手動によるスキャン構成

手動によるスキャン構成は、コンピューターの台数が数千を超える環境にお勧めします。分析がアクティブ化され、ソフトウェア・スキャンおよびキャパシティー・スキャンと、それらの結果のアップロードが、インストール後に手動でスケジュールされることが必要です。インフラストラクチャー内のコンピューターからデータを収集し、BigFix Inventory レポートに表示するために、これらのアクションが必要になります。手動によるスキャン構成を柔軟に行えることにより、 膨大な数のコンピューターを一度にスキャンする場合に発生する可能性があるパフォーマンスの問題を回避できます。

スキャンを手動で構成するには、以下のタスクを実行します。
  1. オプション:BigFix コンソールで、コンピューターをいくつかのグループに分割します。

    大規模な環境では、BigFix コンソールでコンピューターをいくつかのグループに分割し、グループごとに別個のスキャン・スケジュールを構成することをお勧めします。スキャンの分散についての適切なプラクティスについては、次を参照してください。スキャンの分散によるパフォーマンスの改善。詳細については、「パフォーマンスのチューニング」を参照してください。

  2. スキャンをセットアップして、ソフトウェアとハードウェア・インベントリーを検出します。
    1. 分析のアクティブ化。
    2. スキャナーのインストール。
    3. ソフトウェア・スキャンの開始。
    4. ソフトウェア・スキャン結果のアップロード。
    5. キャパシティー・データの収集。

ソフトウェア・スキャンとキャパシティー・スキャンを正常にスケジュールした後、データのインポートを実行します。データが BigFix Inventory レポートに表示されたら、スキャンをさらにカスタマイズできます。例えば、ソフトウェア・スキャンからディレクトリーを除外したり、リモート共有ファイル・システムをスキャンしたりすることができます。詳しくは、下記を参照してください。拡張スキャン構成