ハードウェア・インベントリーの問題
仮想マシン・マネージャーおよびハードウェア・インベントリーの操作中に発生した問題の解決策を見つけます。
- VM Manager toolの更新に失敗します
- 「VM マネージャー・ツールの更新」versionFixlet を実行すると、更新が失敗します。特定コンピューター上のアクションの詳細を表示すると、さまざまな行でスクリプトが失敗している場合があります。例えば、次のとおりです。
waithidden cmd /c "rmdir "{parameter "homefolder"}" /s /q" continue if {exit code of action = 0}
この問題を解決するには、以下のステップを実行します。- VM Manager tool の更新が失敗したコンピューターに進み、<BES_Client>/LMT フォルダーを開きます。
- このフォルダーに VMMAN_copy フォルダーが含まれない場合は、そのフォルダーを作成します。
- config フォルダーと keydb フォルダーを <BES_Client>/LMT/VMMAN フォルダーから <BES_Client>/LMT/VMMAN_copy フォルダーにコピーします。
- VMMAN フォルダーを削除します。
- 以下のいずれかの Fixlet を実行して更新を完了します。Fixlet が関連付けられるまでしばらく時間がかかる場合があります。
- VM Manager tool のメイン・インスタンスがインストールされるコンピューターで更新が失敗した場合、「VM マネージャー・ツールのインストール」version numberFixlet を実行します。
- VM Manager tool の追加インスタンスがインストールされるコンピューターで更新が失敗した場合、「追加の VM マネージャー・ツールのインストール (オプション)」version numberFixlet を実行します。
- SSL を介して VM マネージャーに接続しようとすると、エラー・メッセージ CODVM0005E が表示されます。
- SSL を介して VM マネージャーに接続しようとすると、以下のエラー・メッセージが表示されます。CODVM0005E 以下のアドレスで VM マネージャーに接続しようとしたときに、 エラーが発生しました: ホスト名。この問題を解決するには、以下のステップを実行します。
- https://www14.software.ibm.com/webapp/iwm/web/preLogin.do?source=jcesdk にアクセスします。
- BigFix ID とパスワードを指定して、「サインイン」をクリックします。ファイルをダウンロードするために BigFix への登録が必要になる場合があります。
- 「Java 5.0 SR16、Java 6 SR13、Java 7 SR4 およびそれ以降のバージョン用の無制限の SDK JCE ポリシー・ファイル」を選択してから、「続行」をクリックします。
- 使用許諾契約書を表示し、「同意します」を選択し、「確認しました」をクリックします。
- 「すぐにダウンロード」をクリックします。
- ファイルを解凍して、以下のディレクトリーにコピーします。
<BES_Client>/LMT/VMMAN/java/jre/security
- サーバーを再起動します。
- サーバーは稼働していますが、トレースに例外が出現します。この例外は、指定した ESX との接続および以下のメッセージに関連しています。
javax.net.ssl.SSLException: Unrecognized SSL message, plaintext connection?
-
- 以下の行をファイル /etc/vmware/hostd/config.xml に追加します。
.. <ssl> <doVersionCheck> false </doVersionCheck> <handshakeTimeoutMs>30000</handshakeTimeoutMs> </ssl> <http> <readTimeoutMs>45000</readTimeoutMs> <writeTimeoutMs>45000</writeTimeoutMs> <blacklistPeriodMs>3000</blacklistPeriodMs> </http> <vmdb> ...
- service mgmt-vmware restart を使用して、hostd サービスを再始動します。
- 例外が発生しないことを確認します。
- 以下の行をファイル /etc/vmware/hostd/config.xml に追加します。
- サーバーは稼働していますが、トレースに
org.xml.sax.SAXParseException
例外が出現します。この例外は、指定した ESX との接続に関連しています。 - 問題の ESX サーバーに対する最新のパッチをインストールしてあることを確認してください。
- vCenter サーバーを v5.0 から v5.1 にアップグレードすると、サーバー接続が失敗します。
- メッセージ「CODVM0003E 資格情報が無効であるため、VM マネージャーがアクセスを拒否しました」が表示されます。この問題を解決するには、以下のステップを実行します。
- vCenter で、特定の vCenter 用に VM マネージャーでユーザー資格情報として定義されているユーザー名のセッションをすべて停止します。
- ユーザー名を削除します。
- vCenter から、読み取り専用または伝搬の権限を指定して、そのユーザー名を再び追加します。
- 同じユーザー名の資格情報を使用して、この特定の vCenter 用の VM マネージャー項目を再定義します。
- VM マネージャーのユーザー名のドメインの指定が矛盾しています。
- VM マネージャーのタイプごとに、以下のように異なるユーザー定義が使用されます。
- Microsoft Hyper-V Hyper-V の場合は、管理者アカウントを使用する必要があります。ユーザーは user_name\domain または user_name@domain と定義されます。例:
test\cluster.com
またはtest@cluster.com
。 - VMware の場合は、ユーザーは domain\user_name と定義されます。例:
cluster.com\test
. - RHV-M の場合は、ユーザーは user_name@domain として定義されます。例:
test@cluster.com
. - Citrix Hypervisor (旧称 XenServer) の場合は、ユーザーは user_name と定義されます。例:
root
。 - Oracle VM Server for x86 の場合は、ユーザーは user_name と定義されます。例:
test
. - Nutanix の場合は、ユーザーは user_name と定義されます。例:
test
.
