managed-community-configs.xml ファイルを使った接続設定の更新

managed-community-configs.xml ファイルを使用して、自動的に更新を HCL® Sametime® クライアント・コミュニティーに配布できます。managed-community-configs.xml ファイルはポリシーベースのファイルであるため、異なるユーザー・グループのコミュニティーを制御することができます。

このタスクについて

managed-community-configs.xml ファイルは、ユーザーによるコミュニティーの追加、削除を防ぎながら 2 次コミュニティーを管理するためにも使用できます。[マルチサーバーコミュニティーを許可する] ポリシーを false に設定し、managed-community-configs.xml を使用して、目的の 2 次コミュニティーを定義します。クライアントは、.xml ファイルに定義された 2 次コミュニティーにユーザーがログインできるようにしますが、ユーザーはそのファイルに定義された 2 次コミュニティーを削除することはできません。

ログイン時、クライアントはポリシーを受信し、「Sametime の更新サイトの URL」ポリシーに従って managed-community-configs.xml ファイルが存在するかどうかを確認します。例えば、管理更新サイト URL が http://example.com/updates の場合、クライアントは http://example.com/updates/managed-community-configs.xml でファイルを検索します。

managed-community-configs.xml ファイルを作成して投稿するには、以下の手順を実行します。

手順

  1. 設定 XML ファイルを作成し、managed-community-configs.xml として保存します。
  2. コミュニティーとアクションに関する設定をファイルに追加します。
  3. このファイルを Web サーバー上に配置し、ファイルの URL (先頭は http://) を、インスタント・メッセージ・ポリシーの「チャット」セクションの「Sametime の更新サイトの URL」に設定します。
  4. コミュニティーのホスト名を同じコミュニティーの一部である新規サーバーに更新するように設定ファイルを変更した場合、ユーザーの連絡先リストは新規ホストでも引き続き有効です。両方のサーバーの sametime.ini ファイル内の ST_COMMUNITY_ID を同じ値に設定し、クラスタ内のすべてのコミュニティーが同じコミュニティー ID を使用するようにします。これにより、新規ホストに最初にログインしたときに、クライアント上に重複するコミュニティーが作成されるのを防ぐことができます。

タスクの結果

これで、managed-community-configs.xml ファイルをテストできます。
  1. 管理更新サイト URL が記述されたポリシーセットを作成し、更新サイト URL が指定する場所に .xml ファイルを格納します。
  2. ポリシーを自分自身に適用します。
  3. クライアントにログインして、必要な変更が反映されているかどうかを確認します。
  4. (オプション) 管理対象コミュニティーの設定のログを有効にすると、問題のデバッグに役立ちます。リモートの managed-community-configs.xmlファイルの処理用にログを有効にするには、クライアントの user.home/HCL/Sametime/.config/rcpinstall.properties  ファイルに次のログ・レベルを設定します。 
    com.ibm.collaboration.realtime.community.internal.config.level=FINEST
    com.ibm.collaboration.realtime.policy.sametime.level=FINEST
    ここで、user.home/HCL/Sametime はクライアントのワークスペースの場所を表します。