rootvg ブート論理ボリュームの更新

「AIX 拡張適用ウィザード」を使用して、ブート・リスト内のブート・デバイスおよびブート論理ボリューム (BLV) の順序を更新します。指定した新規 BLV のみでブート・リストを置き換えるように設定することもできます。

始める前に

「multibos リブート用の AIX スタートアップ/シャットダウン・スクリプトの適用」タスク (ID #92) を実行する必要があります。このタスクを実行することにより、BESClient データをスタンバイ BOS にコピーする役割を持つスクリプト (KZCopyMultibosBESDATA および SZCopyMultibosBESDATA) が /etc/rc.d/rc2.d フォルダーに作成されます。これらのスクリプトは、multibos へのパッチ適用に不可欠です。

このタスクについて

ブート・リストを更新するための個々の multibos 操作では、指定内容に応じて、既存のブート・リストを置き換えるか、ブート・リストの先頭または末尾に新規 BLV を追加することができます。

手順

  1. BigFix consoleから、「パッチ管理」 > 「OS ベンダー」 > 「IBM AIX」 > 「AIX 拡張適用ウィザード」をクリックします。
  2. 「multibos タスク (Multibos Tasks)」タブで、「multibos 個別タスク操作 (Multibos Individual Task Operations)」をクリックして、個別タスク選択オプション・ペインを展開します。
  3. 「ブート論理ボリュームの更新 (Update Boot Logical Volume)」を選択します。
    1. rootvg ブート論理ボリュームの更新

    rootvg ブート論理ボリュームの更新
  4. 使用するブート・デバイスの名前を入力します。
    たとえば、hdisk0 や hdisk2 です。
  5. 新規のブート論理ボリュームを選択します。
    たとえば、bos_hd5 や hd5 です。
  6. ブート・リストに対して使用するモードを選択します。
    選択項目は、以下のとおりです。
    通常 (normal)
    通常モードでシステムをブートする場合に使用可能なブート・デバイスの通常リストを変更します。
    サービス (service)
    サービス・モードでシステムをブートする場合に使用可能なブート・デバイスのサービス・リストを変更します。
    両方 (both)
    通常ブート・リストおよびサービス・ブート・リストの両方に同じデバイス・リストが含まれるように変更します。
    ブートを変更しない (prevboot)
    システムが最後にブートされたデバイスを使用します。
  7. 既存のブート・リストを置き換えるか、あるいはこれを使用するかを指定します。新規ボリューム・グループは、ブート・リストの先頭または末尾のいずれかに入れることができます。
  8. リブート・オプションが優先設定であることを確認してください。
    注: リブートする前に、「multibos リブート用の AIX スタートアップ/シャットダウン・スクリプトの適用」タスク (ID #92) を実行する必要があります。
  9. 「アクションの作成」をクリックします。
  10. アクションを適用してください。