Xen、および KVM の仮想化ホストからのキャパシティー・データの収集
Citrix、Xen および KVM の場合、キャパシティー・データを収集するために BigFix Inventory で VM マネージャーへの接続を定義する必要はありません。「仮想化ホストでのキャパシティー・スキャンの実行」タスクを使用して、仮想化ホストからデータを直接収集することができます。
始める前に
この方法は、以下の仮想化テクノロジーで使用することができます。
- Xen Hypervisor
- Citrix Hypervisor (旧称 XenServer)重要: アプリケーション更新 9.2.12 以降では、VM マネージャーへの接続を構成することにより Citrix Hypervisor (旧称 XenServer) からデータを収集することをお勧めします。詳しくは、集中モードでの VM マネージャーの追加を参照してください。
- PowerKVM
- KVM x86ヒント: KVM x86 ホストが RHV-M によって制御されている場合、BigFix Inventory で RHV-M を VM マネージャーとして構成することができます。こうすることにより、制御されているすべてのホストからキャパシティー・データを収集できるようになります。制御されているホストごとに「仮想化ホストでのキャパシティー・スキャンの実行」タスクを使用する必要はありません。詳しくは、下記を参照してください。集中モードでの VM マネージャーの追加。
このタスクについて
キャパシティー・データの収集元となる仮想化ホストが、以下の前提条件を満たしていることを確認してください。
KVM ホスト
KVM ホストが、以下の前提条件を満たしていることを確認してください。
- Linux x86 または Linux on Power 上でホストが稼働していること
- Bash シェルが使用できること
libvirt-client
ライブラリーがインストールされていること (virshコマンドが使用できること)libxml2
ライブラリーがインストールされていること (xmllintコマンドが使用できること)
Xen ホスト
Xen ホストが、以下の前提条件を満たしていることを確認してください。
- Linux x86 上でホストが稼働していること
- Bash シェルが使用できること
xl
コマンドが使用できることlibxml2
ライブラリーがインストールされていること (xmllintコマンドが使用できること)
手順
- BigFix コンソールにログインします。
- ナビゲーション・ツリーで をクリックします。
- 右上のペインで、「仮想化ホストでのキャパシティー・スキャンの実行」を選択します。
- オプション:
仮想化ホストのホスト名に関する情報を収集するには、 「仮想ホストのホスト名を収集する 」を選択します。
このオプションは、レポートの「サーバー ID」列に表示される仮想化ホストに関する情報の形式に影響します。このオプションを選択すると、managedServerTagTemplate パラメーターで指定されたホストのベンダー、タイプ、ホスト名に関する情報が「サーバー ID」列に表示されます。このオプションを選択しなかった場合は、ホスト名ではなくホストのシリアル番号が「サーバー ID」列に表示されます。managedServerTagTemplate パラメーターについて詳しくは、以下を参照してください:サーバーの詳細設定。
-
「アクションの実行」をクリックして、スキャンを開始します。
重要: 特定のホストでこのタスクを実行すると、そのホストで「キャパシティー・スキャンの実行および結果のアップロード」タスクを実行する必要がなくなります。
-
有効なコンピューターのリストで、サポートされているホストを選択します。
重要: このリストには、前提条件を満たしているコンピューターだけが表示されます。ただし、それらすべてのコンピューターが仮想化ホストであるとは限りません。
- オプション:
デフォルトでは、キャパシティー・スキャンは 30 分間隔で実行されるようにスケジュールされています。ただし、多数の KVM ホストまたは Xen ホストが存在する環境の場合は、スキャンの頻度を下げることを検討してください。スキャンの頻度を指定するには、「実行」タブを開いて詳細情報を設定し、「OK」をクリックします。
複数のホストが存在する環境の場合は、1 時間から 6 時間に 1 回の頻度でスキャンを実行してください。制約事項: frequenIBMer を変更するには、BigFix コンプライアンス・チームの承認を受ける必要があります。
-
スキャンの結果を BigFix サーバーにアップロードする処理をスケジュール設定します。
- 右上のペインで「VM マネージャー・ツール・スキャン結果のアップロードのスケジュール」を選択し、頻度を指定して「アクションの実行」をクリックします。
- キャパシティー・データの収集元ホストを選択して、「OK」をクリックします。
ヒント: エンドポイント上でのキャパシティー・スキャンの状況を確認するには、分析「仮想化ホストでのキャパシティー・スキャンの状況」をアクティブにします。状況が OK 以外の場合は、戻りコードを確認して、問題の原因と解決方法を把握してください。詳しくは、下記を参照してください。仮想化ホストでのキャパシティー・スキャンの戻りコード。 -
スケジュールされているインポート処理が開始されるまで待つか、手動でインポート処理を実行して、データを BigFix Inventory に転送します。
注: 「仮想化ホストでのキャパシティー・スキャンの実行」Fixlet を実行すると、検出されたホスト (KVM、Xen、Citrix など) が BigFix Inventory UI の パネルに表示されます。
キャパシティー・スキャン・データをホストから削除する
キャパシティー・スキャンの実行中に、いくつかのファイルとフォルダーが仮想化ホスト上に生成されます。特定のホストからキャパシティー・データを収集する必要がなくなった場合は、キャパシティー・スキャンによって作成されたファイルとフォルダーを削除してください。
手順
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対象のエンドポイントで、「仮想化ホストでのキャパシティー・スキャンの実行」タスクによって作成されたアクションを停止します。停止しないと、スキャンがそのまま実行され、ファイルが再作成されます。
- BigFix コンソールのナビゲーション・ツリーで をクリックします。
- アクションを選択し、下部のペインで「停止」をクリックします。
- ナビゲーション・ツリーで、「Fixlet とタスク」に移動します。
- 右上のペインで、「仮想化ホストからのキャパシティー・スキャン・データの削除」を選択し、「アクションの実行」をクリックします。
- 削除したいデータ (キャパシティー・スキャンの実行中に生成されたデータ) が存在するコンピューターを選択して、「OK」をクリックします。