NIM クライアントの構成

「NIM インストールおよびセットアップ」ダッシュボードを使用して、 NIM マスターに対して NIM クライアントを定義します。NIM クライアントが定義されていない場合、 NIM マスターは NIM クライアントに対して操作を実行することはできません。

始める前に

  • 必要な NIM クライアントのファイル・セットがインストールされていることを確認します。
  • NIM マスターに対して NIM クライアントを定義した場合、NIM マスターは NIM クライアントの ホスト名を解決できなければならず、またこの逆も同様です。ホスト名が解決されない場合、限られた NIM 機能しか利用できません。

このタスクについて

  • NIM マスターに対して NIM クライアントを定義するための方法は 2 つあります。NIM マスターは、 それ自体に対して NIM クライアントを定義できます。また NIM 環境で許可される場合、 NIM クライアントはそれ自体を NIM マスターに対して定義できます。
  • NIM マスターを介して NIM クライアントを定義した場合、NIM マスターは NIM クライアントと通信しません。この結果、NIM クライアントは個別に初期化する必要があります。NIM クライアントの初期化を参照してください。
  • NIM クライアントは、一度に 1 つの NIM マスターのみに登録することができます。
  • NIM マスターを、他の NIM マスターのクライアントにすることはできません。

手順

  1. BigFix コンソールから、「すべてのパッチの管理」 > 「ダッシュボード」 > 「AIX 向けパッチ」 > 「NIM インストールおよびセットアップ」ダッシュボードをクリックします。
  2. 「NIM クライアント構成」をクリックします。
  3. NIM マスターに対して NIM クライアントを定義するために使用する方法を選択します。
    1. NIM マスターから NIM クライアントを定義する方法

    NIM マスターから NIM クライアントを定義する方法
    • NIM マスターから NIM クライアントを定義する場合、以下のステップを実行します。
      1. 「NIM マスターから NIM クライアントを定義する」をクリックします。
      2. マシン名を入力します。たとえば、次のようにします。 clientname
      3. マシン・タイプを入力します。たとえば、次のようにします。 stand-alone
      4. ハードウェアのプラットフォーム・タイプを入力します。たとえば、次のようにします。 chrp
      5. ネットワーク・ブートを行うために使用するカーネルを選択します。
      6. NIM クライアントによって使用される通信プロトコルを選択します。
      7. 主なネットワーク・インストールのインターフェースに関する次の必須情報を入力します。
        • NIM ネットワーク名。たとえば、次のようにします。 master_net
        • ホスト名。たとえば、次のようにします。 client_hostname
        • ケーブル・タイプ (イーサネット専用)
      8. オプション: 以下の追加のネットワーク情報を入力します。
        • ネットワーク速度設定
        • ネットワーク二重値設定
        • ネットワーク・アダプターのハードウェア・アドレス。たとえば、次のようにします。 0
        • ネットワーク・アダプターの論理デバイス名。
        注: NIM クライアントの NIM ネットワークを作成することもできます。この作成を選択した場合、サブネット・マスク、マシンとマスターによって使用されるデフォルト・ゲートウェイ、 ネットワーク・タイプ、およびイーサネット・タイプを指定する必要があります。
      9. オプション: IPL ROM エミュレーション・デバイスを入力します。
      10. オプション: CPU ID を入力します。
      11. オプション: マシン・グループを入力します。
      12. オプション: コメントを入力してください。
    • 別の NIM クライアントから新規 NIM クライアントを NIM 環境に対して定義する場合、 以下のステップを実行します。
      1. 「NIM クライアントから NIM クライアントを定義する」をクリックします。
      2. マシン名を入力します。たとえば、次のようにします。 clientname
      3. 主なネットワーク・インストールのインターフェースを入力します。たとえば、次のようにします。 en0
      4. ネットワーク・インストール・マスターのホスト名を入力します。たとえば、次のようにします。 master_hostname
      5. オプション: ハードウェアのプラットフォーム・タイプを入力します。たとえば、次のようにします。 chrp
      6. オプション: ネットワーク・ブートを行うために使用するカーネルを選択します。
      7. オプション: NIM クライアントによって使用される通信プロトコルを選択します。
      8. オプション: コメントを入力してください。
    NIM パラメーターについて詳しくは、IBM AIX インフォメーション・センターを参照してください。
    注: AIX インフォメーション・センターはバージョンごとに固有です。利用可能な AIX インフォメーション・センターのリストを確認するには、次の Web サイトで IBM AIX のリソースを確認してください。http://www-03.ibm.com/systems/power/software/aix/resources.html.
  4. オプション: 再使用可能な Fixlet を作成するのではなく、1 回限りのアクションを作成するには、チェック・ボックスを選択します。
  5. 「アクションの作成」をクリックします。
  6. アクションを適用してください。
    作成されたアクションが NIM マスターをターゲットに設定して、そのターゲット・システムに対してクライアントを定義します。

次のタスク

NIM クライアントが NIM リソースを使用できるように、NIM マスターを介して定義された NIM クライアントを初期化する必要があります。NIM クライアントの初期化を参照してください。