データ・インポートの警告

このトピックでは、データ・インポートの実行時に表示される可能性のある警告メッセージをリストしています。警告は、ファイル・ファクト・ハンドラーの実行時に表示されます。

警告メッセージ

ファイル・ファクト結果がファイルの制限を超えている

ステップ: ETL SAM::FileFact

バージョン: 10.0.4 以降

データ・インポート・ログのメッセージ:

Import: FileFactHandler:42780) FileFactHandler::endDocument::File
44575::0::AE5142947EA6176C027C33DCA8EEBF7A02F76E60::\20\1086551120\
itsitsearch_0_1086551120.xml.bz2
on computer 44575 has 12224 lines which is above the limit of 10000 lines.
All entries will be imported.

意味: 特定のコンピューターのファイルが 10000 個を超えることについての警告メッセージ。ログで指定されているコンピューター ID を使用して、コンピューターのスキャン済みファイル日付をディレクトリに照らして確認し、スキャンから除外します。

ファイル・ファクト結果がサイズの制限を超えている (デフォルト: 4 MB)

ステップ: ETL SAM::FileFact

バージョン: 10.0.4 以降

データ・インポート・ログのメッセージ:

WARN:  (ImportFileFactAction) Skipping file itsitsearch_0_1081026664.xml.bz2 on computer 22137 of size
6611177 B because it is over limit of 4194304 B. Nothing to import.

意味: スキャン結果の最大サイズ (scanFileSizeLimit) の制限を超えることについての警告メッセージ。既存のデータは変更されません。考えられるスキャンからの除外対象に照らして、スキャン結果を確認します。

SLM タグ・スキャン結果に関する問題

ステップ: SlmTagImport

バージョン: 10.x

データ・インポート・ログのメッセージ:

WARN:(ImportSlmTags-Thread:2) SlmTagsScanFileHandler::handle::Wrong file for computer id = 33948 provided.

意味: SLM タグ・スキャン結果に関する問題。破損、空、または欠落している list.txtファイルが内部に存在する可能性があります。SLM タグ・スキャン結果ファイルを確認してください。

アプリケーション使用状況データが 1 MB のサイズ制限を超えている

ステップ: SAM::RawAppUsagePropertyValue

バージョン: 10.x

データ・インポート・ログのメッセージ:

WARN: Application Usage Data for remote computer with ID 552839986 trimmed to 1MB.
The data exceeds the allowed length.

意味: 結果が 1 MB を超えています。最初の 1 MB のみが保存されます。データは、上部の最新の変更から順序付けされます。

BigFix プラットフォームからの取得ファイルに関する問題

ステップ: さまざまなステップ: CIT ファクト、ISO タグ・ファクト...

バージョン: 10.x

データ・インポート・ログのメッセージ:

WARN: Received only 46 of 3009 bytes of \35\550993735\citsearch_0_550993735_cit.xml.bz2 / }
WARN: Registering failed read for file citsearch_0_550993735_cit.xml.bz2 on computer 856590

意味: 最も一般的な問題は、BigFix プラットフォームの過負荷または、BigFix Inventory が RawDataSourceFile ステップでに関する情報を取得した後のファイルの変更です。その結果、次のインポートでファイルに再読み取りのためのマークが付けられます。

ストリングからパスと名前を取得できない

ステップ: ファイル・ファクト・インポート

バージョン: 10.x

データ・インポート・ログのメッセージ:

WARN:(Import: FileFactHandler:57465)com.ibm.license.mgmt.etl.core.actions.filefact.
FileFactRecordBuilder::build::Could not parse file for computer: 2071634,
unable to get path and name from string: "runcit_sw.sh", skipping invalid record.

意味: ファイル・システム・スキャンのエントリーの形式が誤っています。提供されたエントリーは無視されます。

UUID が見つからない - VM マネージャーの重複ゲストの処理はスキップされます

ステップ: VMManager データ・インポート

バージョン: 10.x

データ・インポート・ログのメッセージ:

WARN:[ILMTCore] (ImportMergeTask-Thread:1) MergeGuestStrategy::process::
UUID:8429-4789-0735-0157 3771-6736-98 was found: 
on host HOST1.HOSTNAME.ORG (PROCESSED)
on host HOST2.HOSTNAME.ORG (DUPLICATE)
skipping processing of duplicated guest from vm manager (https://VMMAN.HOSTNAME.ORG:5986/wsman)

意味: BigFix Inventory では、VM を仮想化階層に正しく配置するには、各デバイスに割り当てられた固有 ID が必要です。重複する ID がある場合、エントリーは拒否され、VM は仮想化階層に配置されません。

VM UUID は固有でなければなりません。影響を受ける VM がリスト表示されます。

仮想マシンがない

ステップ: VMManager データ・インポート

バージョン: 10.x

データ・インポート・ログのメッセージ:

WARN:[ILMTCore] (ImportMergeTask-Thread:1) There is no virtual machines detected in the vm manager
scan result. Scan taken by vm manager tool on computer with id 828655 to vm manager
https://VMMAN.HOSTNAME.ORG/sdk/vimService.wsdl at Tue Apr 12 03:48:55 UTC 2022.
Please verify whether defined user (BFI_USER@HOSTNAME.ORG) has read rights to all required objects.

