テクノロジー・レベルとサービス・パックの適用

BigFix リリース済みコンテンツ、または「AIX 適用ウィザード」を使用して生成したカスタム・コンテンツを使用して、テクノロジー・レベルまたは Service Pack の更新を適用できます。

始める前に

以下のタスクを実行します。
  • テクノロジー・レベルのアップグレードまたは Service Pack の更新の前に、AIX 5.42 以上の場合は expect パッケージ、AIX 6.1 の場合は expect.base ファイル・セットをインストールします。このパッケージは、次の AIX ツールボックス・ダウンロード・サイトから入手できます。http://www.ibm.com/systems/p/os/aix/linux/toolbox/download.html.
  • インターネット・ダウンロード・オプションを使用してフィックス・パックを適用する場合は、AIX ダウンロード・プラグインを登録します。詳しくは、『AIX ダウンロード・プラグインの登録』を参照してください。
  • /var パーティションに、サイズの大きなファイルを収容するために十分な量のディスク・スペースがあることを確認してください。使用可能なタスクを使用して、任意のサイズまたはスペースの制限を設定します。詳しくは、フィックスパックのダウンロード構成を参照してください。
  • BigFix バージョン 8.1 以前の場合、「OS レベルの判定」Fixlet を実行します。

このタスクについて

AIX は、インストール済みのファイル・セットを既知のプログラム診断依頼書 (APAR) のリストと比較することにより、オペレーティング・システム・レベルを判別します。

インストールするフィックス・パックのファイル・セットのソースとしてローカル・リポジトリーを使用するには、NFS 方式を使用します。この方式の場合、インストールを高速化でき、使用する帯域幅は少なくなります。

手順

  • インターネット・ダウンロード・オプションまたは NFS マウントのいずれかを使用してリリース済みコンテンツからフィックス・パックを適用するには、以下のステップを実行します。
    1. BigFix console から、「すべてのパッチの管理」 > 「Fixlet とタスク」 > 「サイト別」 > 「AIX 向けパッチ」をクリックします。

      Fixlet のリストが表示されます。

      1. Fixlet のリストのパネル・ビュー

      Fixlet のリストのパネル・ビュー
    2. テクノロジー・レベルまたは Service Pack の更新を適用するための Fixlet をリストから選択します。

      この例では、Fixlet「AIX 5.3: 推奨されるサービス・パック 5300-11-04」が選択されました。

      2. サンプルの Fixlet

      サンプルの Fixlet
    3. 「説明」タブ内のテキストを確認します。
    4. 「アクション」ボックス内の該当するリンクをクリックして、適用を開始します。
    5. オプション: NFS マウントでフィックス・パックの適用を決めた場合は、NFS リポジトリーの絶対パス (たとえば、"myServer:/AIX/fileset repo" myServer:/Local/Repo) を入力する必要があります。
      注: AIX 拡張適用ウィザードを使用してフィックス・パックをダウンロードした場合、フィックス・パックの場所への正確な NFS パスを「登録済みの AIX NFS リポジトリーでのキャッシュ済みフィックス・パックの管理 (Manage Cached Fix Packs on a Registered AIX NFS Repository)」タブからコピーできます。
  • カスタム・コンテンツを使用してパッチを適用するには、「AIX 適用ウィザード」を使用して Fixlet またはカスタム・アクションを作成する必要があります。
    このウィザードの使用法について詳しくは、AIX パッケージの更新用の Fixlet の作成を参照してください。
    注: このデプロイメント方式では、認証資格情報を手動で入力するよう求めるプロンプトをユーザーに表示することで、追加のセキュリティー層が提供されます。