ユーザー・インターフェースの問題
BigFix Inventory でのユーザー・インターフェースの問題のほとんどは、アプリケーションに表示される誤った情報か、英語版以外のソフトウェアで発生するエラーに関連するものです。ただし、これらの問題は容易に解決できます。
- コンピューターの再起動後に BigFix Inventory ユーザー・インターフェースを起動できない
- BigFix Inventory がインストールされているコンピューターを再起動する場合は、DB2® データベースを始動してからこのアプリケーションを開始する必要があります。そうしないと、BigFix Inventory にログインできません。
- 解像度の低いモニターでユーザー・インターフェースが正しく表示されない。
- サポートされる最小の画面解像度は 1360x768 ピクセルです。推奨画面解像度は、1920x1080 ピクセルです。
- Linux で、レポート内のテキスト列がアルファベット順にソートされない。
- BigFix Inventory のテキスト列は、Linux と Windows とでは、異なる方法でソートされます。列ヘッダーをクリックすると、値は Linux では大/小文字を区別する方法で (大文字を使用する名前はすべて最初に表示されて) ソートされ、Windows では大/小文字を区別しない方法で (大文字と小文字のワードが混在してアルファベット順に) ソートされます。
- 「カタログの監査」レポートの値が、誤ったタイム・ゾーンで表示される
- 日時に関連する値は、ご使用のオペレーティング・システムでのタイム・ゾーン設定に基づいて表示されます。ただし、夏時間調整は考慮されません。このため、値が誤ったタイム・ゾーンに設定されます。
- データの変更中にページを閉じる際に、データが失われることを知らせる警告が出ない
- 例えば「カタログのカスタマイズ」メニューのあるパネルでデータを変更している場合、ビューを変更するかそのページを閉じるとデータは失われます。警告は表示されません。別のビューに移動する前に、すべてのデータを保存するようにしてください。
- 「インポートしています」のメッセージがインポート完了後も更新されない
- 「インポートしています」のメッセージが表示されたページは更新されず、このメッセージはインポートが完了しても表示されたままになります。この問題を解決するには、「レポート」メニューにマウスを移動して、ドロップダウン・リストの一番下にあるインポートの進行状況パーセントを確認してください。手動でページを更新することもできます。
- PDF レポートからテキストの一部が欠落しているか、フォントが正しくありません。
-
PDF 内のテキストが正しく表示されるようにするには、以下のフォント・ファミリーまたはその代替フォントを、BigFix Inventory をインストールしたオペレーティング・システムにインストールする必要があります。
- Windows: Arial、Verdana
- Linux: Times、Lucida
非ラテン文字では、選択した言語に応じて、追加のフォント・ファミリーが必要な場合があります。- Windows: SimSun、Mongolian Baiti、Microsoft Yi Baiti、Microsoft Himalaya、Batang、MS PMincho、Tahoma
- Linux: ZYSong、Baekmuk Batang、Kochi Mincho
制限: ラテン文字と非ラテン文字のスタイルは異なる場合があります。
- PDF レポートが、ブラウザーで BigFix Inventory と同じタブに開かれる
- 生成した PDF レポートは、BigFix Inventory と同じタブに開かれます。この問題のために、PDF が開かれるまでアプリケーションでの操作を停止せざるを得ないことがあります。この問題を解決するには、ブラウザーの設定を変更してください。
- Firefox を使用してダウンロードした PDF レポートが破損している。
- ブラウザーでは PDF レポートが正しく表示されますが、ダウンロードされたファイルが破損しています。この問題は Firefox で発生します。この問題を解決するには、別のブラウザーを使用してください。
- オートコンプリートで無関係な候補が表示される
- 場合によっては、オートコンプリート機能で無関係な候補が表示されることがあります。例えば、発行者として「HCL®」と入力した後にソフトウェア製品を入力しようとすると、オートコンプリートによって、HCL® の製品だけでなく考えられるソフトウェア製品がすべてリストされます。
- 製品詳細へのリンクを新規タブで開くとエラーが表示される
- 「すべてのメトリック」レポートまたは「IBM PVU サブキャパシティー」レポートを開き、それらのレポートに表示されている製品へのリンクを新規タブで開くと、エラーが表示されます。この問題の発生原因は、新規タブでリンクを開く際に、レポートに表示すべきメトリック数量の時間範囲に関する情報が失われるためです。この問題を解決するには、ページを最新表示します。
- 韓国語ロケールおよび日本語ロケールのパスに、誤った区切り文字が含まれる
- 韓国語ロケールおよび日本語ロケールのパスでは、ウォン (₩) または円の代わりにバックスラッシュ (\) を区切り文字として使用します。
- フランス語ロケールで、コロン (:) の前のスペースが欠落する
- テキストにコロンが使用されている場合、フランス語ではコロンの前にスペースが必要ですが、そのスペースが欠落します。
- 英語以外の言語の場合、「カタログのアップロード」パネルの「参照」ボタンの文字列が表示されない
- このエラーは、Web ブラウザーの内部構成が原因であり、BigFix Inventory には関係していません。
- 中国語の一部の文字が正しく表示されない。
