イメージの再作成

イメージの再作成は、ユーザーの状態をコンピューターに保存し、そのコンピューターに新規イメージをインストールしてから、そのユーザーの状態を復元するプロセスです。

Windows または Linux システムのイメージを再作成するには、以前にアップロードされたイメージを「イメージ・ライブラリー」から選択します。

コンピューターのイメージを再作成するときに、オペレーティング・システムをアップグレードすることも、新しいサービス・パックをインストールすることもできますが、アーキテクチャーやオペレーティング・システムをダウングレードすることはできません。例えば、Windows 8 から Windows 7 には、アーキテクチャーに関係なくイメージの再作成を実行できず、64 ビットのオペレーティング・システムを実行しているターゲットに 32 ビット・イメージをデプロイすることもできません。

Windows システムでは、クライアント・クラス・オペレーティング・システム上に、サーバー・クラス・オペレーティング・システムのイメージを再作成することはできません (その逆も不可)。

Windows システムでは、ネットワーク・インフラストラクチャーがマルチキャスト配信をサポートしていれば、マルチキャスト配信を使用してイメージの再作成を行うことができます。マルチキャストでイメージの再作成を行うには、ターゲットがベア・メタル・サーバーでもあるリレーに接続しており、デプロイするイメージの 1 つ以上のイメージ再作成プロファイルが使用可能でなければなりません。

Linux システムのイメージ再作成とは、BigFix クライアントがアクティブなコンピューター上のオペレーティング・システムを更新することを意味します。移行中は、マシン ID が保持されます。

Linux システムの場合、イメージを再作成するには Linux イメージ・プロバイダー・コンポーネントが必要であり、このコンポーネントは、イメージを再作成したいターゲットを管理するリレー上にインストールしなければなりません。Linux ターゲットが接続されているリレーがベア・メタル・サーバーの場合、このコンポーネントは不要です。このコンポーネントをインストールして使用するには、Linux イメージ・プロバイダーの管理を参照してください。

「イメージ・ライブラリー」ダッシュボードからソース・イメージを選択して、「コンピューターに適用」をクリックします。

このダイアログでは、さまざまな設定やオプションをカスタマイズして、指定した設定でコンピューターのイメージを再作成するデプロイメント・アクションを作成できます。カスタマイズしたオプションは、テンプレートとして保存して、後から再利用できます。エンドポイント管理クライアントにおけるイメージの再作成プロセスでは、必要なすべてのファイルをダウンロードしてカスタマイズする複数のアクションが作成されます。ダウンロードが完了したら、イメージの再作成が開始されます。イメージの再作成プロセスが終了して、新しいオペレーティング・システムが正常に始動すると、エンドポイント管理コンソールにステータスが表示されます。

「イメージ・ライブラリー」ダッシュボード