Ubuntu OS リソースの手動作成

タスク 68 の代わりに、スクリプトを使用してデプロイメントに必要な Ubuntu リソースを手動で作成できます。ここではその手順を説明します。このスクリプトを使用するには、ワークステーションにデプロイする予定の Ubuntu Desktop と同じリリース番号の Server ISO ファイルをダウンロードする必要があります。
重要: ライブ・サーバー ISO は許可されていません。Ubuntu Server ISO は、Ubuntu の公式 ウェブページ (Ubuntu 20.04 の場合は http://cdimage.ubuntu.com/ubuntu-legacy-server/releases/20.04/release) の代替ダウンロードからダウンロードできます。

リソース作成ツールを使用した Ubuntu デプロイメント用の OS リソースの作成

Ubuntu デプロイメント用の OS リソースを手動で作成するには、ダウンロードする Server ISO と同じリリースの Ubuntu マシン (Ubuntu サーバー・マシンを使用する場合は、必須パッケージをインストールする必要があります) で以下のステップを実行します。
  1. 以下のリンクから Ubuntu Resource Creator スクリプトをダウンロードします。http://software.bigfix.com/download/osd/ubuntu_resource_tool.sh . タスク 68 で提供されるリンクも使用できます。
  2. デプロイメントに必要なバージョンとアーキテクチャーに応じて、Ubuntu Server ISO ファイルをインターネット 16.04 または 17.04 (32 ビットまたは 64 ビット) からダウンロードします。
  3. Resource Creator スクリプトをダウンロードしたディレクトリーから、次の構文を使用してこのスクリプトを root または sudo として実行します。
    ubuntu_resource_tool.sh [-w <working_dir>] [-c <copy_to_folder>][-l <logfile_path]{<path_to_server_iso>}
    各表記の意味は次のとおりです。
    • -w <working_dir> は、OS リソース作成プロセスで使用される作業ディレクトリーです。指定は任意です。指定しない場合は、現行パスで wd という一時ディレクトリーが使用されます。
    • -c <copy_to_folder> は、生成された OS リソースが格納されるディレクトリーです。指定は任意です。指定しない場合は、OS リソースが現行パスにコピーされます。
    • -l <logfile_path> は、OS リソース作成プロセス・ログのパスです。指定しない場合は、現行パスにデフォルトの名前でログ・ファイルが作成されます。 prepare.log
    • {<path_to_server_iso>} は、ステップ 2 でダウンロードした Ubuntu Server ISO ファイルのパスです。ファイル名のみを指定すると、現行パスが使用されます。
    注: コマンドで指定する Ubuntu Server ISO ファイルは、プロビジョニングする Ubuntu ワークステーションと同じリリース番号でなければなりません。
    例えば、現行ディレクトリーに ubuntu_resource_tool.sh があり、かつ Ubuntu Server ISO を /tmp フォルダーにダウンロードした場合は、次のコマンドで Ubuntu OS リソースを作成できます。
    sudo ./ubuntu_resource_tool.sh -w osdworkdir /tmp/ubuntu-16.04.2-server-amd64.iso   
     
    -w で指定するディレクトリーは、相対パスでも絶対パスでもかまいません。ディレクトリーが存在しない場合は作成されます。既に存在する場合は、コンテンツがすべて消去されます。この例では、リソース・ファイルが osdworkdir サブディレクトリーに作成されます。

    スクリプトによって、OS リソースを含んだ .iso ファイルが生成されます。このファイルは、「バンドルおよびメディア・マネージャー」ダッシュボードからインポートする必要があります。スクリプトへの入力で指定した Server のバージョンとアーキテクチャー (Server ISO ファイル) に応じて、新しい OS リソース・ファイルの名前が構成されます。つまり、OS_Resource_Ubuntu-Server という固定部分に、_16.04.1_16.04.2_17.04 のいずれかのリリース番号と、_i386.iso または _amd64.iso のいずれかのアーキテクチャーが付加された名前です。

  4. 「バンドルおよびメディア・マネージャー」ダッシュボードから Ubuntu リソースをインポートします。そのためには、「Linux OS リソースのインポート 」をクリックし、新たに作成された Ubuntu OS リソースのパスを指定します。