サーバー・ログ・ファイル

サーバー・ログ・ファイル tema.loginstallation_directory/wlp/usr/servers/server1/logs/ ディレクトリーにあります。このログ・ファイルには、サーバーに関連するすべてのアクションが保存されており、トラブルシューティングを行う際の主な情報源となります。ログ・ファイル内の各アクションは、UTC タイム・ゾーンに従って報告されますが、ファイルにはサーバーのローカル・タイム・ゾーンに関する情報も示されます。

10.0.3 Production.log は作成されなくなりました。情報はすべて tema.log に保存されます。

変更できる設定

ロギング・プロパティーは、以下のいずれかのディレクトリーにある server.xml ファイルで設定されます。
  • Linux installation_directory/wlp/usr/servers/server1
  • Windows アイコン installation_directory\wlp\usr\servers\server1
以下の設定を変更できます。
messageFileName
サーバー・ログ・ファイル名。デフォルト名は tema.log です。
logDirectory
サーバー・ログ・ファイルの場所。デフォルトの場所は次のとおりです。
  • Linux installation_directory/wlp/usr/servers/server1
  • Windows アイコン installation_directory\wlp\usr\servers\server1
maxFileSize
ログ・ファイルの最大サイズ (MB)。このサイズに達すると、ログ・ファイルはロールオーバーされます。この属性を無効にするには、値を 0 に設定します。デフォルト値は 10 です。
maxFiles
最大ファイル・サイズが適用されている場合は、この設定を使用してサーバー・ログ・ファイルの最大反復数を判別できます。ログ・ファイルが maxFileSize パラメーターで定義された最大サイズに達すると、残りのメッセージがファイルの別の反復にロールオーバーします。

ログ・レベル

ログ・レベル情報を最大化するには、次の 3 つのオプションがあります。
  1. データのパフォーマンス・ログ

    パフォーマンス・ログは自動的に有効化されます。照会 update adm.control set value = 'false' where name = 'PERFORMANCE_LOGS_ENABLED を使用してログ を無効にできます。ログを再度有効にするには、照会 update adm.control set value = 'true' where name = 'PERFORMANCE_LOGS_ENABLED を使用します。

  2. 「サーバー詳細」設定のデータ・インポートのデバッグ・ログ。データをインポートする前に debug_logging_for_imports パラメーターを変更します。
    注: この設定は、サポート・チームが必要とする場合にのみ有効にしてください。
  3. BigFix Inventory アプリケーションのデバッグ・ログ
    以下のいずれかのディレクトリーで jvm.options を変更します。
    • Linux installation_directory/wlp/usr/servers/server1

    • Windows アイコン installation_directory\wlp\usr\servers\server1

    ファイルを変更するには、以下のステップを実行します。
    1. #-DTEMA_LOG_DEBUG=true-DTEMA_LOG_DEBUG=true に変更します。
      注: ログ・レベルを DEBUG から他のレベルに変更するには、パラメーターの値を変更します。例えば、-DTEMA_LOG_DEBUG パラメーターが有効な場合は、DEBUG レベルが使用されます。#-DTEMA_LOG_DEBUG パラメーターが無効になっている場合は、INFO レベルが使用されます。
    2. BigFix Inventoryを再始動します。

再始動後、tema.log には DEBUG レベルのログが記録されます。

バージョン 10.0.9 以降、BigFix Inventory サーバーの TEMA_LOG_DEBUG jvm.options フラグはアプリケーション・ログのみに制限されます。これにより、データ・インポート・ログに影響を与えることなく、このオプションを安全に有効化できます。データ・インポート・ログは、「サーバー詳細」設定により制御されます。

タイム・ゾーン

ログ・ファイルに保存されるすべてのアクションの時刻は、UTC タイム・ゾーンが適用されます。これらのアクションは、原因を分析するために任意のタイム・ゾーンで表示することもできます。サーバーのタイム・ゾーンに関する情報はログ・ファイルの先頭に記載されており、1000 エントリーごとに繰り返し記載されます。以下の例は、ログ・ファイルの一部です。

Linux
[INFO]: Local Server Time Zone is +0200 Europe/Warsaw
Windows
[INFO]: Local Server Time Zone is CurrentTimeZone=-300 (UTC-06:00) DaylightBias=-60