意味: リストにマシンがない原因が許可関連の問題である場合、または VM がデプロイされていない場合は、BigFix Inventory は表示できません。問題が解決しない場合は、許可を確認することをお勧めします。

VM マネージャーが削除済みとしてマークされている

ステップ: VM マネージャー・データのインポート

バージョン: 10.x

データ・インポート・ログのメッセージ:

2022-04-12 15:20:26 (+0:00:00.015) WARN: [ILMTCore] (ImportMergeTask-Thread:1)
MergeDataTask::processTask::That vm manager has been marked as deleted, the data coming from this VM manager
will be discarded.

意味: 「VM マネージャー」パネルで VM マネージャー構成が削除された場合、それ以降は、その構成に由来する結果は無視されます。VM マネージャーからデータがすでに収集され、インポート待ちの状態である可能性があるため、次回のインポートにのみ表示されます。

コンピューター ID がない

ステップ: SAM::AppUsage SAM::DeepHw SAM::SharedDisk

バージョン: 10.x

データ・インポート・ログのメッセージ:

WARN:  (ImportThread) Skipping import of computer data: Computer ID missing for datasource 7.

意味: リモート・コンピューター ID を BigFix Inventory に認識されているコンピューターにマップすることはできません。

スキャン結果の暗号化解除中に例外が発生した

ステップ: SAM::CitFact SAM::IsotagFact

バージョン: 10.x

データ・インポート・ログのメッセージ:

WARN: Exception while decrypting DatasourceFile citsearch_0_6076322_cit.xml.bz2  Error was pad block corrupted in
org/jruby/ext/openssl/Cipher.java:1210:in `final'
D:/Program Files/ibm/BFI/wlp/usr/servers/server1/apps/tema.war/WEB-INF/app/models/datasource_file.rb:155:in `get_data_from_bigfix_server'
D:/Program Files/ibm/BFI/wlp/usr/servers/server1/apps/tema.war/WEB-INF/app/models/datasource_file.rb:109:in `read_data_into_mem'
D:/Program Files/ibm/BFI/wlp/usr/servers/server1/apps/tema.war/WEB-INF/domains/sam/app/models/sam/scan_file.rb:62:in `get_file_into_datasource_file'
D:/Program Files/ibm/BFI/wlp/usr/servers/server1/apps/tema.war/WEB-INF/domains/sam/app/models/sam/cit_fact.rb:82:in `block in etl_source'
D:/Program Files/ibm/BFI/wlp/usr/servers/server1/apps/tema.war/WEB-INF/lib/threaded_mapper.rb:76:in `block in initialize'
WARN: Registering failed read for file citsearch_0_6076322_cit.xml.bz2 on computer 12565

意味: 指定されたファイルとデータベースに格納されている情報が一致しない場合、暗号化解除で問題が発生します。

接続切断されたスキャン: Importing older scan package from:

ステップ: SAM::DisconnectedScan

バージョン: 10.x

データ・インポート・ログのメッセージ:

WARN: Importing older scan package from: 2022-01-10T14:59:00+00:00 for computer: 218986. This computer already has data from: 2022-01-10 14:59:00 UTC.

意味: 複数のパッケージを単一のデバイスからインポートする場合、古い結果は上記のメッセージとともに無視されます。

接続切断されたスキャン: Skipping file

ステップ: SAM::DisconnectedScan

バージョン: 10.x

データ・インポート・ログのメッセージ:

INFO: Skipping file: scanner_status.yml. Unsupported file in: 202201101459-7839250-28.zip.

意味: 切断されたスキャナー・パッケージには、スキャナーに認識されない追加ファイルが含まれている場合があり、上記のメッセージと共に無視されます。

切断されたスキャン・パッケージの宛先が既に存在している

ステップ: SAM::DisconnectedScan

バージョン: 10.x

データ・インポート・ログのメッセージ:

WARN: Exception while processing Disconnected Scan package 202201031457-7839250-28.zip. Only first 16
packages has been processed. Fix the problem by removing package causing error.
The following error occurred: Destination 'D:\Program Files\ibm\BFI\wlp\usr\servers\server1/tmp/datasources/
12/UploadManager/sha1/40/40/cit_capacity_1_40_tlm_hw.zip' already exists

意味: ディスクのファイルの上書きに問題があるため、切断されたスキャナー・パッケージの抽出で問題が生じています。ファイルは、指定された場所の BigFix Inventory サーバーのホストにあります。ファイルを削除して、データのインポートを再度実行することを検討してください。

