チャット設定

以下の表は、Notes® 用の HCL® Sametime® Connect Client と Sametime® 組み込み型クライアントのチャット設定を示したものです。

1. アプリケーション設定 - com.ibm.collaboration.realtime.application リリース 8.5.1.1 以降
属性 変数タイプ 説明 リリース
enableNwayRichText ブール値。デフォルトは false です。 マルチユーザーチャットで、リッチテキストの使用をクライアントで許可するかどうかを指定します。マルチユーザーチャットセッションでリッチテキストを使用できるのは、チャットセッションに参加しているすべてのクライアントがこの設定を使用可能にしている場合だけです。 8.5.1.1 以降
2. チャット履歴設定 - com.ibm.collaboration.realtime.chat.logging リリース 7.5.x 以降
属性 変数タイプ 説明 リリース
days.storage.max 正数。 この日数の経過後に、保存された記録を削除する。この設定は、サーバーポリシーで設定される値によって上書きされます。 7.5.1 以降
delete.old 正数。デフォルトは、false です。 保存した記録を削除する。この設定は、サーバーポリシーで設定される値によって上書きされます。ポリシーでトランスクリプトの削除を許可する場合は、この値を最初 true に設定します。 7.5.1 以降
logging.default 0 = チャットを自動的に保存、1 = チャットを自動的には保存しない、2 = チャットを保存するためのプロンプトを表示する デフォルトのチャットログアクション 7.5.1 以降
logging.enabled ブール値。デフォルトは false です。 チャットの保存を許可するかどうかを指定します。サーバーポリシーの構成でチャットの保存が許可されていない場合、この設定は無視されます。 7.5.1 以降
logging.service service.notes = Notes のログ、service.outlook = MS Outlook のログ、service.file = ファイルシステムのログ チャットログサービスのタイプ 7.5.1 以降
display.context True = 表示する、false = 表示しない 同一ユーザー間の当日の会話内容をチャットウィンドウに表示します。 7.5.1 以降
display.context.background True = 表示する、false = 表示しない チャットに保存された記録を表示する場合の文字の背景を表示します。 7.5.1 以降
root.location コンピュータ上の有効なパスのストリング。 自動的に保存されたチャットディレクトリーパスの場所。ファイル区切り記号には「」を使用しないでください。代わりに「」または「/」を使用してください。絶対パスの使用例:
com.ibm.collaboration.
realtime.chat.logging/
root.location=
C:\\Documents\\user\\
SametimeTranscripts 
リリース 8.0.2 以降では、相対パスを使用することができます。Windows と Mac のユーザー・プロファイル・フォルダの相対パスの使用例を以下に示します。
com.ibm.collaboration.
realtime.chat.logging
/root.location=
\\SametimeTranscripts
Linux の場合、
com.ibm.collaboration.
realtime.chat.logging/
root.location=
SametimeTranscripts

7.5.1 以降
save.file.location コンピュータ上の有効なパスのストリング。 手動で保存されたチャットのデフォルトの場所。ファイル区切り記号には「」を使用しないでください。代わりに「」または「/」を使用してください。絶対パスの使用例:
com.ibm.collaboration.realtime.chat.logging/ave.file.location=C:\\Documents\\user\\SavedChats 

