スキャン対象からのディレクトリーの除外

ディレクトリーが大規模で、ソフトウェア・インベントリーにとって重要な情報が含まれていない場合には、これらのディレクトリーをスキャンから除外することが有益です。これらのディレクトリーを除外すると、スキャン・プロセスにかかる時間を短縮できます。デフォルトでは、一部のディレクトリーがソフトウェア・スキャンの対象から除外されます。データの正確性を確保するために、これらを除外する必要があります。他のディレクトリーをリストに追加したり、リストから削除したりするには、BigFix コンソールでタスクを使用します。また、特定のエンドポイントのスキャナー・ファイルにディレクトリーを手動で追加することもできます。

ヒント: 9.2.5 ソフトウェア・スキャンが各コンピューターで継続している期間を確認します。スキャンに長時間かかっている場合、当該コンピューターの一部のディレクトリーをスキャンから除外できることを示していることがあります。例えば、IBM ソフトウェアには関連しないソフトウェア・インストール・イメージや他のファイル・リポジトリーが含まれていることが原因の場合があります。

スキャンの長さを確認するには、「ソフトウェア・スキャンのステータス」分析をアクティブ化し、「総時間」列を確認します。

デフォルトで除外されるディレクトリー

デフォルトでは、以下のディレクトリーがソフトウェア・スキャンの対象から除外されます。これらのディレクトリーをリストから削除しないでください。削除すると、BigFix Inventory で結果がテストされなかったり、サポートされない結果が発生する場合があります。
AIX
/proc
*/tmp
*/eznim
*/unicore/lib/*
*/perl/lib/*
*/perl5/*
/usr/src/kernels/*
注: スキャナー・バージョン 2.8.0.5000 以降では、/usr/lpp ディレクトリーは、ソフトウェア・スキャンから除外されなくなっています。これにより、BigFix Inventory でディスカバーされるソフトウェア・コンポーネントの数が増える可能性があります。
Solaris
/proc
*/tmp
*/eznim
*/unicore/lib/*
*/perl/lib/*
*/perl5/*
/usr/src/kernels/*
/var/spool/pkg
UNIX
/proc
*/tmp
*/eznim
*/unicore/lib/*
*/perl/lib/*
*/perl5/*
/usr/src/kernels/*
Windows
?:/System Volume Information
?:/$Recycle.Bin
?:/RECYCLER
?:/$WINDOWS.~BT/
?:/Windows/servicing/
%CSIDL_WINDOWS%/System32
%CSIDL_WINDOWS%/SysWOW64
%CSIDL_WINDOWS%/winsxs
%CSIDL_WINDOWS%/ServicePackFiles
%CSIDL_WINDOWS%/installer
%CSIDL_WINDOWS%/$NtUninstall
%CSIDL_WINDOWS%/$NtServicePackUninstall*$
%CSIDL_WINDOWS%/$hf_mig$
%CSIDL_WINDOWS%/servicing
*/Windows.old/
*/tmp
*/temp
*/cache/out-of-date
*/Temporary Internet Files
?:/ProgramData/Docker/windowsfilter/
?:/ProgramData/Package Cache
%CSIDL_WINDOWS%/SoftwareDistribution