IBM i システムでのソフトウェア・スキャンの実行およびスキャン結果の収集

9.2.5 から利用可能。ソフトウェア・スキャンを担うスクリプトは、キャパシティー・スキャンの結果および computer.yml ファイルを取得するだけでなく、カタログ・ベースのスキャン、パッケージ・データのスキャン、およびソフトウェア識別タグのスキャンの結果を収集します。これらのすべての結果が結合され、BigFix Inventory にインポートできる共通の ZIP パッケージに圧縮されます。

始める前に

  • このタスクを実行するには、*ALLOBJ 権限が必要です。
  • BigFix Inventory でソフトウェア・カタログを更新するたびに、データのインポートを実行するか、スケジュールされたインポートを待機します。次に、最新バージョンのソフトウェア・カタログをエンドポイントにダウンロードして、そこでソフトウェア・スキャンを実行します。詳しくは、こちらを参照してください:接続切断スキャナー・パッケージの準備。

このタスクについて

  • スキャンには、約 30 分かかります。正確な時間は、コンピューターの負荷、ファイル・システム・サイズ、および CPU しきい値 (設定した場合) によって異なります。
  • デフォルトおよび最小のスキャン頻度については、次を参照してください。データのスキャンとアップロードの頻度
  • デフォルトでは、スキャン中にプロセッサー使用量に制限は設定されません。プロセッサー使用量を制限するには、CPU しきい値を設定してください。詳しくは、こちらを参照してください:プロセッサー使用率の最適化

手順

  1. 接続切断スキャナー・パッケージをアップロードしたディレクトリーに移動します。
  2. ソフトウェア・スキャンを開始し、ソフトウェアとキャパシティー・スキャンの結果をパックするには、次のスクリプトを実行します。
    • SBMJOB JOB(BFI_PKG) CMD(QSH CMD('/cit/run_sw_and_pack.sh'))

    IBM i の接続切断スキャナー・パッケージ 9.2.20 を含むアプリケーション更新 10.0.2 以降では、ソフトウェア・スキャンを実行してスキャン結果を個別にパックできます。
    • スキャン結果を含むパッケージを生成せずにソフトウェア・スキャンを実行するには、次のコマンドを実行します。
      • SBMJOB JOB(BFI_PKG) CMD(QSH CMD('/cit/automation/run_sw.sh'))

    • スキャン結果をパックするには、次のコマンドを実行します。
      • SBMJOB JOB(BFI_PKG) CMD(QSH CMD('/cit/automation/pack_results.sh'))

    このスクリプトは、前回のスキャン結果を含むパッケージの作成以降に生成されたソフトウェア・スキャンとキャパシティー・スキャンの結果をパックします。新しいスキャン結果が得られなかった場合、結果は次のようになります。
    • スクリプトはエラー・コード 5 を返します。
  3. スキャンの進行状況をモニターするには、スキャン中に作成された、接続切断スキャナーをインストールしたディレクトリーにある run_sw_and_pack_std.log ファイルを確認するか、スキャナー・ログをモニターします。詳しくは、こちらを参照してください:スキャンの進行のモニター

タスクの結果

スキャン結果が含まれる圧縮パッケージが、パッケージ出力ディレクトリーに作成されます。デフォルトのディレクトリーは次のとおりです。
  • /cit
結果パッケージの名前には、次の名前付け規則が使用されます。
  • <YYYYMMDDHHMM>-<endpoint_ID>.zip

次のタスク

重要: 結果パッケージの名前は変更しないでください。変更すると BigFix Inventory にインポートされません。
パッケージを BigFix Inventory にインポートします。正常にインポートされたら、エンドポイントからパッケージを削除してディスク・スペースを節約します。