サンプル計画: Microsoft Exchange 2007 クラスター - OS のパッチ適用
このサンプル計画では、Microsoft Windows クラスターで Microsoft Exchange 2007 SP1 にパッチを適用する方法を示します。この計画は、Windows クラスター上の Exchange 2007 SP1 のパッチ適用のためのテンプレートとして使用します。この計画は、サイトからベースラインを実行することによってオペレーティング・システムにパッチを適用します。計画を実行する前に、カスタム・サイトにオペレーティング・システムへのパッチ適用に使用するベースラインを追加します。計画を実行する際、そのサイトを選択して Exchange メールボックス・サーバーにパッチを適用します。すべてのサンプル計画は読み取り専用です。サンプル計画を使用するには、計画をコピーして、名前を付け直す必要があります。
このタスクについて
Server Automation アプリケーションの「再起動の保留中」設定を使用して、再起動を設定します。この計画については「計画の続行」に設定します。このオプションを使用すると、エンドポイントは Restart Endpoint on Pending Restart and Wait for Restart to Complete タスクによって自動的に再起動されます。Exchange メールボックス・サーバーのフェイルオーバーを 2 回発生させないようにするには、まずパッシブ・ノードを対象にします。
Microsoft Exchange 2007 クラスターのパッチ適用の詳細については、「Windows クラスターでの Microsoft Exchange 2007 のパッチ適用」を参照してください。
サンプル Automation Plan を実行するには、以下のステップを完了させます。
手順
- 「サーバー自動化」ドメインを開きます。
- ドメイン・パネルのナビゲーション・ツリーで、「自動化プラン」をクリックします。
- Automation Plans ダッシュボードで、「133」(計画 ID) と入力し Enter キーを押します。
- Automation Plans のリストから計画を選択します。
- 「コピー」をクリックして Automation Plan をコピーし、名前を入力して作成したコピーを保存します。
-
「アクションの実行」をクリックしてコピーした Automation Plan を実行します。以下の表に、サンプル Automation Plan で各 step に入力する必要があるパラメーターと対象を示します。
表 1. 計画のステップ、パラメーターおよびターゲット ステップ 説明\n パラメーターと対象 ステップ 1 Exchange 2007 メールボックス・サーバーをノードから移動 (121) このステップでは、パッチを適用する 1 つ目のノードから Exchange 2007 メールボックス・サーバーを移動します。重要: 最初にパッシブ・ノードにパッチを適用することをお勧めします。 パッチを適用する 1 つ目のノード・セットのシステムまたはシステムを対象とします。 ステップ 2 ノードの一時停止 (Windows 2008-2012) (116) このステップでは、パッチを適用するクラスター内の 1 つ目のノードを一時停止します。 ステップ 1 で一時停止した 1 つ目のノード・セットのシステムまたはシステム群を対象とします。「同じ対象を使用」オプションを選択することで、ステップ 1 の対象と同じ対象を素早く選択できます。 ステップ 3 ノードからグループを移動 (Windows 2008-2012) (114) このステップでは、ステップ 1 で一時停止したノードからグループを移動します。 ステップ 1 で一時停止した 1 つ目のノード・セットのシステムまたはシステム群を対象とします。「同じ対象を使用」オプションを選択することで、ステップ 1 の対象と同じ対象を素早く選択できます。 ステップ 4 サイトからベースラインを動的に実行 このステップでは、サイトからベースラインを実行してオペレーティング・システムにパッチを適用します。 クラスター内の 1 つ目のノードを対象とします。「パラメーター」タブで、オペレーティング・システムへのパッチ適用のために実行するベースラインが含まれるサイトを選択します。サイトからベースラインを実行する方法については、サイトからのベースラインの実行 を参照してください。 ステップ 5 再起動の保留中のエンドポイントを再起動し、再起動の完了を待つ (126) このステップでは、ステップ 3 でパッチを適用したコンピューターを再起動します。 Pending Restart状態のエンドポイントのみが再起動されます。パッチを適用する 1 つ目のノード・セットのシステムまたはシステムを対象とします。「同じ対象を使用」オプションを選択して、ステップ 1 に対象としたものと同じターゲットを素早く選択できます。 ステップ 6 ノードの再開 (Windows 2008-2012) (115) このステップでは、パッチ適用中の 1 つ目のコンピューター・セットを再開します。 パッチを適用する 1 つ目のノード・セットのシステムまたはシステムを対象とします。「同じ対象を使用」オプションを選択して、ステップ 1 に対象としたものと同じターゲットを素早く選択できます。 ステップ 7 Exchange 2007 メールボックス・サーバーをノードから移動 (121) このステップでは、パッチを適用する 2 つ目のノード・セットから Exchange 2007 メールボックス・サーバーを移動します。 パッチを適用する 2 つ目のノード・セットのシステムまたはシステム群を対象とします。 ステップ 8 ノードからグループを移動 (Windows 2008-2012) (114) このステップでは、ステップ 6 で一時停止したノードからグループを移動します。 パッチを適用する 2 つ目のノード・セットのシステムまたはシステム群を対象とします。「同じ対象を使用」オプションを選択することで、ステップ 6 で対象としたものと同じ対象を素早く選択できます。 ステップ 9 サイトからベースラインを動的に実行 このステップでは、サイトからベースラインを実行してオペレーティング・システムにパッチを適用します。 クラスター内の 2 つ目のノードを対象とします。「パラメーター 」タブで、オペレーティング・システムにパッチを適用するために実行するベースラインが含まれているサイト。サイトからベースラインを実行する方法については、サイトからのベースラインの実行 を参照してください。 ステップ 10 「再起動の保留中」のエンドポイントを再起動し、再起動の完了を待つ (126) このステップでは、ステップ 8 でパッチが適用されたコンピューターを再起動します。 Pending Restart状態のエンドポイントのみが再起動されます。パッチを適用する 2 つ目のノード・セットのシステムまたはシステム群を対象とします。「同じ対象を使用」オプションを選択することで、ステップ 6 で対象としたものと同じ対象を素早く選択できます。 ステップ 11 ノードの再開 (Windows 2008-2012) (115) このステップでは、ステップ 8 でパッチが適用された 2 つ目のノード・セットを再開します。 パッチを適用する 2 つ目のノード・セットのシステムまたはシステム群を対象とします。「同じ対象を使用」オプションを選択することで、ステップ 6 で対象としたものと同じ対象を素早く選択できます。 - 「OK」をクリックして、Automation Plan を実行します。