- この問題を解決するには、以下のように、GB18030 標準用の Zhong Yi Song TrueType フォントをインストールします。
- fonts-chinese-zysong パッケージを入手します。
- このパッケージを、以下のコマンドを実行してインストールします。
rpm -ivh fonts-chinese-zysong-0.1-5.el5.noarch.rpm --nodeps
- メッセージが複数の言語で表示される。
- メッセージによっては、表示される言語が BigFix Inventory サーバーの設定により異なります。サーバーで言語設定を変更するには、以下の手順を実行します。
- installation_directory/wlp/usr/servers/server1/ ディレクトリーにある jvm.options ファイルを開きます。
- このファイルに以下の行を追加して、使用する言語を指定します。
例:-Duser.country=country -Duser.language=language
-Duser.country=US -Duser.language=en
- サーバーを再起動します。
- 役割名およびコンピューターのプロパティーが翻訳されていない。
- バージョン 9.2.3 以降、役割名およびコンピューターのプロパティーは、BigFix Inventory サーバーのインストール時に選択された言語で表示されるようになりました。それより前のバージョンでは、言語は、インストール後にデータベース接続の作成時に Web ブラウザーで設定された言語に依存していました。
これらの項目の表示言語を変更する必要がある場合は、手動で行う必要があります。役割の名前を変更するには、
に進み、誤った言語で表示されている役割を選択して、その名前を変更します。コンピューターのプロパティーの名前を変更するには、 と進み、誤った言語で表示されているプロパティーを選択して、その名前を変更します。どちらの場合にも、変更を有効にするには、スケジュールされたインポートを待つか、手動で実行してください。行った変更は、ユーザーの言語設定に関係なく、すべてのユーザーに適用されます。
- 問題が発生しました。
- エラーの詳細については、installation_directory/wlp/usr/servers/server1/logs/ ディレクトリーのサーバー・ログ・ファイル tema.log を確認してください。
- 「SUA9 にマイグレーション済み (Migrated to SUA9)」レポート列がブランクになる。
- Software Use Analysis 2.2 エンドポイントを 9.2.16 にマイグレーションすると、 ソフトウェア・インベントリーおよびコンピューター・レポートの「SUA9 にマイグレーション済み (Migrated to SUA9)」列がブランクになります。「SUA 2.2 エンドポイントのマイグレーション (SUA 2.2 Endpoint Migration)」分析がアクティブ化されているかどうか確認します。
- BigFix コンソールのナビゲーション・ツリーで、 をクリックしてから、「分析」をクリックします。
- 「SUA 2.2 エンドポイントのマイグレーション (SUA 2.2 Endpoint Migration)」分析を選択して右クリックし、「アクティブ化」を選択します。
- Microsoft™ Active Directory のユーザーを使用してログインできない
-
Active Directory ユーザーに関する問題が発生した場合は、ユーザー名にドメインを付加してください (例えば、username@domain.com)。ドメインの追加は Software Use Analysis 9.2.0.2 以降で必要となりますが、前のバージョンで構成された Active Directory サーバーにも関係します。この変更が既存のユーザーに与える影響について詳しくは、以下に示すケースを参照してください。
- グローバル・カタログを使用した Active Directory
-
- BigFix Inventory でユーザー・プロビジョニングを使用してユーザーを追加した場合は、ユーザー名とドメインを使用してログインすると常に、新規ユーザーが作成されます。ユーザー名のみが指定されている Active Directory ユーザーを使用してログインすることはできないため、そのようなユーザーはすべて削除して構いません。
- BigFix Inventory でユーザーを手動で追加した場合は、それらのユーザーをもう一度作成し、その際にドメインも指定する必要があります。ユーザー名のみが指定されている Active Directory ユーザーを使用してログインすることはできないため、そのようなユーザーはすべて削除して構いません。
- グローバル・カタログを使用しない Active Directory
- グローバル・カタログを使用しなかった場合は、「検索ベース」フィールドにドメインを指定しておかなければなりません。このドメインは BigFix Inventory ですべてのユーザーに自動的に追加されるため、アクションは不要です。
- 製品 Web ユーザー・インターフェースを指す URL が動作しない
- BigFix Inventory でシングル・サインオンを有効にした場合、Windows™ の「スタート」メニューで選択可能なリンクが動作しない場合があります。これは、URL に「
https://
」接頭部が追加されているためです。このリンクに Windows™ 2008 でアクセスするには、 をクリックします。この URL は、以下の場所にある WebUI ファイルで定義されています。C:\Program Files\ibm\BFI\admin\resources\WebUI.