リリース 8.0.2 以降では、相対パスを使用することができます。Windows と Mac のユーザー・プロファイル・フォルダの相対パスの使用例を以下に示します。
com.ibm.collaboration.
realtime.chat.logging/
root.location=
\\SametimeTranscripts 
Linux の場合、
com.ibm.collaboration.
realtime.chat.logging/
root.location=
SametimeTranscripts
7.5.1 以降
prompt.save ブール値 ログにメールサービスを使用している場合は、メールファイルにチャットを手動で保存した後に、確認を表示するかどうかを指定します。 7.5.1 以降
reset.user.resets. logging.prefs ブール値。デフォルトは false です。 ユーザーのリセット後に、ログ設定をリセットするためのプロンプトをユーザーに出すかどうかを指定します。 7.5.1 以降
firsttime.askprefs ブール値。デフォルトは true。 Sametime® の初回の起動時に、ログ設定を行うためのプロンプトをユーザーに出すかどうかを指定します。この値を true に設定する場合は、loggging.enabled も設定する必要があります。この設定により、チャット記録を保存するためのデフォルトの使用可能状態が定義されます。 7.5.1 以降
schedule.delete.old ブール値。デフォルトは false です。 予約済みのファイルベースのチャット履歴削除タスクを開始するかどうかを指定します。このタスクは、ログイン時間から起算して 12 時間間隔で予約されます。対応するサーバーポリシーが有効になっている場合のみ、ローカルのチャット履歴が自動的に削除されます。 8.5.2 IFR1 以降
3. チャット履歴 UI 設定 - com.ibm.collaboration.realtime.chat.logging.ui リリース 7.5.x 以降
属性 変数タイプ 説明 リリース
allowSaveOverride ブール値。デフォルトは true。 チャットウィンドウの [ツール] メニューに [記録を保存しない (Prevent Transcript save)] メニュー項目を表示するかどうかを指定します。 7.5.1 以降
noPersonListLiveNames ブール値。デフォルトは false です。 チャット履歴ビューアのユーザーリストで表示名を使用するかどうかを指定します。 8.5.2 以降
4. チャットウィンドウ設定 - com.ibm.collaboration.realtime.chatwindow リリース 7.5.x 以降
属性 変数タイプ 説明 リリース
showuserinfo ブール値。デフォルトは true。 チャットウィンドウにビジネスカードを表示するかどうかを指定します。 7.5.1 以降
showtimestamp ブール値。デフォルトは true。 チャット記録領域にタイムスタンプを表示するかどうかを指定します。 7.5.1 以降
showdatestamp ブール値。 チャット記録領域に日付スタンプを表示するかどうかを指定します。 7.5.1 以降
showemoticons ブール値。デフォルトは true。 チャット記録に顔文字を表示するかどうかを指定します。 7.5.1 以降
usemyfont ブール値。デフォルトは false です。 チャット相手のフォント設定を自分のフォント設定で上書きするかどうかを指定します。 7.5.1 以降
entersend ブール値。デフォルトは true。 メッセージの送信に Enter または Shift+Enter を使用するかどうかを指定します。Enter で送信、Shift+Enter で改行です。 7.5.1 以降
showstatusupdates ブール値。デフォルトは false です。 チャット相手の状況の更新を記録に表示するかどうかを指定します。 7.5.1 以降
esccloses ブール値。デフォルトは true。 ESC でチャットウィンドウを閉じるかどうかを指定します。 7.5.1 以降
showuserleft ブール値。デフォルトは false です。 チャット相手がチャットウィンドウを閉じるときにメッセージを表示するかどうかを指定します。 7.5.1 以降
warnWhenInMtg ブール値。デフォルトは true。 ユーザーがミーティングに参加しているときにチャットウィンドウを開こうとした場合、警告メッセージをポップアップするかどうかを指定します。 7.5.1 以降
warnWhenAway ブール値。デフォルトは true。 ユーザーの離席中にチャットウィンドウを開こうとした場合、警告メッセージをポップアップするかどうかを指定します。 7.5.1 以降
dontPopWhenMin ブール値。デフォルトは true。 ウィンドウを手動で最小化したときにチャットウィンドウを前面にポップアップするかどうかを指定します。 7.5.1 以降
showActionBar ブール値。デフォルトは true。 アクションツールバーを表示するかどうかを指定します。 7.5.1 以降
showStatusBar ブール値。デフォルトは true。 下部に状況メッセージバーを表示するかどうかを指定します。 7.5.1 以降
showToolsBar ブール値。デフォルトは true。 メッセージツールバーを表示するかどうかを指定します。 7.5.1 以降
showSendButton ブール値。 チャットウィンドウに送信ボタンを表示するかどうかを指定します。 7.5.1 以降
showQuickFind ブール値。 タブ付きチャットウィンドウに簡易検索を表示するかどうかを指定します。 7.5.1 以降
useTabs ブール値。デフォルトは false です。 1 つのタブ付きウィンドウをすべてのチャットに使用するかどうかを指定します。 7.5.1 以降
horizontalTabs ブール値。デフォルトは false (垂直) です。 水平方向のタブと垂直方向のタブのいずれを使用するかを指定します。useTabs が true でない限り適用されません。 7.5.1 以降
warnNewMessageArrived ブール値。デフォルトは true。 メッセージの受信と同時にウィンドウを閉じようとした場合に、メッセージダイアログをポップアップするかどうかを指定します。 7.5.1 以降

