サーバーの動作に関する問題
BigFix Inventory でのサーバーの動作に関する問題としては、アプリケーションおよびその機能を使用するときに発生する可能性のある一般的な問題があります。ただし、これらの問題は容易に解決できます。
- RPM スキャナー Fixlet が AIX® 6.1 上で失敗する
- ソフトウェア・スキャン中にスキャナーが失敗し、RPM インストール・パッケージから「未定義」が返されます。この問題を解消するには、BigFix サーバー、コンソール、およびクライアントをバージョン 8.2.1175 にアップグレードします。
- バージョン 8.0 および 8.1 の BigFix® Enterprise サーバー・クライアントが BigFix Inventory サーバーをサブスクライブできない。
- これを解決するには、現在のサイトからすべてのコンピューターのサブスクライブを取り消すか、またはサイト自体を削除し、その後に再びクライアントがサブスクライブします。
- レポートは正しく作成されたが、そのレポートを E メールの PDF 添付ファイルとして送信できなかった
- PDF レポートを送信できなかったのは、貴社のメール・サーバーが大容量の E メール添付ファイルを受信しないからです。この問題を解決するには、次の手順を実行します。
- BigFix Inventory によって生成される大容量のレポートのサイズを決定するには、以下のようにします。BigFix Inventory Web ユーザー・インターフェースの PDF アイコンをクリックして、PDF のサンプルを生成します。
- メール・サーバー管理者に連絡して、送信メール・サーバーと受信メール・サーバーの両方の構成で、E メール添付ファイルのサイズ制限を上げるよう要求します。
- 分析プロパティーによって収集されたデータが正しくない
- 同じ分析プロパティーが、複数の外部サイトに存在する可能性があります。このような場合、分析によって収集されるデータの入手元は、それらのサイトのいずれかであり、必ずしも意図したサイトではない場合があります。分析プロパティーによって予期しないデータが収集された場合は、定義した分析が、正しいサイト由来であることを確認してください。以下の URL に移動します。
- https://<bfi_host>:<port>/management/sam/unix_package_properties
- https://<bfi_host>:<port>/management/sam/package_properties
- https://<bfi_host>:<port>/management/sam/app_usage_properties
- サーバーのリブート後、BigFix Inventory が始動しない。
この問題は、BigFix Inventory と DB2® とが同じサーバーにインストールされている環境でしばしば発生します。サーバーのリブート後、DB2® インスタンスが開始されず、そのことによって BigFix Inventory の始動もブロックされます。
問題を修正するには、次のように DB2® インスタンスが実行されていることを確認してから、BigFix Inventory を始動します。- DB2® インスタンス所有者としてログインし、次のようにインスタンスを開始します。
su db2inst1 db2start
- BigFix Inventory サーバーを始動します。
/etc/init.d/SUAserver start
- DB2® インスタンス所有者としてログインし、次のようにインスタンスを開始します。
- 問題が発生しました。
- エラーの詳細については、installation_directory/wlp/usr/servers/server1/logs/ ディレクトリーのサーバー・ログ・ファイル tema.log を確認してください。
- tmp ディレクトリーにデプロイされたソフトウェアはディスカバーされません。
- 一時ディレクトリー (tmp) には、大量の無関係なデータが格納されています。そのため、それらはデフォルトではスキャンされません。ただし、一部のアプリケーションは tmp ディレクトリーにインストールされます。結果として、それらはソフトウェア・スキャンではディスカバーされません。この問題を解決するには、オペレーティング・システムのメインの一時ディレクトリーを除く、すべての tmp ディレクトリーをソフトウェア・スキャンに含めます。これにより確実に、tmp ディレクトリーにインストールされたアプリケーションが正しくディスカバーされ、一方オペレーティング・システムのメインの一時ディレクトリーが不必要にスキャンされることはなくなります。 ソフトウェアがインストールされているコンピューターで、BESClient/LMT/CIT/ ディレクトリーに移動して、exclude_path.txt ファイルを開きます。このファイルは、ソフトウェア・スキャンから除外するディレクトリーをリストしています。
- UNIX オペレーティング・システムの場合
- このリストから */tmp/* ディレクトリーを削除します。
- 以下のディレクトリーを追加し、ファイルを保存します。
/tmp/* /var/tmp/* */usr/tmp/*
- Windows の場合
- このリストから */tmp/* ディレクトリーを削除して、ファイルを保存します。
- UNIX オペレーティング・システムの場合
- 「ソフトウェア・スキャンのステータス」分析の結果に、戻りコード 9 または 29 が表示される。
- この戻りコードは、スキャナーがタイムアウトになったことを示します。問題を解決するには、以下のタスクを実行します。
- 「スキャン・タイムアウトの構成」タスクでスキャン・タイムアウトの値を大きくします。
- 「ソフトウェア・スキャンの開始」タスクで CPU のしきい値を大きくすることにより、スキャナーが消費できる CPU の量を増やします。
- ソフトウェア・スキャンから、バックアップのあるディレクトリーを除外します。
- 「スキャナー・トレース設定の編集」タスクでスキャナー・トレース・レベルを下げます。
- REST API を通じて契約をインポートするときにエラーが発生する。
- curl コマンドを使用して、REST API を通じて契約をインポートすると、以下のエラーが表示されます。
curl: (18) transfer closed with outstanding read data remaining
この問題を解決するには、curl を以下のように新しいバージョンにアップグレードします
は、NSS ライブラリー 3.14 以降を使用する必要があります。curl --version を実行します。NSS のバージョンが出力に表示されます。NSS バージョンが 3.14 よりも前のものである場合は、curl をアップグレードします。curl 7.19.7 (x86_64-redhat-linux-gnu) libcurl/7.19.7 NSS/3.14.0.0 zlib/1.2.3 libidn/1.18 libssh2/1.4.2
curl 7.27.0 以降にアップグレードします。
- API 呼び出しを行うと、呼び出しが失敗し、次のメッセージがログに書き込まれる。接続はクローズされます。
- この問題は、インポート中に API 呼び出しを行うと発生します。この問題を解決するには、インポートが終了するまで待機して、BigFix Inventory サーバーが稼働中であることを確認します。その後、API 呼び出しを繰り返します。
- tema.log ファイルに次のエラーが含まれています。E CWWKF0002E: com.ibm.ws.javaee.servlet.3.0/[1.0.0,1.0.100) のバンドルが見つかりませんでした。
- このエラーは、シングル・サインオンを有効化した後に発生します。このエラーがログに書き込まれること以外に問題はありません。この問題を解決するには、以下のステップを実行します。
- BigFix Inventory のインストール・ディレクトリーに移動し、wlpstart.bat ファイルを開きます。
- Linux: /opt/ibm/BFI/wlp/bin/wlpstart.bat
- Windows: C:\Program Files\BigFix Enterprise\BFI\wlp\bin\wlpstart.bat
- ファイルの最終行に
--clean
パラメーターを追加します。call "%WLP_PATH%\bin\server.bat" start server1 --clean
- サーバーを停止します。
- サーバーを開始します。
- ログにエラーが書き込まれなくなったことを確認して、
--clean
パラメーターを wlpstart.bat ファイルから削除します。
- BigFix Inventory のインストール・ディレクトリーに移動し、wlpstart.bat ファイルを開きます。
- BigFix Inventory サーバーのアップグレード後に、スケジュールされたレポートの E メールが E メールで送信されない。
- この問題を修正するには、BigFix Inventory サーバーを再始動します。