P2P セッションの開始

リモート・コントロール・セッション要求がサーバーから開始されると、コントローラーが起動され、コントローラーはターゲットに接続してセッション要求を送信します。ターゲットはサーバーと接続して要求を認証し、セッションのポリシーおよび許可を取得します。 P2P リモート・コントロール・セッションは、サーバーから開始されないリモート・テークオーバー・セッションで、コントローラーとターゲットの間で直接確立されます。 ターゲット側で P2P モードが使用可能であって、サーバーがダウンしたか、ターゲットからサーバーに到達できない場合、ターゲットとコントローラーの間でセッションが直接確立されます。セッションではターゲットに設定されているローカル・ポリシーが使用されます。P2P ポリシーは、ターゲットのインストール中またはインストール後に、ターゲット・プロパティーを構成することによって設定できます。

このタスクについて

ご使用のシステムでコントローラーをローカルに実行することによって、P2P 接続が使用可能になるように設定されたターゲットと P2P セッションを開始できます。Remote Control サーバーをインストール済みである場合、このサーバーからコントローラーをダウンロードしてインストールすることができます。詳しくは、サーバーからのコンポーネント・ソフトウェアのダウンロードを参照してください。サーバーがインストールされていない場合にコントローラー・コンポーネントをインストールすることについて詳しくは、「BigFix® Remote Control インストール・ガイド」を参照してください。

コントローラーをインストールした後、以下の手順を実行することによって P2P セッションを開始できます。

手順

  1. コントローラーを始動します。
    Windows® システム
    1. 「スタート」 > 「すべてのプログラム」をクリックします。
    2. Remote Control > 「コントローラー」をクリックします。
    Linux® または UNIX® システムの場合:
    コントローラーを始動するには、オペレーティング・システム・アプリケーション・インターフェースから Remote Control コントローラー・アプリケーションを見つけるか、以下のコマンドを実行します。

    /opt/bigfix/trc/controller/trc_controller.sh

    コントローラー・アプリケーションは、メニュー項目「アプリケーション」 > 「インターネット」 > 「BigFix Remote Control - コントローラー」を使用して開始することもできます。

    macOS システム
    1. Finder (アプリケーション・フォルダー) または Launchpad を開きます。
    2. 「Remote Control コントローラー」アプリケーションを見つけて開きます。
  2. 「接続のオープン」ウィンドウで以下を実行します。
    1. セッションを開始するターゲットの IP アドレスを入力します。
    2. (デフォルトのポートが OS に応じて 888 または 8787 に変更されていない限り) 着信接続をリッスンするためにターゲットが使用するポートを入力します
    3. 「プロキシーを使用」を選択してプロキシーを使用します
    4. 必要なプロトコルを選択し、必要な情報を入力します。
    サーバー
    プロキシー・サーバーのホスト名または IP アドレスを入力します。
    ポート\n
    プロキシー・サーバーに必要なポートを入力します。
    プロキシーは認証が必要です
    プロキシー・サーバーでの認証が必要な場合は、このオプションを選択します。認証に必要なユーザー名とパスワードを指定します。
  3. 必要なセッション・タイプをクリックします。
    注: ターゲットに Windows® オペレーティング・システムがインストールされていて、CheckUserLogin ポリシーが「はい」に設定されている場合、ログイン・ウィンドウが開きます。有効な Windows ID およびパスワードを入力して、先に進みます。ターゲットが既にリモート・コントロール・セッションに参加している場合、設定されている他のターゲット・プロパティーによって、セッションに参加したりセッションを切断したりするオプションを選択できる場合があります。詳しくは、既にセッションに参加しているターゲットへの接続を参照してください。

タスクの結果

ターゲットへの正常な接続は、以下の条件のいずれかが満たされる場合に確立されます。
  • セッションを受け入れるためのユーザー確認ポリシーが使用可能になっていないこと。
  • セッションを受け入れるためのユーザー確認ポリシーが使用可能になっており、ターゲット・ユーザーが要求を受け入れたこと。リモート・コントロール・セッションへの同意について詳しくは、「BigFix® Remote Control ターゲット ユーザーズ・ガイド」を参照してください。

セッションが受け入れられて確立された後、ターゲット上でローカルに設定されたポリシーによって、セッション中に実行できるアクションが決まります。