サンプル計画:VMware Windows テンプレートのパッチ適用
このサンプル計画では、 Microsoft® Windows® プラットフォーム上の VMware テンプレートへのパッチ適用を自動化します。自動化プロセスは、最初にパッチを適用するテンプレートから仮想マシンを作成し、次に新しく作成した仮想マシンにパッチを適用し、 BigFix クライアント ID データを削除してから、仮想マシンを VMware テンプレートに変換し戻すことによって、進行します。すべてのサンプル計画は読み取り専用です。サンプル計画を使用するには、計画をコピーし、名前を付け直してから要件に従って Fixlet、タスク、またはベースラインを使用してプレースホルダー Fixlet を更新する必要があります。
始める前に
- このパッチ適用ソリューションは、VMware 仮想マシンとテンプレートのみをサポートしています。
- VMware Management Extender がインストールされており、正しく構成されている必要があります。Management Extender のインストールについては、「Management Extender のインストール」を参照してください。
- リモート・コネクターが、VMware Management Extender がインストールされているコンピューターにインストールされている必要があります。サーバー自動化タスク 1680
Install BigFix Remote Connector Tool for SA v9.5を使用してリモート・コネクターをインストールします。注: RXA モジュールは非推奨になります。リモート・コネクター・モジュールは、既存の RXA モジュールと同じレベルの機能を提供します。Server Automation 9.5.61 以降、BigFix は RXA モジュールのインストールまたはメンテナンスをサポートしません。 - パッチを適用する VMware テンプレートには、 BigFix クライアントがインストールされている必要があります。また、計画のステップ 1 でテンプレートから作成した対象コンピューター (仮想マシン) のホスト名または IP アドレス、ユーザー名、およびパスワードを入力する必要があります。
- 必要に応じて、仮想化分析
VMware Host OverviewとSSL Encryption Analysis for Windows Administrator Passwordの両方をアクティブにします。
このタスクについて
パッチ処理の各フェーズでは、以下のアクションを実行します。
- ステップ 1 では、パッチを適用するテンプレートから新規仮想マシンを作成します。新しい仮想マシンに入力する名前をメモしておき、作成後にその IP アドレスまたはホスト名をメモしておきます。
- ステップ 2 では、新規に作成した仮想マシンにオペレーティング・システムのパッチを適用します。
- ステップ 3 では、リモート・コネクター (または RXA) を使用して新しく作成した仮想マシンから BigFix クライアントの ID データを削除します。このステップでは、リモート・コネクター (または RXA) と Management Extender がインストールされているコンピューターを「対象」タブから指定し、「パラメーター」タブから、ステップ 1 で作成した仮想マシンの IP アドレスとホスト名を入力する必要があります。
- ステップ 4 では、新規に作成した仮想マシンの電源をオフにします。
- ステップ 5 では、新規に作成してパッチを適用した仮想マシンを、ステップ 1 で新規に作成した仮想マシンと同じ名前のテンプレートに戻します。
重要: この計画の対象は、ほとんどのサンプル計画とは異なります。3 つ目のステップでは、「対象」タブでリモート・コネクター (または RXA) がインストールされているコンピューターを指定し、「パラメーター」タブでステップ 1 で作成した仮想マシンの IP アドレスまたはホスト名を入力する必要があります。計画を実行する前に、対象指定に関する情報をよく読んでください。
サンプル Automation Plan を使用するには、以下のステップを実行します。
手順
- サーバー自動化ドメインを開きます。
- ドメイン・パネルのナビゲーション・ツリーで、「自動化プラン」をクリックします。
- Automation Plans ダッシュボードで、計画 ID に「161」と入力してサンプル計画を検索し、Enter キーを押します。
- Automation Plans のリストからサンプル計画を選択します。「コピー」をクリックしてコピーし、名前を入力して作成したコピーを保存します。
- 「アクションの実行」をクリックしてコピーした Automation Plan を実行します。
- ステップ 1 については、仮想マシンの作成に使用するテンプレートが含まれるホストを対象とします。「パラメーター」タブで、テンプレートからの Windows 仮想マシンの作成 の説明に従ってパラメーターを入力します。
- ステップ 2 では、「対象」タブの「以下の名前一覧で指定したコンピューター」オプションを使用して、ステップ 1 で作成した仮想マシン名を入力します。プレースホルダー Fixlet を VMware 仮想マシンへのパッチ適用に使用する Fixlet、Task または Baseline に置き換えます。
- ステップ 3 については、「対象」タブで「適用可能なものを使用」オプションを選択し、リモート・コネクター (または RXA) と Management Extender がインストールされているコンピューターを対象とし、「パラメーター 」タブで、新しく作成した仮想マシンの IP アドレスまたはホスト名、ユーザー名、およびパスワードを入力します。
- ステップ 4 については、「対象」タブで「以下の名前一覧で指定したコンピューター」オプションを使用し、ステップ 1 で作成した仮想マシンの名前を入力します。
- ステップ 5 については、「対象」タブで「以下の名前一覧で指定したコンピューター」オプションを使用して、ステップ 1 で作成した仮想マシンの名前を入力します。「パラメーター 」タブで、仮想マシンのテンプレートへの変換 の説明に従ってパラメーターを入力します。
- 「OK」をクリックして、計画を実行します。