この問題を解決するには、以下の手順を実行します。- Notepad++ などのテキスト・エディターで WebUI ファイルを開き、URL の先頭から余分な「
https://
」を削除します。注: デフォルトのショートカット・パスはhttps://localhost:9081
です。LTPA SSO が有効になっている場合は、https://virtual-junction-host-name:9081
に更新する必要があります。 - Web ブラウザーのキャッシュをクリアします。
- すべてのブラウザー・プロセスを終了します。
- ブラウザーがインストールされているシステムを再始動します。
- Notepad++ などのテキスト・エディターで WebUI ファイルを開き、URL の先頭から余分な「
- エクスポートされた CSV レポートを Microsoft Excel で開くと、一部のデータが壊れる
- 一部のバージョンの Microsoft Excel におけるフォーマットの問題のため、データが誤った列に表示される場合があります。この問題は、名前にコンマがあるため、誤った形式になるコンポーネントに主に関係します。この問題を修正するには、以下の手順を実行します。
- Microsoft Excel を開きます。
- ナビゲーション・バーで「開く」をクリックし、レポートが入っているフォルダーまでナビゲートします。
- 有効なファイル拡張子を「すべてのファイル (*.*)」に変更して、レポートを確認します。
- ファイルを開きます。
- 「テキストのインポート」ウィザードで、「カンマやタブなどの区切り文字によってフィールドごとに区切られたデータ」を選択してから、「コンマ」を区切り文字として選択し、引用符 (") をテキスト修飾子として選択します。
- レポートのロードには、大規模なデプロイメントの場合、かなりの時間がかかります。
- 大規模なデプロイメントの場合、完全なレポートを生成するのに多くの時間がかかることがあります。したがって、完全なレポートをデフォルトとして表示する必要がない場合は、回避策を使用して、レポートをフィルタ処理することにより、項目のリストを制限することができます。
- レポートを開いて、ロードされるまで待ちます。
- 「レポート・ビューの管理」アイコン の上にカーソルを移動して、「ビューの設定」をクリックします。
- レポート・ビューがシンプルになり少数のエントリーに制限されるように、適切なフィルターをセットアップして、「送信」をクリックします。
- 「レポート・ビューの管理」アイコンの上にカーソルを移動して、「名前を付けて保存」をクリックします。
- レポートに名前を付け、デフォルトとして保存します。
- 新しいコンピューターには、空のコンピューター名とオペレーティング・システムが以下にあります。 BigFix Inventory
- 問題を解決するには、BigFix Inventory でデータ・インポートを実行します。 に移動し、コンピューターを右クリックして「更新の送信」を選択します。手順を 3 回繰り返します。その後、
Patronus の数値入力コンポーネントには制約事項があります。Firefox でコントラクトを作成・編集するときは (新規コントラクトとコントラクト編集のダイアログ・ボックス)、数値入力フィールドに「-」(マイナス) を入力できません。他のブラウザーを使用する場合は、「-」(マイナス) を入力できます。そのため、購入注文の値を入力するフィールドや数値カスタム・フィールドなど、数値入力フィールドで不整合が生じる可能性があります。Firefox では、マウス・ホイールと矢印キーを使用して数値入力フィールドの数値を変更し、負の値を入力できます。