最終パッケージの作成

9.2.5 から利用可能。すべてのスキャン結果を収集し、BigFix Inventory にインポートできる ZIP パッケージに圧縮します。

注: This task is optional, because it can be completed by an automated script. Use it only for advanced scenarios.

このタスクについて

BigFix Inventory は、単一のスキャン結果をインポートせず、適切なファイル名とフォーマットのパッケージ全体をインポートします。パッケージには以下のファイルが含まれます。computer.ymlcatalog_scan.xmlcapacity.zipisotag_scan.[zip|tar.gz|tgz]package_scan.xml、および source.zip。データ・ソースとして追加した接続切断スキャン・ディレクトリーにこれをコピーする必要があります。

考慮事項
  • 古い結果が含まれたパッケージをアップロードした場合、現在のパッケージが上書きされます。
  • ディスカバーされたソフトウェアは、パッケージのタイム・スタンプではなく、インポート時刻を使用してレポートされます。
  • エンドポイントごとにインポートするパッケージは 1 つのみにしてください。そうしないと、キャパシティー結果がスキップされることがあります。
  • 処理されたパッケージは、接続切断スキャン・ディレクトリーから削除されません。既にインポートされたものはスキップされます。

手順

  1. シグニチャーが保管された /source ディレクトリーを source.zip パッケージに圧縮し、それを /scans ディレクトリーにコピーします。
  2. /scans ディレクトリーで、computer.yml ファイルを作成し、以下の例のようにそのファイルに入力します。
    endpointID: 6552CFF-5
    Agent Version: IBM_doc_v.1.0
    Catalog Version: 1250110.0
    Operating System: IBM i V7R1M0 PowerPC 64
    DNS Name: NC198511
    Computer Name: NC198511
    IP Address: 198.51.100.0
    各部の意味は以下のとおりです。
    • endpointID - (必須) コンピューターの固有の ID。<HWSerial>-<LparID> フォーマットでハードウェアのシリアル番号と LPAR ID が含まれている必要があります (例えば、6552CFF-5)。これらの値は、キャパシティー・スキャンの結果から取得できます。
    • エージェントのバージョン - (オプション) このパラメーターを使用して、最終パッケージの作成に使用した方法を記述できます。例えば、手動の手順を使用した場合、IBM_doc_v.1.0 という名前にすることができ、自動化プロセスの場合、他の名前を選択できます。この情報は、失敗したインポートをトラブルシューティングする際に使用できます。
    • カタログのバージョン - (オプション) ドット (.) で区切られたソフトウェア・カタログとそのカスタム・コンテンツのバージョン 例えば、1250110.0)。BigFix Inventory でバージョンを表示するには、「管理」 > 「カタログのアップロード 」に移動します。
    • オペレーティング システム - (必須) コンピューターのオペレーティング・システム。これは IBM i で開始する必要がありますが、情報を追加して、ユーザー・インターフェースに表示することができます。キャパシティー・スキャンの結果から、名前、バージョン、およびアーキテクチャーに関する情報を取得できます。
    • DNS 名 - (オプション) 識別用に使用されるドメイン名。「コンピューター名」と同じにすることができます。
    • コンピューター名 - (必須) 識別用に使用される、コンピューターの名前。
    • IP アドレス - (オプション) 識別用に使用される、コンピューターの IP アドレス。
  3. /scans ディレクトリーを ZIP パッケージに圧縮し、<UTC_DATE>-<endpointID>.zip に名前変更します (例えば、201510191213-6552CFF-5.zip)。ここで、
    • UTC_DATE - 協定世界時 (UTC) でのスキャンの日付。これは次の形式にする必要があります:YYYYMMDDHHMM. 正しい順序付けを確保するために、ファイル名はこのタイム・スタンプで開始する必要があります。
    • endpointID - computer.yml ファイルで使用したのと同じエンドポイント ID。これは、各種パッケージおよびコンピューターを区別するために必要になります。
  4. BigFix Inventory でデータ・ソースとして追加した接続切断スキャン・ディレクトリーに ZIP パッケージをコピーします。データ・インポートを実行した後、パッケージは BigFix Inventory にインポートされます。
  5. データ・インポートを実行します。

タスクの結果

データ・インポート時に、BigFix Inventory は、データ・ソースとして追加したディレクトリーを検査し、要件が満たされているすべてのスキャン・パッケージをインポートします。スキャン結果が処理され、ユーザー・インターフェースでレポートに表示されます。

処理されたパッケージのファイルは、installation_directory/wlp/usr/servers/server1/tmp/datasources/Datasource_ID に保存されます。