サンプル計画: Microsoft Hyper-V サーバー・クラスター - OS のパッチ適用

このサンプル自動化計画には、Windows 2008-2012 上の Hyper-V オペレーティング・システムのクラスター・パッチ適用を自動化するテンプレートが用意されており、対象エンドポイントを自動的に再起動する Fixlet が含まれています。クラスター内のノードにパッチを適用するために含めるパッチ Fixlet が、そのエンドポイントの再起動を必要とする場合、このサンプル計画をテンプレートとして使用できます。サンプル計画では、サイト機能のベースラインを使用してオペレーティング・システムにパッチを適用します。すべてのサンプル計画は読み取り専用です。サンプル計画を使用するには、計画をコピーして、名前を付け直す必要があります。

このタスクについて

この計画は、Server Automation アプリケーション中の「再起動の保留中」設定とともに使用してください。このサンプル・計画では、サイト機能のベースラインを使用して、オペレーティング・システムにパッチを適用します。サイト機能のベースラインについては、サイトからのベースラインの実行を参照してください。

Hyper-V クラスターのパッチ適用について詳しくは、Microsoft Hyper-v クラスターのオペレーティング・システム・サーバーのパッチ適用の自動化を参照してください。

サンプル Automation Plan を実行するには、以下のステップを完了させます。

手順

「サーバー自動化」ドメインを開きます。
ドメイン・パネルのナビゲーション・ツリーで、「自動化プラン」をクリックします。
Automation Plans ダッシュボードで、計画 ID に「141 」入力し、Enter キーを押します。
Automation Plans のリストから計画を選択します。
「コピー」をクリックして Automation Plan をコピーし、名前を入力して作成したコピーを保存します。

「アクションの実行」をクリックしてコピーした Automation Plan を実行します。以下の表に、サンプル Automation Plan で各 step に入力する必要があるパラメーターと対象を示します。

表 1. 計画のステップと対象
ステップ	説明\n	パラメーターと対象
ステップ 1 クラスター化した Microsoft Hyper-V サーバーのパッチ適用前タスク	このステップでは、パッチ適用のためにノードを準備します。	パッチを適用する 1 つ目のノード・セットのシステムまたはシステムを対象とします。
ステップ 2 サイトからベースラインを動的に実行	このステップでは、サイトからすべてのベースラインを実行することにより、クラスター内の 1 つ目のノードのオペレーティング・システムにパッチを適用します。	ステップ 1 で一時停止させている 1 つ目のノード・セットのシステムまたはシステム群を対象とします。「同じ対象を使用」オプションを選択して、ステップ 1 で対象としたものと同じ対象を素早く選択できます。「パラメーター」タブから、オペレーティング・システムにパッチを適用するために使用するベースラインを含むサイトを選択します。
ステップ 3 再起動を保留中のエンドポイントを再起動して再起動の完了を待つ	このステップでは、ステップ 3 でパッチを適用したコンピューターを再始動します。	パッチを適用する 1 つ目のノード・セットのシステムまたはシステム群を対象として指定します。「同じ対象を使用」オプションを選択して、ステップ 1 に対象としたものと同じターゲットを素早く選択できます。
ステップ 4 Microsoft サーバー・クラスター (Hyper-V クラスターを含むサーバー 2008 R2 以降) のパッチ適用後タスク	このステップでは、ノードをパッチ適用前の状態に戻します。	パッチを適用する 1 つ目のノード・セットのシステムまたはシステムを対象とします。「同じ対象を使用」オプションを選択して、ステップ 1 に対象としたものと同じターゲットを素早く選択できます。
ステップ 5 クラスター化した Microsoft Hyper-V サーバーのパッチ適用前タスク	このステップでは、パッチ適用のためにノードを準備します。	パッチを適用する 2 つ目のノード・セットのシステムまたはシステム群を対象とします。「同じ対象を使用」オプションを選択して、ステップ 1 に対象としたものと同じターゲットを素早く選択できます。
ステップ 6 サイトからベースラインを動的に実行	このステップでは、クラスター内の 1 つ目のノードのオペレーティング・システムにパッチを適用します。	パッチを適用する 2 つ目のノード・セットのシステムまたはシステム群を対象とします。「パラメーター」タブで、オペレーティング・システムにパッチを適用するベースラインを含むサイトを選択します。
ステップ 7 再起動を保留中のエンドポイントを再起動して再起動の完了を待つ	このステップでは、ステップ 6 でパッチを適用したコンピューターを再起動します。	パッチを適用する 2 つ目のノード・セットのシステムまたはシステム群を対象とします。「同じ対象を使用」オプションを選択することで、ステップ 6 で対象としたものと同じ対象を素早く選択できます。
ステップ 8 Microsoft サーバークラスターのパッチ適用後タスク (Hyper-V クラスターを含むサーバー 2008 R2 以降)	このステップでは、ノードをパッチ適用前の状態に戻します。	パッチを適用する 2 つ目のノード・セットのシステムまたはシステム群を対象とします。「同じ対象を使用」オプションを選択することで、ステップ 6 で対象としたものと同じ対象を素早く選択できます。

「OK」をクリックして、Automation Plan を実行します。