warnNewMessageArrived Threshhold

Long。デフォルトは 450 です。 これは、warnNewMessageArrived 設定と一緒に使用されます。warnNewMessageArrived が true の場合、この属性を 10000 (10 秒) に設定して、最後のメッセージの 5 秒後にチャットウィンドウを閉じようとすると、警告ダイアログがポップアップします。デフォルト値を変更しないことをお勧めします。 7.5.1 以降
useDefaultGO ブール値。デフォルトは true。 入力にシステムの記入方向デフォルトを使用するのか、手動で記入方向を設定するのかどうかを指定します。 7.5.1 以降
sendAreaGO 整数。 useDefaultGO が false の場合、入力領域で使用する記入方向を指定します。useDefaultGO が true であるため、デフォルトでは設定されていません。67108864 (SWT.RIGHT_TO_LEFT) または 33554432 (SWT.LEFT_TO_RIGHT) の 2 つのいずれかの値のみを受け入れます。 7.5.1 以降
timeformat 整数。デフォルト値は 12 です。 使用するデフォルトの時刻形式 (12 時間時計または 24 時間時計) を指定します。 7.5.1 以降
maxChatsShowWarn ブール値 タブ付きウィンドウを使用している場合、現在のチャットカウントが事前定義値を超えた場合に、警告ダイアログを表示するかどうかを指定します。 7.5.1 以降
maxChats 整数。デフォルトは 50 です。 maxChatsShowWarn の事前定義値を指定します。 7.5.1 以降
saveChats ブール値 セッション中に開いているチャットを保存するかどうかを指定します。 7.5.1 以降
transcript.view.limit 整数。デフォルトは 0 です。 チャットウィンドウで維持されるテキスト/グラフィックの行数を制限するために指定します。0 を設定すると、制限なしになります。 8.5 以降

ProvideTabbedBrowser キャッシュ

ブール値。デフォルトは true。 チャットがアクティブでないときにメモリ使用効率の向上のためブラウザウィンドウをキャッシュできる場合にタブ付きチャットウィンドウを使用するかどうかを指定します。 8.5.1 以降
persistPosition ブール値 チャットウィンドウの位置を保存するかどうかを指定します。これが設定されている場合、チャットウィンドウの位置は、ウィンドウのクローズアクションごとに記憶され、次のチャットウィンドウのオープンアクションのデフォルトの位置として使用されます。 8.5 以降
xpos Integer チャットウィンドウの位置の X の値を指定します。 7.5.1 以降
ypos Integer チャットウィンドウの位置の Y の値を指定します。 7.5.1 以降
windowWidth Integer チャットウィンドウの幅を指定します。 7.5.1 以降
windowHeight Integer チャットウィンドウの高さを指定します。 7.5.1 以降
sendAreaHeight Integer チャットウィンドウの入力ボックスの高さを指定します。 7.5.1 以降
replyWithOfflineMessageContent ブール値。デフォルトは true。 オフラインメッセージへの返信時に、受信したメッセージを返信に含めるかどうかを指定します。 8.5.2 IFR1 以降
disableInlineIME ブール値。デフォルトは false です。 チャットウィンドウのチャット入力域内で、入力方法のインラインモードを無効にするかどうかを指定します。中国語 (繁体字) Input Method Editor (IME) などの特定の入力方法に問題がある場合は、この設定を適用します。 8.5.2 IFR1 以降
participantsViewPosition String。 チャット記録領域のいずれかの側で n-way チャット参加者リストパネルの場所を指定します。 9.0 以降
sortTabs ブール値。デフォルトは false です。 タブ付きチャットウィンドウでチャットタブをソートするかどうかを指定します。 9.0 以降
sortOrder String。デフォルトは two_way:n_way:chat_room です。 sortTabs の設定が true である場合に、チャットタブタイプの順序を指定します。ユーザーは必要に応じてソート順序を変更できます。 9.0 以降
autoAcceptInvitation ブール値。デフォルトは true。 招待者がマルチユーザーチャット参加の招待を受けたときに、[承認] をクリックせずにチャットに自動的に参加できるようにします。 9.0 以降
allowOthersToSeeTranscript ブール値。デフォルトは true。 新規チャット招待者に対し、チャット参加時にそれまでのチャット記録の参照を許可します。 9.0 以降
5. RTC アダプタプラグイン設定 - com.ibm.collaboration.realtime.rtcadapter リリース 8.5.2 以降
属性 変数タイプ 説明 リリース
disableRichText ブール値。デフォルトは false です。 すべてのチャットでリッチテキストを使用不可にするかどうかを指定します。 8.5.2 以降
disableRichTextWithAnon ブール値。デフォルトは false です。 匿名ユーザーとのチャットでリッチテキストを使用不可にするかどうかを指定します。 8.5.2 以降