- Microsoft Hyper-V Hyper-V の場合は、管理者アカウントを使用する必要があります。ユーザーは user_name\domain または user_name@domain と定義されます。例:
- VM マネージャーへの変更が BigFix サーバーで更新されません。
- VM マネージャーへの変更が BigFix サーバーで更新されず、「VM マネージャー」パネルに以下のエラー・メッセージが表示されます。VM マネージャーの最後の変更が BigFix サーバー上で正しく処理されませんでした。データが VM マネージャー・ツールと同期されません。
- 接続テストが終了しません。
- 以下の解決法を参照してください。VM マネージャーからのデータが BigFix サーバーで更新されません。
- 次のエラーで Hyper-V への接続が失敗します。RPC サーバーを使用できません。
- ポート 135 およびすべての Windows 動的ポートが通信用に開かれていることを確認してください。
- VM マネージャーからのデータが BigFix サーバーで更新されません。
- VM マネージャーの接続テストを実行し、テストが終了しない場合は、BigFix サーバーにインストールされている BigFix クライアントに問題がある可能性があります。クライアントが停止している場合は、BigFix Inventory で実行するアクションが BigFix サーバーに送信されますが、状況は「レポートがありません」と表示されます。以降のアクションを判別するには、BigFix サーバーにインストールされている BigFix クライアントを調査します。
- 「VM マネージャー」パネルで実行したアクション (接続のテストや新しい VM マネージャーの追加など) が失敗します。
- 「VM マネージャー」パネルで実行したアクションが失敗する場合は、1 次データ・ソースにリンクされている BigFix コンソールにログインし、最近実行したアクションの履歴 (VM マネージャー・ツールの構成や VM マネージャー・ツールの接続テストなど) を確認できます。これにより、失敗したステップの詳細を調査し、解決策を特定できます。接続先のデータ・ソースがわからない場合は、BigFix Inventory にログインし、 をクリックします。
- 「VM マネージャー」パネルが、ブロックされるか、エラー・メッセージを示します。
- 「VM マネージャー」パネルが完全にブロックされていてアクションを一切実行できないか、あるいは VM Manager toolまたは BigFix サービスのインストールを指示するエラー・メッセージの 1 つがパネルに表示されています。
- ハードウェア・インベントリー・レポートに表示される CPU 周波数がゼロです
- CPU 周波数は追加のパラメーターです。これは、VM マネージャーによって管理されていないコンピューター、またステータスが 「OK」ではない仮想マシンのみから取得されます。CPU 周波数の値は PVU の計算には影響を与えません。
- VMware vCloud Director により管理される仮想マシンの BIOS UUID が重複する。
- この問題は、仮想マシンがカタログ・テンプレートからデプロイされたときに発生します。この問題に対処するには、次を参照してください。仮想マシンがカタログ・テンプレートからデプロイされているときに vCloud Director の BIOS UUID が固有ではない (2002506)。
- VMware ゲスト・オペレーティング・システムでキャパシティー・スキャンが実行された後に、BigFix Inventory の「ハードウェア・インベントリー」レポートに「スキャン・データがない」というメッセージが表示されます。
- インポート・ログに、以下のエラーが複数回にわたって記録されています。
Some error occured during importing the capacity scan from file : capacity_scan_file_name.xml for endpoint : endpoint_number.
クライアントによってアップロードされたスキャン・ファイルの UUID タグに、仮想マシンの UUID ではなくホストのシリアル番号が含まれています。例:getNodeInfo Error: VMWare VirtualMachine UUID (06XZXA0) do not match with the UUID pattern!
