Windows および Unix での接続切断スキャナーを使用したソフトウェアとハードウェアのディスカバー
9.2.7 から使用可能です。スキャン対象のコンピューターと BigFix サーバーの間に直接接続を必要としない接続切断スキャンを使用して、ソフトウェア・インベントリーおよびハードウェア・インベントリーをディスカバーできます。接続切断スキャナー・パッケージで提供されるスクリプトは、ソフトウェア・スキャンとキャパシティー・スキャンを開始し、後で BigFix Inventory にアップロードするスキャン結果を準備します。
特記事項
- 接続切断スキャンを使用するには、IBM コンプライアンスの承認を得る必要があります。このような承認を要求する場合は、営業担当員に連絡して、IBM コンプライアンスへの連絡方法を確認してください。
- 接続切断スキャンは、技術、法律、ビジネス、またはセキュリティ上の理由、あるいはその他の正当な理由により、BigFix クライアントをインストールできない場合に適用できます。
- IBM 仮想化キャパシティー用の接続切断スキャナーは、サポート対象の、適格なオペレーティング・システムにのみデプロイできます。
BigFix Inventory をサブキャパシティー・レポートに使用する場合は、特に注意して接続切断スキャンを使用する必要があります。接続切断スキャンでは、スキャナーおよびカタログの更新、データの定期的な転送、レポートが正しいことを確認するための手動の状態チェックなど、より多くのユーザー制御と手動による保守が必要です。保守は、BigFix クライアントの場合と同様に自動化されていないため、お客様の責任で行っていただく必要があります。
接続切断スキャナー・パッケージ
- スキャナー
- 構成ファイル
- スキャンを実行し、スキャン結果パッケージを準備するスクリプト
スケーラビリティー
BigFix Inventory サーバーがインストールされているコンピューターが、非常に大規模な環境のハードウェア要件を満たしていることを条件に、最大 25000 の切断されたエンドポイントからデータを収集できます。要件については、以下を参照してください。Linux でのサーバーのハードウェア要件 および Windows でのサーバーのハードウェア要件。
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ソフトウェア・スキャンを毎週実行します。
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パッケージのサブセットが毎日インポートされるように、結果パッケージのインポートを週に分散します。例えば、月曜日から金曜日まで毎日 5000 個のパッケージをインポートします。
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結果が BigFix Inventory に正常にインポートされた後、切断されたデータ・ソース・ディレクトリーからスキャン結果を自動的に削除するように設定します。パッケージを自動的に削除するには、「管理」 > 「サーバー詳細設定」に移動し delete_successfully_imported_scans パラメーターの値を true に設定します。
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トランザクション・ログのサイズを構成して、Java ヒープのサイズを増やしてください。詳しくは、下記を参照してください。中規模および大規模環境でのパフォーマンスのチューニング。
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ulimit -n 値を 4096 に変更します。
スキャン頻度
デフォルトおよび最小のスキャン頻度、スキャン結果のインポート時に推奨される頻度については、以下を参照してください:データのスキャンとアップロードの頻度。
複数の環境
- 各コンピューターが、1 つの環境についてのみ報告すること。
- 1 つの環境から取得された接続切断スキャンの結果が、他の環境をモニターする BigFix Inventory にはアップロードされないこと。
制限
- リソース使用状況および課金データはサポートされません。詳しくは、下記を参照してください。ライセンス・メトリックの未加工の使用状況。
- リモート共有ファイル・システムのスキャンはサポートされません。
- 接続切断スキャンを使用している場合は、詳細なハードウェア・スキャンを収集できません。
- 接続切断スキャナーは必ず完全スキャンを収集し、差分スキャンを収集しません。
- デフォルトでソフトウェア・スキャンから除外されるディレクトリーは、インストール・ディレクトリーとして使用できません。完全なリストを表示するには、以下を参照してください。「除外ディレクトリーのリスト」。
- 「パッケージ・データ」レポートは、「説明」列の情報を提供しません。
- 「オペレーティング・システム」列で提供される情報は、接続切断スキャンによってスキャンされたコンピューターと、通常のスキャンでスキャンされたコンピューターとで、若干異なる場合があります。
- 切断されたスキャンには、ユーザーによって定義された追加のコンピューターのプロパティーは含まれません。それらの詳細を収集するには、computer.yml ファイルで追加のエントリーを定義する必要があります。