物理プロセッサー・グループの欠落、LPAR グループの欠落、受け取った HW スキャン・ファイルの不整合などの問題

ステップ: ImportCapacity からの ETL

バージョン: 10.x

データ・インポート・ログのメッセージ:

INFO: ETL from ImportCapacity: Start
WARN: [ILMTCore] (ImportCapacity-Thread:0) The HW scan file received from agent does not contain a
physical processor group.
WARN: [ILMTCore] (ImportCapacity-Thread:0) The HW scan file received from agent is not consistent,
discarding the HW scan results...If no other detailed information is traced earlier, the problem may be
in missing 'Lpar' group in HW scan output or missing or empty PhysicalProcessor group.
WARN: [ILMTCore] (ImportCapacity-Thread:0) CapacityScanFileHandler::processTask::Some error occured
during importing the capacity scan from file : tlm_hw_202201170706_1642424799.xml for endpoint : 41303.

意味: キャパシティー・スキャンの結果の形式が誤っています。ハードウェア・インベントリーのリストされたコンピューターのステータスを確認してください。OS の BigFix Inventory スキャナー/「キャパシティー・スキャンの実行および結果のアップロード」Fixlet に既知の障害がないことを確認します。最新バージョンへのアップグレードを検討してください。

インベントリー・ビルダーの実行時に矛盾するデータが検出された

ステップ: InventoryBuilder からの ETL

バージョン: 10.x

データ・インポート・ログのメッセージ:

INFO:  (ImportThread) ProductInventoryBO: before dropAndCreateDiscoveredSoftwareDetailsTable ->
ultimateUpdateDiscoveredSoftwareDetailsTable
WARN:  (ImportThread) Some data inconsistency detected during inventory builder - there was more then one current records with the same instance_hash present.Total number of problematic records is: 4.

意味: ソフトウェア分類ビューの作成時に予期しない状況が起こりました。複数のコンポーネント・インスタンス (特定のコンピューターの特定のパスにある特定のリリースのソフトウェア・コンポーネント) が存在しています。BigFix Inventory は、重複を回避するためにエントリーを 1 つ除去します。最新バージョンの BigFix Inventory サーバーを使用しているか確認してください。問題が解決しない場合は、サポートに連絡してシナリオを判別し、インベントリー・ビルダーのロジックを調整してください。

現在の年の CVE ファイルがない

ステップ: NIST NVD に基づくソフトウェア・コンポーネントの脆弱性リスクの計算

バージョン: 10.x

データ・インポート・ログのメッセージ:

WARN:  (ImportAndProcessCVE) com.ibm.license.mgmt.bfi.bl.cve.CVELoader::loadNextFile::Missing file for
year 2022

意味: 年が替わり、その年の最初の日付より後に BigFix Inventory サーバーがアップグレードされると、サーバーに新しいファイルがないため、上記の警告が表示されます。新しいファイルをサーバーに含めるには、BigFix Inventory サーバーを再度アップグレードする必要があります (後続のアップグレード)。アップグレードすると警告が消えます。その後のアップグレード手順については、このセクションを参照してください。

コンピューターのプラットフォームが定義されていない

ステップ: Model.after_snapshot の呼び出し

バージョン: 10.x

データ・インポート・ログのメッセージ:

WARN: There are multiple computers with not well determined Platform.
Software will not be properly discovered on them. Listing top 10:

例:

Datasource:  <DS> Computer:   (Id: <ID> RemoteId: <ID>) OS: ANY Platform:  IsUnix: 1
Datasource:  <DS> Computer:   (Id: <ID> RemoteId: <ID>) OS: ANY Platform:  IsUnix: 1

意味: 正しいシグニチャーと突き合わせるために、BigFix Inventory では、コンピューターのプラットフォームを正しく定義し、シグニチャーの有効範囲を特定のプラットフォームのみに制限できるようにする必要があります。プラットフォームは、OS プロパティーに基づいて評価されます。このプロパティーが使用できない、または BigFix Inventory と BigFix プラットフォーム間でのこのプロパティ―の同期に何らかの問題がある可能性があります。その結果、コンピューターに定義されたプラットフォームがありません。この警告は、システムにそのようなコンピューターがある場合に表示されます。すべてのコンピューターの設定が適切な場合は、All computers got proper Platform set というメッセージが表示されます。このようなエラーが発生したコンピューターがリストされている場合は、「管理」 > 「機能ページ」の順に移動し、「すべてのコンピューター・プロパティーのインポートおよびすべてのデータの突き合わせの再実行 (次回のインポートのみ)」オプションを使用して問題を解決する必要があります。問題が再び発生した場合は、BigFix エージェントをロールアウトする手順を確認してください。BigFix エージェントが適切に起動されており、基本データをレポートするだけの時間があることと、データが BigFix プラットフォームに送信されていることを確認してください。