Sametime® 詳細設定 (Sametime 9.0.1 のみ)

これらの設定は、Sametime 9.0.1 Advanced Server が含まれる環境にのみ適用されます。

以下の表は、HCL® Sametime® Advanced クライアントで使用可能な設定を示しています。これらの設定は、plugin_customization.ini ファイルに設定されています。

1. グローバル設定 - com.ibm.collaboration.realtime
属性 変数タイプ 説明
enableAdvanced ブール。デフォルト値は false です。 この値を true に設定すると、クライアントにインストールされた Sametime® Advanced プラグインがアクティブになります。
enableInstantShare ブール。デフォルト値は false です。 enableAdvanced が false に設定されているが、enableInstantShare の値が true に設定されている場合、インスタント共有機能は使用可能です。それ以外の場合、enableInstantShare の値は無視されます。
2. Sametime Advanced 設定 - com.ibm.collaboration.realtime.persistentChat
属性 変数タイプ 説明
showAdvancedVersioningAlert ブール値 以前の Connect Client または組み込み型クライアントから Sametime 9.0 (またはそれ以上の) サーバーにアクセスする際のクライアントバージョンの警告を抑止します。
3. ブロードキャストおよび常設チャットの設定 - com.ibm.collaboration.realtime.bcs
属性 変数タイプ 説明
sametimeAdvancedServerName ストリング 必須。Apache Tomcat® Application Server の完全修飾ホスト名 (例: sales)。
sametimeAdvancedServerPort ストリング 必須。Sametime® Advanced Server のポート番号。
sametimeCommunityServer ストリング 必須。デフォルトの Sametime® Community Server のホスト名。これは、在席確認とチャットのためにユーザーがログインするサーバーです。
broadcastToolsServerName ストリング 必須。Apache Tomcat® Application Server の完全修飾ホスト名。
broadcastToolsServerPort ストリング 必須。Apache Tomcat® Application Server のポート番号。ポート番号は、通常 HTTP の場合 1883、SSL の場合 8883 ですが、管理者によって任意のポートを指定することができます。
useHTTPS ブール値 サーバーへの接続中に SSL を使用する場合は、true に設定します。HTTP を使用する場合は false に設定します。
advancedServerConnectionType ストリング Sametime® Advanced Server に接続するための接続タイプ。サーバーに直接接続する場合は 0 に設定します。リバースプロキシを経由して接続する場合は 1 に設定します。
broadcastServerConnectionType ストリング ブロードキャストツールサーバーに接続するための接続タイプ。サーバーに直接接続する場合は 1 に設定します。SSL を使用して接続する場合は 2 に設定します。
useHttpProxy ブール値 HTTP 順方向プロキシを使用する場合は true に、それ以外の場合は false に設定します。
proxyHost ストリング HTTP プロキシを使用する場合はプロキシの IP アドレスまたはホスト名を、それ以外の場合は空白のままにします。
proxyPort ストリング 接続先の HTTP プロキシポートを入力します。
proxyUserName ストリング HTTP プロキシで認証のために必要とする場合はユーザー名を入力し、それ以外の場合は空白のままにします。
reverseProxyBaseURL ストリング リバースプロキシを経由して接続する場合は、使用するリバースプロキシの基本 URL を入力します。例: http://mycompany.example.com/mycontext

それ以外の場合は空白のままにします。

reverseProxyUserName ストリング プロキシが認証を行う場合は、リバースプロキシのユーザー名を入力します。リバースプロキシを使用しない場合は空白のままにしておきます。
jmsProtocol ストリング クライアントが、Security Secure Sockets Layer (SSL) を使用してセキュアな接続で接続するかどうかを示します。デフォルトは、disthub (SSL を使用せずに接続) です。SSL を使用して接続するには disthubs を入力します。
liveNameResolveTimeout ストリング (デフォルトは 10000 ミリ秒) 在席確認名を解決するための許容時間 (ミリ秒)。デフォルトは 10000 です。
notifyNewOpenCommunities Boolean (デフォルトは true) 新規の公開コミュニティーが作成されるとユーザーに通知します。
notifyNewModeratedCommunities Boolean (デフォルトは true) 新規のプレゼンテーション形式コミュニティーが作成されるとユーザーに通知します。
notifyNewPrivateCommunities Boolean (デフォルトは true) 新規の非公開コミュニティーが作成されるとユーザーに通知します。
blockBroadcastOnDoNotDisturb Boolean (デフォルトは true) クライアントが [応答不可] に設定されている場合にブロードキャストをブロックします。
blockBroadcastOnInMeeting Boolean (デフォルトは false) クライアントが [会議中] に設定されている場合にブロードキャストをブロックします。
notifyChatRoomAddMember Boolean (デフォルトは true) チャットルームに新規メンバーが加わるとユーザーに通知します。
blockChatRoomNotifyOnDoNotDisturb Boolean (デフォルトは true) クライアントが [応答不可] に設定されている場合にチャットルーム通知をブロックします。
blockChatRoomNotifyOnInMeeting Boolean (デフォルトは false) ユーザーが会議中の場合チャットルーム通知をブロックします。
broadcastServerUserIdType ストリング (デフォルトは email) ユーザー ID として使用される LDAP 属性を指定します。
useTokens Boolean (デフォルトは true) ログイン時にクライアントが LTPA トークンを使用するかどうかを指定します。Sametime® コミュニティー・サーバーと Sametime® Advanced Server の間にシングル・サインオンをセットアップする方法がない場合にのみ、この値を false に設定します。
chatRoomLaunchURLRichClient ブール値 ユーザーに表示されるチャットルームウィンドウのタイプを指定します。値 trueSametime® クライアントのチャット・ルームを表し、値 false は Web ブラウザのチャット・ルームを表します。
onlyActiveChatRooms ブール。デフォルト値は false です。 チャットルームリストをアクティブなチャットルームのみに制限して、使用不可のチャットルームとアーカイブされたチャットルームがリストに表示されないようにします。
showToolTip Boolean (デフォルト値は true) ユーザーがチャットルーム名の上にマウスを移動したときに、チャットルームに関連付けられた説明を表示します。
updateInterval ストリング (デフォルト値は 600000 ミリ秒 (10 分)) チャットルームのデータが更新されるまでの待機時間 (ミリ秒単位) を指定します。更新頻度を低くすると、サーバーのパフォーマンスを改善できます。
4. コミュニティー設定 - com.ibm.collaboration.community
属性 変数タイプ 説明
loginTokenRefreshInterval ストリング (デフォルト値は 900000 ミリ秒 (15 分)) LTPA トークンタイムアウト (秒単位)。最良の方法は、Sametime Advanced をホストする WebSphere サーバーと Community Server 上に構成されているトークンの有効期限より 5 分短く設定することです。値はミリ秒単位で指定する必要があります。例えば、サーバー側のトークンの有効期限タイムアウトが24 時間の場合、クライアントで loginTokenRefreshInterval=86100000 (つまり 23 時間と 55 分) と構成します。