BigFix Inventory では、すべての仮想マシンのキャパシティーを正しく計算するために、固有の仮想マシン UUID 番号が必要です。このエラーは、通常は仮想マシンの UUID が記録される場所に、ホストのシリアル番号が記録されていることが原因で発生している可能性があります。いわゆる Reseller Option Kit (ROK) メディアを使用してオペレーティング・システムをインストールすると、一部のデータが、仮想マシンからではなく、サーバー BIOS から取得されることがあります。<VirtualMachineGuest version="1"> <UUID>06CZFCV</UUID> <HypervisorType>VMware</HypervisorType> </VirtualMachineGuest>
ROK メディアを使用してインストールされたオペレーティング・システムから UUID データを正しく取得できるようにするには、仮想マシンの .vmx ファイルを編集して、reflectHost パラメーターを 29485 に設定します。例:SMBIOS.reflectHost = "false"
問題が解決しない場合は、キャパシティー・スキャン・データを強制的にアップロードしてください。これを行うには、以下の手順を実行します。- BigFix コンソールにログインします。
- ナビゲーション・ツリーで、「Fixlet とタスク」に移動し、「キャパシティー・スキャンの実行および結果のアップロード」 Fixlet を選択します。
- 下部のペインで、「アクションの実行」をクリックして、「単一キャパシティー・スキャンを実行して結果のアップロードを強制するにはここをクリックします」を選択します。
- 「対象」タブを開き、スキャンするコンピューターを選択します。次に、「OK」をクリックします。
- スケジュールされたインポートの実行を待つか、手動でインポートを実行します。
- 「ハードウェア・インベントリー」レポートのデータが古い。
- この問題は、キャパシティー・スキャン・データのインポートが失敗する場合に発生することがあります。この問題を解決するには、以下のステップを実行します。
- BigFix コンソールにログインします。
- ナビゲーション・ツリーで、「Fixlet とタスク」に移動し、「キャパシティー・スキャンの実行および結果のアップロード」 Fixlet を選択します。
- 下部のペインで、「アクションの実行」をクリックして、「単一キャパシティー・スキャンを実行して結果のアップロードを強制するにはここをクリックします」を選択します。
- 「対象」タブを開き、スキャンするコンピューターを選択します。次に、「OK」をクリックします。
- スケジュールされたインポートの実行を待つか、手動でインポートを実行します。
- 「ハードウェア・インベントリー」レポートに「プロセッサーの商標文字列」データが表示されない。
- この問題は、マイグレーションまたはアップグレード後に発生することがあります。レポートで「プロセッサーの商標文字列」データを表示するには、以下のステップを実行して、キャパシティー・データのアップロードを強制します。
- BigFix コンソールにログインします。
- ナビゲーション・ツリーで、「Fixlet とタスク」に移動し、「キャパシティー・スキャンの実行および結果のアップロード」 Fixlet を選択します。
- 下部のペインで、「アクションの実行」をクリックして、「単一キャパシティー・スキャンを実行して結果のアップロードを強制するにはここをクリックします」を選択します。
- 「対象」タブを開き、スキャンするコンピューターを選択します。次に、「OK」をクリックします。
- スケジュールされたインポートの実行を待つか、手動でインポートを実行します。
- キャパシティー・スキャンの結果が BigFix Inventory サーバーから削除されたため、コンピューターに「スキャン・データがない」ステータスがありません。
- キャパシティー・スキャンの結果は、BigFix Inventory サーバーがインストールされているコンピューター上のフォルダーに保管されます。フォルダーが削除されると、「BigFix キャパシティーの完全性」ウィジェットのコンピューターのステータスが「スキャン・データがない」に変更されます。次のキャパシティー・スキャンの結果が、スキャンされたコンピューターに現在存在している結果と異なる場合、それらのスキャンは BigFix Inventory サーバーにアップロードされます。その後、コンピューターのステータスが「スキャン・データがない」から「OK」に変更されます。ただし、次のキャパシティー・スキャンの結果が、スキャンされたコンピューターに存在している結果と同じである場合、それらはアップロードされず、コンピューターのステータスは 「スキャン・デーがない」のままになります。この問題を解決するには、以下のステップを実行します。
- BigFix コンソールにログインします。
- ナビゲーション・ツリーで、「Fixlet とタスク」に移動し、「キャパシティー・スキャンの実行および結果のアップロード」 Fixlet を選択します。
- 下部のペインで、「アクションの実行」をクリックして、「単一キャパシティー・スキャンを実行して結果のアップロードを強制するにはここをクリックします」を選択します。
- 「対象」タブを開き、スキャンするコンピューターを選択します。次に、「OK」をクリックします。
- スケジュールされたインポートの実行を待つか、手動でインポートを実行します。