージをアップロードまたはダウンロードする際のネットワーク使用量と時間を削減できるという最大の利点があります。また、コンソールがリモート・ネットワークで実行されている場合には、プライマリー・ローカル・リポジトリーに直接接続してローカル・リレー・リポジトリーを使用できる利点もあります。