適用済みファイル・セットの拒否
「AIX 拡張適用ウィザード」を使用して、適用状態のファイル・セットを拒否し、前のバージョンの更新を復元するタスクを作成することができます。個々のファイル・セットまたは特定のフィックス・パックのすべてのファイル・セットを拒否できます。アクションのプレビューを実行することにより、ファイル・セットを拒否せずに当該アクションが正常に完了することを確認できます。また、依存関係を持つファイル・セット、および拒否チェックを満たしていないファイル・セットを拒否するかどうかを指定することもできます。
始める前に
手順
- BigFix consoleから、をクリックします。
- 「ファイル・セットの拒否」をクリックします。
- 「ファイル・セット・インベントリーの最新表示」をクリックして、「AIX: ファイル・セット・インベントリー・レポートの生成」タスク (ID #81) を実行し、インストール済みのファイル・セットの履歴および現在のファイル・セット・インベントリーを取得します。エンドポイントから取得された情報は、以下のディレクトリーに格納されます。
- /var/opt/BESClient/_BESData/_AIXInvetory/FilsetHistory.inv
- /var/opt/BESClient/_BESData/_AIXInvetory/CurrentFileset.inv
- 以下のいずれかの方法を使用して、適用済みのファイル・セットを拒否します。
- 適用された個々のファイル・セットの拒否
- 「適用された個々のファイル・セットの拒否」をクリックします。ウィザードに、エンドポイントのリスト、および各エンドポイントの最終更新日時と拒否できるファイル・セットの数に関する情報が表示されます。
- 拒否したい適用済みファイル・セットが含まれた 1 つ以上のエンドポイントを選択します。選択したエンドポイントの適用済みファイル・セットが、対応するバージョン番号とともにリストされます。
- インストール日付に基づいてファイル・セット・リストをフィルターに掛けるには、該当するフィールドに日付を指定します。
- 拒否する 1 つ以上の適用済みファイル・セットを選択します。
- フィックス・パックによって適用されたファイル・セットの拒否
- 「フィックス・パックによって適用されたファイル・セットの拒否」をクリックします。ウィザードに、エンドポイントのリスト、および各エンドポイントの最終更新日時と拒否できるフィックス・パックの数に関する情報が表示されます。
- 1 つ以上のエンドポイントを選択し、拒否できるフィックス・パックを表示します。
- 拒否するファイル・セットがすべて含まれているフィックス・パックを選択します。
- 適用された個々のファイル・セットの拒否
- オプション: 「拒否のプレビュー・タスクの作成」をクリックして、このタスクにプレビュー・タスクのフラグを立てます。
このオプションは、選択したファイル・セットまたはフィックス・パックの拒否アクションのプレビューを実行するタスクを作成する場合に使用します。このオプションを使用して、依存関係に関する問題やファイル・セットの拒否を妨げている他の要因による問題が発生しないか確認できます。
- オプション: 「拒否前のチェックにパスしていなくても、ファイル・セットを拒否します」をクリックします。
このオプションは、選択したファイル・セットまたはフィックス・パックが拒否の要件に準拠していない場合でも、拒否アクションを続行する場合に使用します。注: このオプションを選択しない場合、タスクのデフォルト動作は、問題発生時に停止することです。「拒否前のチェックにパスしていなくても、ファイル・セットを拒否します」オプションを選択することにより、選択したファイル・セットに依存関係がある場合でもアクションは続行されます。
- 「アクションの作成」をクリックします。
- アクションを適用してください。