ファイルおよびディレクトリーの転送

ファイル転送モードは、対象にリモート側で接続するために使用できる接続モードです。ファイル転送モードで接続されている場合は、ターゲットのファイル・システムを表示でき、コントローラー・マシンのファイルおよびディレクトリーをターゲットに転送することも、逆方向にファイルおよびディレクトリーを転送することもできます。ファイルとディレクトリーを削除してディレクトリーを作成するためのオプションもあります。

接続が確立されている場合は、コントローラー・ウィンドウに 2 つのペインが表示されます。左側のペインにはコントローラーのファイル・システムが表示され、右側のペインには対象のファイル・システムが表示されます。

ピアツーピア・モードでのファイル転送セッションの動作が、バージョン 9.1.4 FP1 で変更されました。リリース 9.1.4 GA までは、ファイル転送セッションがピアツーピア・モードで確立されると、ターゲット・ファイル・システムへのアクセスに使用される権限が、Windows の場合は System アクセス、Linux の場合は root アクセスに設定されていました。このフィックス・パックでは、ログオンしているユーザーの権限がターゲット・ファイル・システムで使用されます。新規のターゲット構成オプションである EnableFileTransferSystemAccess は、新しい動作を実装するために使用されます。